ノベライズ 花束みたいな恋をした の商品レビュー

黒住光(著者),坂元裕二(原作)

2022/02/07

色んなところに過去を重ねる2人が描かれていて切なさが残る作品だった。
「始まりは終わりを常に内在している」的なセリフや告白するシーン、ファミレスの過去と別れる間際のシーンなど情景が思い起こしやすかった。
すれ違いの怖さを単純に教えてくれる作品ではないだろうか。

2022/01/28

話題になってる映画、活字で読みたいと思い手を伸ばした作品。

愛おしくて、切なくて、でも温かい。
いろいろな思い出と感情を集めた恋は、様々な色や種類の花を集めた花束のようだと思う。

2022/01/27

ずっと変わらず趣味を追い続ける絹、現実を知り夢を諦める麦。二人とも一緒に生きていきたいと思っているはずなのに、考え方の違いにすれ違っていく様子が切なく胸がキュッとしました。

2022/01/24

付き合う前のドキドキ、付き合い始めのワクワク、すれ違いのモヤモヤ。恋愛の始まりから終わりまで様々な場面に当てはまる箇所が多かった。たくさん傷ついて泣いても、やっぱり恋は良いな〜。

2022/01/24

2人の関係をイヤホンのLとRで表現されているところがとても好きです。好きな人とは何でもシェアしたいと思っていましたが、「分けちゃダメなんだって、恋愛は」「恋愛は一人に一個ずつ」という麦と絹の言葉に心打たれました。

2022/01/11

2回見た映画なので、読みながら映像が鮮明に思い出しました。「エモい」「サブカル」が詰まった映画だったなぁ〜
曲のセンス抜群すぎる

2022/01/09

1年前読んだ時は叶わないなんてさびしいさみしいつらいと思ったけれど、今は、もうこの恋は過去のものであって、もう動きはしないけれど後悔もない、という感情だとわかる。
だから必要以上に受け手が悲しむ必要もない、と。
花束みたいな恋をした、ってタイトルが言っているのが全て。

2022/01/02

学生から社会人の間での恋愛。
周りの環境、出会う人によって考え方は変わってくる。
最初はぴったりと趣味趣向が合っていたからこそ、
少しのほつれ、ボタンの掛け違いをより大きく感じてしまったのかもしれない。
この恋愛が花束なら、結婚まで行くのはプリザーブドフラワーなのかな、どうなのかな、と思ったり。

2022/01/01

映画を見ていないけど、坂本裕二さんの脚本のドラマが好きでこのノベライズを読んでみたけどさすが面白い！

誰もが共感できるシーンがありそうな学生から社会人になる頃の甘酸っぱい恋愛小説！ノベライズなので読みやすくて頭の中で映像化しやすく描かれてる。

主人公二人のどっちが男でどっちが女やったかわからなくなるくらい二人の雰囲気が似ていてすごくお似合いのカップルにみえてほのぼのするけど…

「ほぼうちの本棚じゃん」って人と出会ってみたいわ〜そんな人と出会ったらめちゃくちゃテンション上がると思う。

同じ経験をしたことがあるわけではないのに主人公に感情移入できるし、気持ちがすごく入ってくる

出てくる今村夏子さんの作品でその時を思い出せるのは本好きだけなんかな〜

2021/12/30

Awesome City Clubの「勿忘」を聴き、「花束みたいな恋をした」の世界観を知りたいと思い読んでみた。

2人の出会いから付き合うまで、付き合ってからのこと、そしてその後のこと、小説だからこそ描くことのできる展開に読む手を止めることができなかった。

まだ映画を観たことがないので映画も是非観たいと思った。

小説、映画、そして音楽、一つの作品を表現する方法は異なるがそのどれもが素晴らしいと感じる。