空芯手帳 の商品レビュー
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職場でする仕事の中に雑用がある。 これは、仕事のうちなのか、 仕事と捉えていいものか、 とにかく当然しなくてはならないものだけど。 誰がやる。誰もやらない。 でも誰かがしなければ、、、誰もしない、、、 で、やり続けると通常の仕事がままならない…と。 とうとうキレてしまう。 辿り着いたのが、偽装妊娠しやれることを少なくし定時に帰宅、産休、育休をとり1年後に復帰すると雑用は皆が回してた。 これもハラハラしながら読み終えるという 凄くしんどいなぁ。
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あまりにも雑用が多すぎる仕事場に嫌気がさし、嘘の妊娠を会社に報告。妊娠の経過を調べてそれらしい振る舞いを続けていく、だけど何だか妊娠後期にあたる頃は本当にお腹に赤ちゃんがいるかのよう。えっいつから?読み返してみても、どうしてそうなったのかわからない。 嘘の妊娠をどう終わらせるのか...
あまりにも雑用が多すぎる仕事場に嫌気がさし、嘘の妊娠を会社に報告。妊娠の経過を調べてそれらしい振る舞いを続けていく、だけど何だか妊娠後期にあたる頃は本当にお腹に赤ちゃんがいるかのよう。えっいつから?読み返してみても、どうしてそうなったのかわからない。 嘘の妊娠をどう終わらせるのかと興味があったが、疑問はずっとそのまま。
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本屋さんで、表紙の可愛さとタイトルが気になっていた一冊。「空芯手帳」とは、なんぞや?ほぼ日手帳、ジブン手帳、「空芯手帳」的な?と。 後日、よく見るYouTubeで紹介されていて購入。 そこでは、「男の人と女の人で、持つ感想が違うだろうなって」と紹介されていた。うんうん。分かる。 あらすじは、働いている部署には、自分しか女性がいない。なので、電話に出る、コピーをとる、買い出しをする、冷蔵庫の中の腐った物を処分する、来客にコーヒーを出す…などなど、理不尽な雑用が自分にばかり回ってくることに嫌気が差し、とうとうキレて“ちょっと無理です。妊娠しているので”と、偽装妊娠してしまう…というもの。 まず本を読んで、タイトルが良い!色んな事にかかっていて、これは凄いな。これしかないとすら思えてくる。疑問が解消された。 人はブチ切れると、やっぱり後先考えないでこんな嘘をついてしまうんだろうか。バレた時のダメージの大きさを私なら考えてしまう。いや、でもそれはやっぱり今は冷静でいるから? そして、こんな嘘が10か月つき通せて、真実に変えられる日が来るのか。どう考えてみても私は“NO”だ。最終的に会社を辞めるならいけるかもと思うけど。 子供を産み、育てることのリアルも描かれていて胸が痛い。ワクワクだけじゃない、ワクワクが大きいからこその、その後の大変さとのギャップとか。 想像妊娠なんて言葉も聞いたことあるけど、それかなぁとも思った。でも、本当に妊娠しているような文章もある。とうとう嘘が本当に?え?え?と、ページを捲る手が止まらない。 ラストは光も見えている。 でも、最後の最後の一行に、「怖っっっ」てなった。そして私の考えは、ああ、そっか。以前も、これからも“空芯”なんだなって。
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理不尽な雑用、セクハラ、「女」だから演じるろくでもない役回り―― ままならない現実を破壊するのは、私だけの赤ちゃん? 女だからという理由で延々と雑用をこなす人生に嫌気がさした柴田は、偽の妊婦を演じることで空虚な日々にささやかな変化を起こしてゆく。第36回太宰治賞受賞作。 僕が出...
理不尽な雑用、セクハラ、「女」だから演じるろくでもない役回り―― ままならない現実を破壊するのは、私だけの赤ちゃん? 女だからという理由で延々と雑用をこなす人生に嫌気がさした柴田は、偽の妊婦を演じることで空虚な日々にささやかな変化を起こしてゆく。第36回太宰治賞受賞作。 僕が出した結論は「偽装妊娠ではなくて本当に妊娠していた」だ。でないとエコー検査なんか乗り越えられない&会社に提出する育児休業給付金の公的書類が準備できないからというのがその理由だ。でもガッツリお酒を飲んでいたりするしなぁ……やっぱり偽装妊娠なの?
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「職場にキレて偽装妊娠」(帯より)。そうきたか。 憤りポイントはわかる。し、まあ今さら目新しくもない。 読みどころは、雪の日以降の謎展開。どうなっちゃうの?どう始末つけるの?と、本の残りの厚みを気にしながらページ繰りにドライブがかかる、この快感を、まずはありがとう。 そしてたどりついた最後のシーンで、「やっぱり…じゃああれはいったい…ていうか制度的には…」とモヤつき、ありえない、なんていい加減な小説!などと言いたくもなるが、そこはまあ小説なんだから、私は、主人公は『ソフィーの世界』よろしく、本の中だけでなく外にいる私たち読者に対しても嘘をつかなきゃダメだったということかなと解釈した。 リアリティの問題はそれで片付いたとして、さて主人公はこれからもそれで満ち足りて生きていけるのだろうか?職場の問題は少し改善されたようだが、なんか救いがあったようでないような…。
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偽装妊娠の話し。 途中で本当に妊娠してるのか?と思わせて、 でもやっぱり偽装っぽい。 そこが明確にならないまま終了でもやもや。 まぁそれが狙いか。 妊娠とはあまり関わりのない場面は共感できる。 職場の女性の立場とか、スクールでの団体での煩わしさとか、子育てに消極的な旦那とか。
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根深く残っている文化に翻弄されるOLがつかざるおえなかったウソ…本当にウソだったのだろうか… 妊娠36週目からの真偽が揺らぐ表現と描写からInstagramから同い年位の男の子の写真を…やはり、ウソだったのか。 ここまで徹底的にやるとほんとうに何がなんだかわからなくなりそれがゾワゾワした感覚をもたらす。
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2020年の太宰治賞ということで読んでみた。文体は好みが分かれるところだと思うけれど、主題が明確で、ちょっと謎っぽいところもあって、すらすら読める。偽装妊娠な話なので、どちらかというと女性の方が楽しめるかも。
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159)母乳出す以外は条件変わらないはずやん?何ボーッと見てんの社会科見学かよ!私だって仕事あったねん、でも育てなきゃいけないから育休なわけじゃない?あんたがオムツ1回替えたらなんで私がこんなにありがたがらなきゃいけないん?私が疲れてるだろうなとか考えたことある?考えた上で母親だ...
159)母乳出す以外は条件変わらないはずやん?何ボーッと見てんの社会科見学かよ!私だって仕事あったねん、でも育てなきゃいけないから育休なわけじゃない?あんたがオムツ1回替えたらなんで私がこんなにありがたがらなきゃいけないん?私が疲れてるだろうなとか考えたことある?考えた上で母親だから仕方ないと思ってるん?夫といる方が1人よりも孤独やねん。 163)妊娠の事本当に心配してるんですみたいな顔をした、でもなんだかにやにやしながら遠回りにろくでもない質問をしてくる人達にどうしてこっちが面白おかしく答えて満足させなきゃいけないんだろう
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え?結局嘘なんだよね?? と言いたくなるような不思議な感じ。 働きづらさとか妊娠中の話とか 経験しているのと遜色ないかのように。 産後の叫び(主人公ではない)とかも ああー、わかるって感じ。 妊娠しててもしてなくても働きづらかったりするんだよなぁと。 幸い自分の職場は今のと...
え?結局嘘なんだよね?? と言いたくなるような不思議な感じ。 働きづらさとか妊娠中の話とか 経験しているのと遜色ないかのように。 産後の叫び(主人公ではない)とかも ああー、わかるって感じ。 妊娠しててもしてなくても働きづらかったりするんだよなぁと。 幸い自分の職場は今のところは大丈夫だけど… 最後の産後のセミナーでの主人公のコメントはなかなか痛快で良かったです(笑)
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