復讐の協奏曲 の商品レビュー
三十年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。 事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた八百人以上からの懲戒請求書が届く。 処理に忙殺されるなか事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともに。 翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から...
三十年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。 事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた八百人以上からの懲戒請求書が届く。 処理に忙殺されるなか事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともに。 翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。 弁護人を引き受けた御子柴は、洋子が自身と同じ地域出身であることを知り…….。 久しぶりに御子柴弁護士シリーズを読みました 読み始めてすぐに 確かドラマ化されたよなぁ〜?誰が御子柴礼司役だっけ?って思いながら読んでいたんですが なかなか思い出せなくて検索してしまった 御子柴礼司役を要潤さん、日下部洋子役をベッキーさん、宝来兼人役を本村健太郎さん あぁ〜〜そうそう…要潤さんだったわってちょっと記憶がよみがえった 事務員の洋子のことが知りたくて どんどん読み進んでいった ラスト、また少し御子柴弁護士の冷徹さが和らいだ気がした
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元死体配達人の御子柴 14歳の時に5歳の少女を殺害しバラバラにし違う場所に置いた 御子柴の事務所で働く事務員が殺人事件の容疑者として逮捕 弁護を務めることにした 事務員は無罪を求めていて御子柴はそのために事務員の過去を探る そしてだんだんとわかってくるそして見えてくるそ...
元死体配達人の御子柴 14歳の時に5歳の少女を殺害しバラバラにし違う場所に置いた 御子柴の事務所で働く事務員が殺人事件の容疑者として逮捕 弁護を務めることにした 事務員は無罪を求めていて御子柴はそのために事務員の過去を探る そしてだんだんとわかってくるそして見えてくるそれぞれの顔 見えているものだけではない
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御子柴弁護士シリーズ5作目。 今回は御子柴弁護士事務所でただ一人の事務員として働く日下部洋子が殺人の容疑を掛けられ、御子柴が弁護人を担う。その過程で今まで明らかにされていなかった洋子の過去や秘密が明らかになる。 洋子の境遇は同情するに余りあるけれど、世間や誰かを恨んだり復讐した...
御子柴弁護士シリーズ5作目。 今回は御子柴弁護士事務所でただ一人の事務員として働く日下部洋子が殺人の容疑を掛けられ、御子柴が弁護人を担う。その過程で今まで明らかにされていなかった洋子の過去や秘密が明らかになる。 洋子の境遇は同情するに余りあるけれど、世間や誰かを恨んだり復讐したりしても、憎しみが増幅し疲れるだけで何にもならない、前に進むしかないと気付き実行していることは尊敬する。
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面白かった。 このシリーズは御子柴の過去が どんどん追いかけてくるんだな。 御子柴シリーズの3作目くらいで なんかちょっと中だるみな感じで あんまりかなぁと思っていたけど、 前作と今作で御子柴の人格が また形成されたような感じがして わたしの好みな感じだった。 程よい人間味。 ...
面白かった。 このシリーズは御子柴の過去が どんどん追いかけてくるんだな。 御子柴シリーズの3作目くらいで なんかちょっと中だるみな感じで あんまりかなぁと思っていたけど、 前作と今作で御子柴の人格が また形成されたような感じがして わたしの好みな感じだった。 程よい人間味。 憎しみはどこまでも追いかけてくる。 人を殺したことの贖いはできない。 御子柴の自分に優しくないところが 御子柴の良いところかもしれない。 赦されたいと願うのは 罪なことだとわたしが思っているから。
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御子柴シリーズ5 全然楽しめたけど、いつものこのシリーズに比べると個人的に物足りんかった でも必要な回ではあったな〜って感じ
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御子柴礼司シリーズ第5作目! 『復讐の協奏曲』 【あらすじ】 五歳の少女 佐原みどりちゃんを惨殺し、死体配達人と言われた過去を持つ弁護士の御子柴礼司。 今回は彼を弁護士会から追放しようという「この国のジャスティス」に賛同した八百以上の懲戒請求書が届く。 この処理をしている...
御子柴礼司シリーズ第5作目! 『復讐の協奏曲』 【あらすじ】 五歳の少女 佐原みどりちゃんを惨殺し、死体配達人と言われた過去を持つ弁護士の御子柴礼司。 今回は彼を弁護士会から追放しようという「この国のジャスティス」に賛同した八百以上の懲戒請求書が届く。 この処理をしている最中、礼司の元で働く事務員の日下部洋子は、外資系コンサルタント知原の誘いで夕食を共にするのだが、翌朝、知原は遺体で発見される。 凶器に残った指紋から殺害容疑で洋子は逮捕され礼司は弁護を引き受けるのだった。 【レビュー】 三十年前のみどりちゃん惨殺事件を起こした礼司への復讐が、まさに今回のテーマだった。 プロローグのみどりちゃんの母親の声が、読書中もずっと警笛のように響いてくる。 更に注目なのが、謎めいていた洋子さんの秘密で本作で明らかになる。 特に雇用条件が良いわけでもないのに、悪名高い礼司のもとで働く洋子さん。聡明でブレない強さを感じる彼女に、シリーズを追う毎に魅了されていたが、彼女の過去と礼司との接点が分かり、ますます惹かれた。 過去に辛い経験をしても、どう判断し、どう生きていくのかを決めるのは、自分次第なのだろう。 贖罪のために生きることすら自身に許さない礼司に対し、復讐のために生きてきた人が居る。 惨殺されたみどりちゃんの母親の心情を考えると、気持ちに逃げ場がなく、心が痛くて苦しい。 犯人を許すことなど到底出来ないし、出来なくて当然だろう。 ただ、恨んだり憎むことが目的となった人生は想像を絶する。一方で過去の罪と向き合った結果、人が変われることに希望を見出す者もいる。 改めて考えずにはいられない。 贖罪とは、復讐とは、正義とは、、、 毎回悩むが、堂々巡りで答えが見つからない。 今回は、法廷で繰り広げられる駆け引きは控え目だったが、いつもは冷静沈着な礼司の揺れ動く心情や、珍しく感情が露わになっている様子が垣間見れた。シリーズを追う毎に、登場人物の関係性を変化させながら物語を構成されているので、飽きることなく逆にどんどん深みにはまっている。これは間違いなく御子柴礼司シリーズ沼だろう。 どんでん返し要素も少なく、素人ながらも推理がほぼ正解したので、今回はミステリー要素は易しいと思う。かと言って、脇を固める?宝来先生や谷崎先生や、倫子ちゃんと言った主要人物の個性もしっかり描かれていて面白い。 読後はリーガルミステリーの爽快感に浸りながらも、毎度定義されているテーマに悶々と思考を巡らしてしまう。 これこそが中山七里さんからの読者への問いかけであり、課題なんだろうと真摯に受け止めることにしている。難しい問題で、経験則や性格や社会的立場によっても様々な意見があるだろう。 考えることに意味がある作品なんだと思う。
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御子柴礼司シリーズ、やはり面白い! だがこのシリーズを読む度に以前起きた事件を思い出し、少年法を憎む。 日本の刑は軽すぎる、失われた命は決して戻らない!
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御子柴シリーズ。御子柴を対象とした懲戒請求が、SNSで扇動された800人以上から提出された。そんな中、事務所事務員が殺人容疑で逮捕される。洋子の過去が描き出されるのだけど、持っていき方が弱かったかな。法廷で、検事相手に丁丁発止とやりあう様をもっと見たかったかな。でもやっぱり面白い...
御子柴シリーズ。御子柴を対象とした懲戒請求が、SNSで扇動された800人以上から提出された。そんな中、事務所事務員が殺人容疑で逮捕される。洋子の過去が描き出されるのだけど、持っていき方が弱かったかな。法廷で、検事相手に丁丁発止とやりあう様をもっと見たかったかな。でもやっぱり面白い。
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御子柴の事務所で事務員を勤める洋子が逮捕された。御子柴は捜査を開始するが。 尺よし、登場人物よし、それでいて中山七里らしい王道の展開とラストまで読ませる一冊だった。御子柴が己の過去とどこまでも向き合う姿も物語のテーマとマッチしている。作品を重ねる毎に彼の魅力が出てきてこれからが楽...
御子柴の事務所で事務員を勤める洋子が逮捕された。御子柴は捜査を開始するが。 尺よし、登場人物よし、それでいて中山七里らしい王道の展開とラストまで読ませる一冊だった。御子柴が己の過去とどこまでも向き合う姿も物語のテーマとマッチしている。作品を重ねる毎に彼の魅力が出てきてこれからが楽しみだ。
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シリーズ5作目。 今回は御子柴法律事務所の事務員洋子が、殺人容疑で逮捕される。 法廷シーンは少なめで、ベールに包まれていた洋子の素性が明らかに。 何かありそうな雰囲気は前作までにも出ていたので、裁判よりもそちらが気になって読みすすめた。 身近な人を弁護する度に、御子柴がどんどん人...
シリーズ5作目。 今回は御子柴法律事務所の事務員洋子が、殺人容疑で逮捕される。 法廷シーンは少なめで、ベールに包まれていた洋子の素性が明らかに。 何かありそうな雰囲気は前作までにも出ていたので、裁判よりもそちらが気になって読みすすめた。 身近な人を弁護する度に、御子柴がどんどん人間味が出てきている気がする。
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