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ダーク・ロマンス の商品レビュー

3.7

19件のお客様レビュー

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2025/10/15

異形コレクション、おまえ再始動しとったんかワレ!!? …と思ったら、コロナ禍にこっそり始まっていたらしい。 そっか……。 いわく、東日本大震災でいったんストップしてたから…らしいですね。 なんだか…やはりクリエイターは、こういうときこそ仕事をしようなんだな…。 宮崎駿も言っとりま...

異形コレクション、おまえ再始動しとったんかワレ!!? …と思ったら、コロナ禍にこっそり始まっていたらしい。 そっか……。 いわく、東日本大震災でいったんストップしてたから…らしいですね。 なんだか…やはりクリエイターは、こういうときこそ仕事をしようなんだな…。 宮崎駿も言っとりますし。 そうすれば市井に暮らす我々も、フィクションを求める心で、おのずと傷が癒えていくんだよ…。 なんか装丁も現代的にオシャン怖くなってるし…。 すごいな…。 井上雅彦氏の夢は、いや、悪夢は、まだまだ終わらないようだ……。 執筆陣も、懐かしの方々だけではなく、なんだかマジで今をときめくメンバーばかりで、やはり時代を感じるな…。 櫛木理宇「夕鶴の郷」 まさに異形コレクション・再始動第1巻の第1本めにふさわしいおどろおどろしさ…。 怖いし、なんだか美しいし、でもやっぱり気持ち悪い…。 人間的でいて、動物的…。 男と女…。 うーん、凄かった…。 黒木あるじ「ルボワットの匣」 これも良かったな~! 一本取られる感じが。 黒木先生はこういうちょっとノワール?な感じが似合うかも分からん。 坊木椎哉「ストライガ」 まさか猟奇百合スプラッタホラーが来るとは夢にも。 これだから異形コレクションはやめられない。 荒居蘭「花のかんばせ」 怖いな~…。 なんか心なしかダメ男多くないか今回??そんなことない??いつも??そっか…。 愛らしい鈴蘭には毒がある。 真藤順丈「愛にまつわる三つの掌編」 これも良かったな~!!みんな歪んでて、でも純愛だよって感じで。 真藤先生、こういうのも書くんだな…。 平山夢明「いつか聴こえなくなる唄」 ウワ~~~~~~~これもやられた!! 平山氏はこういうファンタジックな設定作るのがほんとスゲエ。そして怖い。すごい。 夢オチまで含めて絶望すぎて凄い…。

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2025/08/24

知人に勧められたホラーアンソロジー。 私でもしっている著名な作家陣の作品を一冊で楽しめる豪華仕様です‼︎ 他のシリーズも読みたい‼︎

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2025/03/11

https://x.com/apophylite_/status/1886341994278220249?t=j40NsqLPF4r25B4FY5QlUg&s=19

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2025/02/12

以前の「異形コレクション」も何冊かは読んだことはある。今回ふたたび手に取ったのはリニューアルの装丁が美しかったのと澤村伊智の短編が読みたかったので。正直な感想としては印象に残った作品は少ない方だったかも。自分が想像力がないせいか、幻想小説みたいなものだとなかなか入ってこないという...

以前の「異形コレクション」も何冊かは読んだことはある。今回ふたたび手に取ったのはリニューアルの装丁が美しかったのと澤村伊智の短編が読みたかったので。正直な感想としては印象に残った作品は少ない方だったかも。自分が想像力がないせいか、幻想小説みたいなものだとなかなか入ってこないというか、状況を理解できなかったのもあって。ただ、続くシリーズをすでに何作か買ってしまっているので(爆)、読んでいくつもり。 【収録作品】印象に残ったもののみ言及 櫛木理宇「夕鶴の郷(さと)」 バイク事故に遭い、山中の村に救出されたはいいが、重症で身動きが取れず、軟禁された主人公。村人の思惑がわかったときにはすでに遅し。というか最初から目をつけられていたのがわかるのは少し流行りの村ホラー味があった。 黒木あるじ「ルボワットの匣」 バーで近づいてきた老人が語る人骨で造られたというルボワットの匣の話。殺したいほど憎む相手がいた主人公は老人から強引に匣を奪い取るが……なるほど、そうきたかという感じです。ルボワットの意味がわかるのと同時に綺麗に落ちる短編。 篠田真由美「黒い面紗(ヴェール)の」 澤村伊智「禍 または2010年代の恐怖映画」 呪われていると噂される映画「禍」の編集作業をしていた主人公は画面内に不気味な写り込みを発見し……うん、澤村さんらしい不気味なホラー。 牧野修「馬鹿な奴から死んでいく」 伴名練「兇帝戦始(きょうていせんし)」 源義経のチンギスハン伝説を下敷きにモンゴル人の主人公を通して謎の男ゲンギケイの話が幻想的に描かれる。 図子慧「ぼくの大事な黒いねこ」 遺伝子操作による知性のある猫ウルタール猫が存在する世界観でのミステリーを描いていて面白かった。私は特に猫が好きというわけではないけど、猫が好きな人には逆にこの物語がどう響いたのか知りたい気がする。 坊木椎哉「ストライガ」 荒居蘭「花のかんばせ」 真藤順丈「愛にまつわる三つの掌編」 平山夢明「いつか聴こえなくなる唄」 編者は平山夢明をロマンティストだと言うけれど、たしかに遠い辺境の星で虐げられていた小作人と家畜が領主に反逆する痛快なSFだったなら良かったのにオチがなぁ……あいかわらずグロいのに感動する作風。 上田早夕里「化石屋少女と夜の影」 加門七海「無名指の名前」 菊地秀行「魅惑の民」 人物名や国名がイニシャルで表されているが、第二次大戦下のナチスドイツが舞台だとわかる。Fが何者なのかはっきり語られてはいないけど、一番偉い人と言ったらアレだよねぇ?Fが恐ろしい欲望故にあの惨劇が繰り広げられたのか。いやいや、この創作より実際はもっと残酷なことが行われていたと思う。 井上雅彦「再会」

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2024/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホラー小説にハマって初めて知ったこのシリーズ。様々な作家さんの書き下ろしが!こんなボリューミーに!読める!昔からあるシリーズだったなんて、もっと早く知りたかった… 以下個人的に印象に残ったお話 【夕鶴の郷】 開幕エロスな話でやはりダークなロマンスにはエロスが不可欠なのか…と思った。後半を実写化したら地獄絵図 【禍または以下略】 呪われたものを全部集めて最恐の映画を撮らんとするやべぇ監督に巻き込まれたスタッフが不憫極まる 【馬鹿なやつから死んでいく】 キャラも設定も世界観も好みな話だった もっとこの世界の物語を読みたい 【ぼくの大事な黒いねこ】 ぬこ可愛いよぬこ 【ストライガ】 これも愛の物語なのかな…すまねぇ百合はさっぱりなんだ 【いつか聴こえなくなる唄】 SF +異形 +ロマンス でいい大人のお伽話読めたわ〜の満足からのラスト2ページで絶望 【化石屋少女と夜の影】 ダークロマンス要素はどこにあるんだろうと思ったけどすごい素敵な物語だった 【再会】 ルー大柴かな? ダークロマンスってテーマでここまでジャンルが分かれるんだなーって感心。エロスありドラマあり逆にザ・ホラーな話はあんまりなかったような でも面白かった〜まだまだ続きあって幸せ

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2025/08/18

1998年から続く、井上雅彦監修のホラーアンソロジーシリーズ49冊目。 2011年の休刊から9年を経て復活。 復刊で初めて知ったシリーズ。復刊から矢継ぎ早に出ているようで(既に7冊!)、装丁が好みだし読んでみようかな~、と。 「ロマンス」の定義がよくわからなくなる感じだったけど...

1998年から続く、井上雅彦監修のホラーアンソロジーシリーズ49冊目。 2011年の休刊から9年を経て復活。 復刊で初めて知ったシリーズ。復刊から矢継ぎ早に出ているようで(既に7冊!)、装丁が好みだし読んでみようかな~、と。 「ロマンス」の定義がよくわからなくなる感じだったけど、恋愛色の強い話は少なめ。(恋愛以外に空想的な物語って意味もあるらしい。物語なら広義すぎて何でもありじゃない?って気もするが。) 櫛木理宇「夕鶴の郷」、上田早夕里「化石屋少女と夜の影」が好き。

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2022/11/27

ホラー。短編集。 タイトルから恋愛ものを予想していたが、意外とそうでもない。 "ロマンス"には"物語"や"小説"の意味もあるようでした。 苦手な作品もいくつかあったが、好きな作品がメチャクチャに好きで、十分に満足できる内...

ホラー。短編集。 タイトルから恋愛ものを予想していたが、意外とそうでもない。 "ロマンス"には"物語"や"小説"の意味もあるようでした。 苦手な作品もいくつかあったが、好きな作品がメチャクチャに好きで、十分に満足できる内容。 大好きなシリーズなので、復刊はとても嬉しい。 以下、好きな作品。 櫛木理宇「夕鶴の郷」 "異形"と"ロマンス"と"恐怖"。タイトル的に想像していた内容はまさにこれ。 牧野修「馬鹿な奴から死んでいく」 魔術、魔女、アクション。ダークファンタジー的な作品。パンクな雰囲気が心地良い。長編でも読みたい世界観。 図子慧「ぼくの大事な黒いねこ」 バイオSF猫ミステリ。世界観が素晴らしい。結末の意外性も良い。 平山夢明「いつか聴こえなくなる唄」 理不尽SF。本書での個人的ベスト。著者の短編でも「独白するユニバーサル横メルカトル」より好き。 上田早夕里「化石屋少女と夜の影」 考古学SF。妙にノスタルジック。ベタな展開ながら、とても良い物語でした。

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2022/10/23

遂に復活。じっくり焦らず読んで行こうと思う。 でも、異形コレクションで小林泰三さんの作品が読めないのが悲しい。

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2022/09/20

最近、SFアンソロジーを読む機会が増えたが、いくつかの作品解説の中に出てくるのが、この「異形コレクション」だった。異形って何だろうと思うよりも、この異形シリーズをどうやってゲットできるかから始まった。近所のどの書店でも扱っていない。新宿に行く機会があったので大手書店に行ったら、な...

最近、SFアンソロジーを読む機会が増えたが、いくつかの作品解説の中に出てくるのが、この「異形コレクション」だった。異形って何だろうと思うよりも、この異形シリーズをどうやってゲットできるかから始まった。近所のどの書店でも扱っていない。新宿に行く機会があったので大手書店に行ったら、なんと最新作5冊がまとめてゴロっと置いてあったので大人買いした。待てよ?Amazonで楽に買えたかな。何でも今回読んだ49巻は2011年の震災で休刊して以来9年ぶりの復刊とのこと。 ホラー作家を中心としたアンソロジーのため、SF作品はそれほど多くはない。当初、ホラーアンソロジーに何故SFが含まれるのか疑問だったが、よく考えたらSFのショート・ショートの中にも内容によってはホラー作品と同じく背筋が凍るようなオチで終わるのもある。今回、SF作家は上田早夕里、伴名練、牧野修の3名。上田早夕里の作品はいつも通り素晴らしいストーリー展開であるのに対し、伴名練の作品はいつも通りダメダメ。 毎回一定のテーマでアンソロジーが編まれるようで、今回は「ダーク・ロマンス」。恋愛に関するテーマであることは間違いない様だが、序文を読んだ限りはこの「ダーク」のイメージがピンとこない。今回の本では何が「ダーク」なのかを探す旅になりそうだ。 さて、いつもどおり作品の感想を簡略に述べる。 〇 櫛木理宇「夕鶴の郷」 典型的な「砂の女」ストーリー。性描写がちょっと生々しい。ホラー作品ではこういうのが多いのかな、SFでは少ない。 〇 黒木あるじ「ルボワットの匣」 各所にちりばめられているクラッシックの名曲で、登場人物がピアノトリオ。そのためか私にとっては非常に読みやすかった。そして、不倫につきロマンスとホラーが同居しているので、「ダーク・ロマンス」の模範解答とも言える。 〇 篠田真由美「黒い面紗の」 わからない。 〇 澤村伊智「禍 または2010年代の恐怖映画」 呪われた映画作成現場というのはよくある話なのに。 〇 牧野修「馬鹿な奴から死んでいく」 ベストSF2021にて既読。 〇 伴名練「兇帝戦始」 伴名練の作品はどの作品もダメだね。 〇 図子慧「ぼくの大事な黒いねこ」 そうなの。 〇 坊木椎哉「ストライガ」 百合の極み。愛が無くなると怖いな。でも幸せなんでしょう? 〇 荒居蘭「花のかんばせ」 言葉使い悪いね。 〇 真藤順丈「愛にまつわる三つの掌篇」 パス。 〇 平山夢明「いつか聴こえなくなる唄」 パス。 〇 上田早夕里「化石屋少女と夜の影」 本書の中で一番感動した。ハラハラドキドキ。化石って地味だけど、地球の歴史にも関係してくる。まさにSFの世界での活劇。アニメ、映画化しないかな。 〇 加門七海「無名指の名前」 パス。 〇 菊地秀行「魅惑の民」 ナチスっぽい感じだけど、戦争の悲惨さを短編小説で描くのは限界がある。実際の戦争はリアル地獄。戦争の恐怖、恐怖の描写は、文字にするのはとても難しい。その戦争に直接かかわった人が小説家であっても、心理描写を正確に書き留めるのは難しいだろう。ましてや、加害者が小説家だったら・・・ 〇 井上雅彦「再会」 伴名練も同じだけど、編者は小説を書かない方がいいな。サポートに徹して、色気を変に出して俺も小説書けるんだよ感を出さない方が好感が持てる。 さて、残り4冊を続けて読もうか迷っている。SF作家だけつまみ食いしようか?それだと折角買ったのにもったいないな。ちょっと時間をおいて新鮮な気持ちになったらまたこの異形の本を手に取るだろう。

Posted byブクログ

2022/04/04

恥ずかしながら、異形コレクションが復活していることを、最近知った。編集序文を読むにつれ湧き上がる胸の高鳴り。開始12pを読んだだけで星5。 ‥‥感謝。

Posted byブクログ