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私を月に連れてって の商品レビュー

4.5

33件のお客様レビュー

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2021/06/23

田中さんシリーズ、花実の母みちこサンの少女期を知る人の出現に驚き、みちこサンと花実の繋がりが気になった

Posted byブクログ

2021/05/13

鈴木さん田中シリーズ。「遠くへ行きたい」「私を月に連れてって」「夜を超えて」の三遍。ニート賢人の目覚ましい変化、新たに増えた田中家の「食器棚の奥の骸骨」。ますます磨きがかかったような筆致。続編気になる(*´꒳`*)

Posted byブクログ

2021/05/02

相変わらず貧乏だけどその中でも日々を明るく逞しく過ごしている花実ちゃん親娘に出会える3作目。花実ちゃん視点の「遠くへ行きたい」はスマホ持ったり隣の席の石井君のちょっかいをウザがったりと中2らしい可愛らしい日常と平行に社会問題や将来への不安、母親への想いが平易な、しかし真っ直ぐな言...

相変わらず貧乏だけどその中でも日々を明るく逞しく過ごしている花実ちゃん親娘に出会える3作目。花実ちゃん視点の「遠くへ行きたい」はスマホ持ったり隣の席の石井君のちょっかいをウザがったりと中2らしい可愛らしい日常と平行に社会問題や将来への不安、母親への想いが平易な、しかし真っ直ぐな言葉で語られるのが相変わらず凄い。職業体験で出会ったしのぶさんから漏れてきた母の秘密で今後の展開がちょっと心配。賢人が文代さんという魅力的な人に恋する「私を月に連れてって」は締めも含めコミカルだけど(文代さんって前作のあの人だよねぇ)前に進もうとする爽やかさがいい。でも次でまた元に戻りそうだけど。しのぶさんと母との昔のエピソード「夜を越えて」は秀逸!嘗ての友人への願い。心に浮かべた経験があるなら刺さる。

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2021/02/24
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2021年2月 賢人と文代が踊るシーン、フライミートゥザムーンは2人の幸せで浮かれた気分を絶妙に表している。高揚の理由はそれぞれ違うけれど。 賢人は中学時代の安武への恋心(とわたしは解釈している)を昇華できただろうから、この後で文代への恋がたとえ木っ端微塵になったとしてもきっといいのだ。階下には吸引力すぐ落ちる掃除機で塵芥になった賢人を拾い集めてくれる人たちがいるわけだから。

Posted byブクログ

2021/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『さよなら、田中さん』の花実親子シリーズ第3弾。 時代は令和になっても、相変わらず昭和感が色濃く残る田中家。 花実の母と、親子が暮らすアパートの大家さんの賑やかな会話には今回も癒やされる。 そんな家庭環境の中、花実も念願のスマホをゲットしたり進路のことで悩んだり、と大人の世界に近づいている。 そしてふとしたきっかけで、母の過去を知る人物と出逢い…。 「真実をすべて知ることがいいとは限らないし、その必要もないんです。そして知った後では、もう知る前には戻れないんですよ」 母の過去を知りたい気持ちは分かるけれど、小学校時代の恩師・木戸先生の言葉通り、知ればいいというものではない。 いつも花実の幸せだけを心から願う優しい母。 目の前にある現実だけを真っ直ぐ見ているだけでは済まされないものなのか。 花実が次回以降、母の過去や自分の出生について知ることで親子関係がどうなってしまうのか、とても心配。 一方、アパートの大家さんの一人息子・賢人の初恋には大ウケ。なるほどそうきたか…。 恋する素晴らしさを知り、生きる気力を得て俄然張り切る賢人。 そんな賢人にも木戸先生の言葉をそのまま贈りたい。 恐らくは月の裏側を見る覚悟のない賢人。 月の女神の真実の姿は…知らぬが仏ということで済ませましょ。

Posted byブクログ

2021/02/12

「夜を超えて」がとてもよかった。これまでかかれてきた明るくて、裏表のない田中母があるからこそ、胸がじんとしました。 花ちゃん、私も木戸先生に会いたくなったよ。

Posted byブクログ

2021/01/29

連作短編3編 短い言葉,簡潔な会話,ストレートな表現,わかりやすくてしかも奥が深い.特に「愛されたい思いをずっと抱えて生きてきた」という言葉に胸が締め付けられました. また二階のニートの賢人のその後も気になるし,母田中真千子の過去も気になる.

Posted byブクログ

2021/01/23

現在高校2年生の鈴木るりかさん。14歳の誕生日に『さよなら、田中さん』でデビューしてから毎年誕生日に新作が刊行されています。今作で4冊目、私の大好きな田中さん母娘シリーズとしては3作目。 もうねえ、毎回思うんですが、るりかさん…本当に実年齢ですか?なぜ松島トモ子さんのCMを知っ...

現在高校2年生の鈴木るりかさん。14歳の誕生日に『さよなら、田中さん』でデビューしてから毎年誕生日に新作が刊行されています。今作で4冊目、私の大好きな田中さん母娘シリーズとしては3作目。 もうねえ、毎回思うんですが、るりかさん…本当に実年齢ですか?なぜ松島トモ子さんのCMを知っているの?実は昭和生まれでしょ?と言いたくなってしまいます。 今作は田中母の素性が少し明らかにされ、なんだかちょっと不穏な空気も感じます。でも相変わらず田中母はいいキャラだし、吹き出しそうになるくらい面白いかと思えば考えさせられたり、胸があつくなったり…特に『夜を超えて』は本当に良かった。木戸先生の名言もやっぱり深いです。 前作の内容をかなり忘れちゃってたので、また読み返したいなぁ。 田中母娘…今後どうなるの?賢人くんは?続きを早く読みたいようなちょっと怖いような…でも田中母娘には絶対しあわせになって欲しい。 幸せはいつも自分の心が決める…田中母のようにいつでもどんなことにも前向きに生きていきたいなぁ。

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2020/12/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書記録です。まだの人は読まないでね。 『さよなら、田中さん』を14歳で書いた著者。「書いて欲しい」と背中を押した選者の石田衣良さんありがとう。『14歳、明日の時間割』『太陽はひとりぼっち』も読みました。プロットを書かずに湧き出るストーリーを書いている、とは著者の創作スタイルだそうですが、伏線回収が凄すぎる今作。田中さん(母)を虐待していた祖母のぽろっとこぼした言葉、小学校担任の兄…いったいどこからキャラクターたちは著者の頭のなかで動いていくんでしょう。続きが早く読みたい。でも花ちゃんにはゆっくり成長していって欲しいし、伏線回収でどんなふうに成長していくのか、その姿を読んでいきたい。

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2020/12/23

本屋さんで目が合った。 kindleにしてから、 本屋へはあまり行かなくなったのに ふらっと立ち寄って出会ってしまった。 結果 面白かった。 出会えて良かった。 これを読んで 3作目だと知り 2作目の 太陽は…も読了。 田中さんファミリーは 楽しく明るく 読んでいて気持ちが...

本屋さんで目が合った。 kindleにしてから、 本屋へはあまり行かなくなったのに ふらっと立ち寄って出会ってしまった。 結果 面白かった。 出会えて良かった。 これを読んで 3作目だと知り 2作目の 太陽は…も読了。 田中さんファミリーは 楽しく明るく 読んでいて気持ちがいい。 帯に 人間賛歌と書いてあったけど ホントその通りだなぁ。 オバチャンも がんばって生きなきゃだ(๑و•̀Δ•́)و

Posted byブクログ