私を月に連れてって の商品レビュー
『さよなら、田中さん』の花実の物語の3作目 花実に気があるらしい石井君 木戸先生のお兄さんと賢人 お母さんの過去を知る人 前作でおばあちゃんが出てきて謎だったところが、今回で一つ解き明かされたされたかもしれない 続きが出てくれたらいいなと思う 学生ということで1年に1作の...
『さよなら、田中さん』の花実の物語の3作目 花実に気があるらしい石井君 木戸先生のお兄さんと賢人 お母さんの過去を知る人 前作でおばあちゃんが出てきて謎だったところが、今回で一つ解き明かされたされたかもしれない 続きが出てくれたらいいなと思う 学生ということで1年に1作の刊行ペースだった鈴木るりかさん 2022年に大学生になったらしいので今後は新刊も増えるのかな?楽しみ
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届かないものは届かない。だけど、代わりのものを探さずにはいられない。満たされない心を隠さずさらけ出したとき、代わりではない別の何かを見つけることができる。ひたむきに生きるキャラクター達に、親しみを感じずにはいられません。
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「さよなら、田中さん」の続編。本作も読み始めてすぐ物語に引き込まれました。 登場人物がみんな個性的でその語り口も何ともいえず魅力的。 親子の会話シーンが楽しくて好き。 大家さんと花実のお母さんとの掛け合いとかホント面白すぎる。それを毎回冷静に観察し、心の中で突っ込みを入れる花実ち...
「さよなら、田中さん」の続編。本作も読み始めてすぐ物語に引き込まれました。 登場人物がみんな個性的でその語り口も何ともいえず魅力的。 親子の会話シーンが楽しくて好き。 大家さんと花実のお母さんとの掛け合いとかホント面白すぎる。それを毎回冷静に観察し、心の中で突っ込みを入れる花実ちゃん! 2階に住む大家とは名ばかりのニートの賢人。 花実ちゃんの恩師の木戸先生。 木戸先生の兄。 前作「さよなら、田中さん」に登場してた三上君のその後。そしてそこからの花実との再会。 花実ちゃんのお母さんの子ども時代。 本編だけでなく、登場人物の視点で綴られた短編どれもが良かった。 余韻までしっかり楽しみました。 ちょっと疲れてるときも負担なく読みやすい文章なのもいい。 ずっと追いかけたい作家さんです。
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図書館から借りた本 ・ 短編の連作 主要人物は皆んな優しい秘密を抱えている 大切な人を思うがゆえの秘密… 切なくなるけれど、シニカルな笑いが随所に散りばめられていて思わずクスッと笑ってしまうことが多かった 結局、中学二年生の花ちゃんの出生の秘密は分からなかったけど、それでいいのか...
図書館から借りた本 ・ 短編の連作 主要人物は皆んな優しい秘密を抱えている 大切な人を思うがゆえの秘密… 切なくなるけれど、シニカルな笑いが随所に散りばめられていて思わずクスッと笑ってしまうことが多かった 結局、中学二年生の花ちゃんの出生の秘密は分からなかったけど、それでいいのかも お母さんの真千子さんとの信頼関係は揺るがないよね ・ シリーズ化してるんですねー 最初から読みたくなります そして、次回作も気になるところ プロフィール見て驚きましたが、著者の鈴木るりかさんが本作を書いたのは高校2年生の時だったんですね! いやいや、ビックリです こんなウィットに富んだ文章が書けるなんて! 今後が楽しみな作家さんですね
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図書館にて。 相変わらず期待を裏切らない。 一人ひとりの切実さが透けて見えるようなこの人物描写はなんなのだろう。 みんなを抱きしめたくなる。 涙が止まらない。 今の自分が幸せでも、つらい気持ちのときでも寄り添ってくれる作品だと思う。 こんなに感受性が強くて美しい文章が書けて、鈴木...
図書館にて。 相変わらず期待を裏切らない。 一人ひとりの切実さが透けて見えるようなこの人物描写はなんなのだろう。 みんなを抱きしめたくなる。 涙が止まらない。 今の自分が幸せでも、つらい気持ちのときでも寄り添ってくれる作品だと思う。 こんなに感受性が強くて美しい文章が書けて、鈴木るりかさんの人生はちゃんと幸せなのだろうか。 こんなに登場人物たちの辛い人生や気持ちを汲み取って背負って、日々幸せに生きられているのだろうか。 花ちゃん同様、るりかさんの幸せを願ってやまない。 最近、やっと「さよなら、田中さん」を買った。 ちゃんと新品を、本屋さんで買った。 鈴木るりかさん、ずっと生きている限りあなたの作品のファンです。 ずっと楽しみに追いかけていきます。 素敵な作品をありがとう。
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シリーズ3作目。 貧乏もつらさも昭和感まで笑いを乗せて読ませてくれる、ホントに素晴らしいです。 『アンラッキーの先払いしてるんだよ。このツケはあとで神様から回収してやるんだよ、必ず。』 心に響きました。 経験値ではなく他者の気持ちに寄り添える心があるかどうかなんでしょうか。 素...
シリーズ3作目。 貧乏もつらさも昭和感まで笑いを乗せて読ませてくれる、ホントに素晴らしいです。 『アンラッキーの先払いしてるんだよ。このツケはあとで神様から回収してやるんだよ、必ず。』 心に響きました。 経験値ではなく他者の気持ちに寄り添える心があるかどうかなんでしょうか。 素晴らしい作品だからこそ高校生の鈴木るりかさんの頭、心の中、気になります。
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またまたびっくりさせられる展開で、本当に面白い。 もっと花実ちゃんの今後を知りたくなる。 ばっくやーどは何やら不幸がてんこ盛りなのに、とにかく明るくて前向きで、それが切なくてあたたかい。 引きこもり賢人の恋路は笑えるけど、是非次回作では社会に出てほしい。 楽しみ。
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よろこび、哀しみ、優しさ、強さ、不安。 人間にはいろんな面があることが書かれていて、これを高校生が書いたとは、、、‼︎ 真相をつく言葉を知っているのが本当にすごい! 「夜を越えていくんだよ」という言葉に勇気をもらい、アンラッキーの先払い、ツケの回収って発想もおもしろかった。
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この話に出てくる人は、みな小さな嘘をついているか、秘密を隠している。でも、それは自分のためではなくて、大切な人を守るため、大切な人を傷つけないための優しい気持ち。そういう暖かさがすごく伝わるし、同じくらい切なくもなる。 この話が『太陽はひとりぼっち』とつながっていることを知らなく...
この話に出てくる人は、みな小さな嘘をついているか、秘密を隠している。でも、それは自分のためではなくて、大切な人を守るため、大切な人を傷つけないための優しい気持ち。そういう暖かさがすごく伝わるし、同じくらい切なくもなる。 この話が『太陽はひとりぼっち』とつながっていることを知らなくて読んだけれど、木戸先生が出てくる表題作「私を月に連れてって」を読んだ後に、『太陽はひとりぼっち』の「オーマイブラザー」を読むと、なんか涙が出そうになる。この2作は弟が兄を慕う気持ちと、兄が弟を大切に思う気持ちが表裏一体となっていて、離れ離れにしたくない気持ちになる。図書館で借りて読んだけど、『太陽はひとりぼっち』が家にあるから、この本も買って隣に並べたいなーと思ってしまった。
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この著者の本として初めて読み、すでに4冊目の作品と知った。1冊目から全部読んでみようと思う。年齢のことを差し引かなくても、この人はすごい。
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