ゴーストハント(4) の商品レビュー

小野不由美(著者)

2021/01/19

帯に「シリーズ最恐」って書いてあったんだけど嘘やん次のヴラド編の方が私には1億倍怖かったですけど？！

私は漫画から入った組のシリーズファンだけど、漫画では削らざるを得なかった、取り零されたエッセンスがぼんぼん出てくるこの快感すごい。前作に出てきたタカや千秋先輩が引き続き登場しているのも嬉しい。やっぱり一編でお別れするには勿体無いキャラクター達たくさんいるんだよなこのシリーズ…（安原少年結局シリーズ添い遂げてるもんな）

漫画が刷り込まれてる頭で読むとどうしても漫画に出てこなかった人に目が行ってしまうね。今回は用務員の土岐田さんが目新しくって次どんなこと言うんだろ～とか次何するんだろこの人～とか、わくわくした。

そして漫画でも毎回結構理論的にナルはいろんなことを解説してくれるけど小説だとその情報量がさらに豊かになって単純に知的好奇心がくすぐられる。し、小説でのホラー描写はこれはこれで怖い。

2021/01/11

安原少年登場巻。
ところで、登場人物がかなり多いシリーズなのに全員認識できるのすごいと思う。1巻から名前と(妄想の)姿かたちが一致して、ひとりでに喋り出す感覚を味わったのは私だけじゃないはず。

個性も見た目もバラバラなんだけど、巻が進むごとにチームとしてまとまっていく感じ。その中心には麻衣がいて、ナルがいて…。キャラが生きてるってこういうことなんだな～と思ったシリーズ。

最恐！のオビの通り今回も怖い。
個人的に物件ホラーが好きなのもあり2巻が暫定1位なのだけど。
恐さでいうと、前述の安原少年のキャラのお陰でほどよく中和された感じ。ムードメーカーの彼がいなかったら、後半のヲリキリさまの真相とリンさんのシーンでリンさんの声に竦み上がってたかもしれない。あそこのシーンスカッとしますよね。

麻衣の第六感もますます冴えてきて、この先の刊行も楽しみです。

2021/01/11

今読むと、学校に焼却炉があったり、時代だなぁと思ったり、バイトがあるからと学校から休む許可が下りてる麻衣の家庭事情が気になったり。今回は麻衣の能力もさらに開花したり、安原も良いキャラでやっぱり何回読んでもこのシリーズはおもしろい。

2021/01/08

ライトノベルテイストを崩さないスタイルだからこそ，オドロオドロシイ恐怖とのギャップを楽しめる．単なるホラーだけでなく，社会風刺も含んだ世界観構築は，後の大作を大いに予感させる一級のエンターテインメント．

2021/01/03

面白かったです。
2011年に出た本が今、文庫化されていることが
たくさんの人に愛されている本なんだなと
改めて感じます。

主人公の麻衣は、本当に物凄い成長。
雑用係だったのが4巻では……
そして、相変わらず登場人物達の関係が羨ましい。
これから先の展開が本当に気になります！

2021/01/02

単行本を所持しているので、厳密としては再読。

ですが、やはり物語に入り込んでしまうほど、面白い。
（コミカライズも小説も何度も読み返していますからね）

現代にも通じる教員の問題等、視点が当時から優れていたのだなぁと思わされます。

次は『鮮血の迷宮』ですなぁ。実は一番好きなのですよ。

2021/01/02

リライト版、麻衣の夢の意味、シリーズ通しての謎が明かされる時に向けて散りばめられているヒントを拾いながら文庫での再読。
安原さん登場の巻。いつ見ても安原さんの飄々とした感じは高校3年生ではないと思うが、話を重くし過ぎない清涼剤として抜群の存在感。そして、今読み返しても有能過ぎる。
能力者の面々も個々人の能力の特徴がよりハッキリと出てきて、今後のエピソードに活かされていく期待を持たせる一冊になっている。何といっても最後のリンさんは圧巻だった。
調査を重ねて、協力者達の距離も近付いてきているし、ナルやリンさんなど、言動からは分かりづらい2人の内に持っているものなども少しずつ垣間見えて、チームワークも良くなっている。そんな中での何気ないメンバーの会話の持つ意味を知ると、その謎が解けた時にまた再読することになるのだろうな。

2021/01/01

2020.12.31
面白くて一瞬で読み終わってしまった…

アニメと漫画で何度も読んでるストーリーだけど、改めて小説で読んでも面白いなあ。

麻衣の才能が開花してきてて続編が楽しみ。

一番好きなストーリーは文庫版だと多分7巻になるかな？本当にめちゃくちゃ待ち遠しい…笑

2020/12/31

楽しみにしていたゴーストハント4。
無茶苦茶面白くて一気に読んでしまった！
読んできたシリーズの中でこれが1番面白かったなぁ。
校内があのような状態になった理由が分かってからの展開が、スピーディーでとても良かった。
麻衣には泣けたなぁ。
早く続きが読みたい！！

2020/12/30

待ってました！！！
毎回楽しみにしています。

マンガで育った私としては元々の原作が新鮮でとにかく面白い。『あのシーン！』と画が蘇るところもあれば、漫画では省略されていたシーンがたくさんあって、肝が冷えたり笑ったり。ゴーストハント大好きなので1ページ1ページ大事に読みました。

この話はとにかくラストが好きです。
な、ナル坊おおおお！！！って叫んじゃう。
綾子のマンションのシーンは漫画になくてもうとにかく荒んだ心が癒された。1行だけのぼーさんに心を持ってかれた。

あとは登場から素敵な(色んな意味で)安原さん。小説だとより彼の凄さがわかりました。

割と登場人物が淡々としているので、ホラー耐性ない人も、興味で読みやすいホラーかな？と。

表紙デザインも毎回綺麗で好きです。

早く次巻が読みたーい！！！
けどこの待っている間も好き。