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復讐の協奏曲 の商品レビュー

3.9

112件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

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2021/04/25

今回は御子柴事務所の事務員日下部洋子が殺人の容疑で逮捕されてしまう。 このシリーズ、これからも続くといいなと思っています。

Posted byブクログ

2021/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

御子柴弁護士第五弾。 またもや身近な人、今度は事務員洋子の弁護をすることになる。 つきあっていた(!)男を殺した殺人容疑で逮捕され、裁判となる。 今まで、有能だということ以外、ほとんど触れられていなかった洋子に スポットがあたるのは少々唐突なのは否めない。 というか、その人物像がちぐはぐというか、しっくりこないというか。 身近で起こった残酷な事件の事を 母親がまだ幼い洋子にあからさまに話すのに違和感があるのはさておき、 大人になった洋子とのつながりが感じられない。 世間中の悪意を向けられていると言っても過言ではない、 御子柴弁護士の下で働いている割には、 カフェで知り合った女性を友人だと思ったり、 自分のことより仕事の内容に興味がある男と食事をしたりと、脇が甘すぎる。 御子柴弁護士の事務員となった動機も、ちょっと甘すぎるし。 事件の方は、 お高めレストランでディナーの直後に、 身に覚えのない指紋がナイフに残っていて、 しかも急に休んでいるセルヴーズとやらがいるとくれば、 法廷で争われるほどの謎ではなくて、盛り上がりに欠ける。 もうひとつの事件、 弁護士の懲戒請求の方を引き受けることになった、 かつての敵も言える宝来弁護士は もっと活躍、というか暴れてくれるかと思ったのに尻すぼみな感じだった。 最後に、相変わらず御子柴弁護士を振り回している倫子ちゃん、 将来弁護士になりたいみたいだけど、 御子柴弁護士より優秀な弁護士になるのでは?

Posted byブクログ

2021/04/04

 久しぶりの御子柴弁護士シリーズ第5弾。 今回は、御子柴が、ネットで組織された一般人から懲戒請求され、大量の請求書を逆手にとって裁判を起こすことになります。そんな折に事務の洋子さんが殺人の容疑で逮捕される。スピード感あり。  でも残りのページが少なくなって来てるのに犯人に迫ってる...

 久しぶりの御子柴弁護士シリーズ第5弾。 今回は、御子柴が、ネットで組織された一般人から懲戒請求され、大量の請求書を逆手にとって裁判を起こすことになります。そんな折に事務の洋子さんが殺人の容疑で逮捕される。スピード感あり。  でも残りのページが少なくなって来てるのに犯人に迫ってる感じが全然なくて…どうなるのかと思ったけれど… 種明かしはあっさり、どんでんもあっさりとしてるけど、いつものシリーズ。★4で。

Posted byブクログ

2021/03/23

御子柴弁護士のシリーズも、はや五冊目なのですね…。今回は、実は謎多かった事務員の洋子さんが殺人事件に巻き込まれる事件を軸にした、どちらかというとシンプルな味わいのミステリでした。 主人公のキャラクタが立っていてブレがまったくないながら、わずかずつ人間味のようなものが見えてきている...

御子柴弁護士のシリーズも、はや五冊目なのですね…。今回は、実は謎多かった事務員の洋子さんが殺人事件に巻き込まれる事件を軸にした、どちらかというとシンプルな味わいのミステリでした。 主人公のキャラクタが立っていてブレがまったくないながら、わずかずつ人間味のようなものが見えてきているように感じるのは、読者の欲目なのかどうか。事件をさっぱりと解決した手腕ももちろんですが、彼自身の変化もこれから気になるところです。 今回の筋立ては本当にシンプルで、洋子の周辺ももっとどろどろとさせるのかと思いきや、彼女自身もまたしっかり地に足をつけた人物として生き生きと描かれていてやはりまた今後が楽しみになりました。 事件の本筋には全く関係ないのですが、個人的には地の文で「事務員は時間を動かす仕事だ」というような一文があったのが、なんだか初めて見た表さくしゃの価値を認めてくれてるようで少し嬉しくなりました。

Posted byブクログ

2021/04/01

御子柴シリーズ5作目。 ネット上で〈この国のジャスティス〉と名乗る人物の呼びかけに応じて、御子柴に対する懲戒請求が何百通も届く。対処に追われる中、事務員洋子が殺人容疑で逮捕される。洋子の弁護に乗り出した御子柴は、意外な事実を知ることになる。 物語は、洋子の容疑を晴らすことと〈こ...

御子柴シリーズ5作目。 ネット上で〈この国のジャスティス〉と名乗る人物の呼びかけに応じて、御子柴に対する懲戒請求が何百通も届く。対処に追われる中、事務員洋子が殺人容疑で逮捕される。洋子の弁護に乗り出した御子柴は、意外な事実を知ることになる。 物語は、洋子の容疑を晴らすことと〈この国のジャスティス〉の正体を明らかにすることを軸に進んでいく。 御子柴が独自に調査を開始し、殺された被害者の関係者に話を聞き、真実にたどり着いていく一方、洋子の家族についても調べはじめ、それらがすべて繋がっていく展開は見事。 ただ、今回は法廷での場面が少なかったのが残念。追い詰められた上で、最後の最後でひっくり返す法廷闘争もこのシリーズの醍醐味だと思うのだけれど、今回は一方的すぎて、検察もうちょっと頑張れ、と思ってしまった。 世間的には悪辣弁護士で通っている御子柴。本人が言うように、感情がごっそり欠落しているのかも知れない。でも、自分の過去を知った上で信用してくれる人に対し、何も感じない訳ではない。洋子や倫子、洋子の昔話をしてくれたスミさんへの態度を見る限り、そう感じる。 御子柴がかつて殺めた少女の姉、少年院時代の恩師や母親、今回の洋子と、自分に関わりのある人間の弁護をすることで、御子柴の内面を少しずつ描いてきたこのシリーズ。次はどんな人物が出てくるのか楽しみ。

Posted byブクログ

2021/03/13

やっぱり御子柴弁護士シリーズはおもしろい。 今回の依頼人は仕事上のパートナーとも言える事務員の日下部洋子。どんでん返しはややあっさりしたものだったけど、洋子の過去や死体配達人としての園部との関わりが明らかになる。 人は変われる、まったく別人になれると少しずつ御子柴の味方が増えてく...

やっぱり御子柴弁護士シリーズはおもしろい。 今回の依頼人は仕事上のパートナーとも言える事務員の日下部洋子。どんでん返しはややあっさりしたものだったけど、洋子の過去や死体配達人としての園部との関わりが明らかになる。 人は変われる、まったく別人になれると少しずつ御子柴の味方が増えてくるのがうれしい。 ただ、みどりちゃんの母の悲しみや復讐心もわかるだけにどうしようもなく切ない。御子柴はもとから許されようとは思ってないけど。 今回も倫子ちゃん登場。ラストはほっこり。

Posted byブクログ

2021/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【いったいこの女は、自分の何を知り、どんな理由で離れずにいるのだろうか。】【どうしてそこまで信じられる。】良かった。はぁ良かった。洋子が裏切っていた訳じゃなかった、良かったよ。御子柴と洋子の繋がりに、まさかのいきなりの大どんでん返し!?拳握りながら読み進めた。御子柴・宝来VS『この国のジャスティス』 自分の目で心で他に流される事無く強く生きる洋子が、自分の心で見ている御子柴を信じている事が物語を心強くしている。

Posted byブクログ

2021/03/04

前作では洋子との関係が気になった終わり方をしていたが、なんと今回はその洋子が主役だ。まさか洋子までが「死体配達人」事件に関わりを持っていたとはそして彼女の出生の秘密も明らかになる。御子柴の正体が明らかになったところで終わったと思われたシリーズだが、まさかそれを逆手にとって、次から...

前作では洋子との関係が気になった終わり方をしていたが、なんと今回はその洋子が主役だ。まさか洋子までが「死体配達人」事件に関わりを持っていたとはそして彼女の出生の秘密も明らかになる。御子柴の正体が明らかになったところで終わったと思われたシリーズだが、まさかそれを逆手にとって、次から次に過去の悪事に関わる物語が登場してくるとは。御子柴が被害者家族に仕送りを続けていたことには驚いたが、そこはこの物語の元ネタとも思われるサレジオ学院事件の犯人が弁護士となり未だに被害者に何の賠償もしていないことに対する批判だろうか。

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2021/02/09

御子柴先生シリーズ。 この人は身内の弁護ばかりしてる笑 今回は自分の事務所の事務員が逮捕された。 相変わらず気持ちの良いくらいの近くにいたらきっと嫌なやつ、の姿勢がいい。 宝来先生との掛け合いも良かった。 2021.2.8 16

Posted byブクログ

2021/02/09

少年期に猟奇殺人を犯すという特異な背景を持つ御子柴が、ここでは単なるツンデレになろうとしていると感じるのは私だけだろうか。

Posted byブクログ