希望病棟 の商品レビュー
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病棟シリーズ2巻。今回の聴診器の持ち主は黒田摩周湖。小さい頃から家族との接点も少なく他人とのコミュニケーションに自信がない先生。患者は進学校に通う小出桜子と代議士妻の谷村貴子で、この二人には幼少期の貧困という共通点がある。摩周湖は媒介役で、この患者二人が物語のヒロインかなという印象。他人との関係性に悩む桜子の成長と、持ち前のバイタリティを発揮する貴子。人には誰にでも良い面と悪い面がある。登場人物たちは皆いい人ばかりで、現実にはそんなにうまくいかないとだろうとは思いつつ、それでも楽しい読書時間でした。
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1作目の後悔病棟に続いて読了。今回は病院の外がメインでした。最後の方は垣谷さんらしくない意外な展開でした!
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前半のファンタスティックな面白さと、後半の重くて現実的な内容の面白さと、面白さの質が違ったので意外でしたけど、全体に読みやすく、まあまあ面白かったです。
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図らずも病院が舞台の本が続く。(足をぶつけて自分まで病院に行く羽目になってしまった…) なんだか本を読むペースが上がらず、夏季休暇前半の帰省&旅行に持って出たが一回も開くことなく持ち帰ってきてしまい、帰って来てからようやく読み終えた。 「後悔病棟」の続編。前作の感想に『次の巻に...
図らずも病院が舞台の本が続く。(足をぶつけて自分まで病院に行く羽目になってしまった…) なんだか本を読むペースが上がらず、夏季休暇前半の帰省&旅行に持って出たが一回も開くことなく持ち帰ってきてしまい、帰って来てからようやく読み終えた。 「後悔病棟」の続編。前作の感想に『次の巻には行かない見込み』と書いたが、コメントをくださった方から『一作目はダメだったが、二作目から好きになった』と強くプッシュされたので、ひとまず「読みたい」に入れておいた。ほぼ1年ぶりに手にする。 前作の終わりに登場し病院の中庭でルミ子が使っていた聴診器を拾った摩周湖と、ふたりの末期癌患者、親に捨てられて児童養護施設で生活する桜子と子どもを捨てた過去のある代議士の妻・貴子のお話。 聴診器をあてている時間はあっという間という設定だが、読んでいてどうしても違和感があるのだな。なので今回は聴診器の能力とはあまり関係なく話が進むところは良かった。 治験を受けた桜子と貴子が快方に向かい、退院後に一度諦めた人生をどう生きるかということが話の中心だが、回復したからと言って入院前と状況が変わるわけではなく、桜子はお金がなく進路に悩み、貴子は選挙にしか関心のない夫と姑に辟易する。 彼女らの悩みには今の社会が抱える様々な問題が溢れているが、盛りだくさん過ぎて収拾がついていない感じ。女性が手っ取り早く貧困から抜け出すためにはアレしかないと言い切るところが、古い頭の私にはいささか微妙。 やはり、人の胸の内が聞こえる聴診器という設定が、どうも、なんだな。 今度こそ、次の巻には行かない見込み。
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後悔病棟と希望病棟を続けて読んだ。 余命が限られるとものごとは整理されてくるのだろうか。 孤独や生きづらさを感じつつ、流されながら日々生活している自分もフッと立ち止まり、「果たして自分は」と考えてみるきっかけになりそう。「もう一つの人生の選択」や「なにが生きづらく感じているのか」、「生き直す」感覚など時には考えてみたいと思った。
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シリーズものであります。 鍵となる部分は共通しているのですが、前回とテイストが違い、少し驚きました。 人任せではなく自分から行動したり、時には助けてほしいと声を上げたりすることは必要だと思いました。
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希望病棟。末期に近いがんが治る養護施設の高校生と同じく治験で末期がんが治る世襲で代議士になった馬鹿な夫を持つ主婦。 そして空気の読めない医者。突然、人の心の声が聞こえる聴診器を持った医者は 二人の声を聴きながら、自分も成長していく。なんだかうまく行きすぎて 内容が薄っぺらく感じて...
希望病棟。末期に近いがんが治る養護施設の高校生と同じく治験で末期がんが治る世襲で代議士になった馬鹿な夫を持つ主婦。 そして空気の読めない医者。突然、人の心の声が聞こえる聴診器を持った医者は 二人の声を聴きながら、自分も成長していく。なんだかうまく行きすぎて 内容が薄っぺらく感じてしまう。姑が突然、嫁になびいたり、戸籍のない親子が代議士夫人の始めた性風俗の店の事務員で働き始めたり…というか、お金を作るためには。性風俗しかないの?代議士夫人がそんな店を作る?で,マスコミに取り上げられて 貧困者にスポットライトがあたる?なんだか よくわからない話です。何を伝えたいのか、中途半端で納得できないな
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後悔病棟と同じ聴診器を使っているのに、展開がかなり違って驚いた 同じ道具でも、使う人によって違うんだと感じさせられた 若い女性が、お金を稼ぐのに「性風俗」という選択にスポットがあてられていたが、確かに良心的な女性の社長が経営する「性風俗」の店があれば、それは助かる人も多いだろうと...
後悔病棟と同じ聴診器を使っているのに、展開がかなり違って驚いた 同じ道具でも、使う人によって違うんだと感じさせられた 若い女性が、お金を稼ぐのに「性風俗」という選択にスポットがあてられていたが、確かに良心的な女性の社長が経営する「性風俗」の店があれば、それは助かる人も多いだろうと思った 小説としては、後悔病棟の方が好きだった
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04月-12。3.5点。 後悔病棟続編。「あの」聴診器を引き継いだ後輩女医。遺伝子がん治療の治験を実施した、政治家の妻と児童養護施設の女子高生二人の本音を探っていく。。。 面白かった。想像した物語より、二人の「強さ」が際立った。
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2024.04.19 前作からアレンジを加えた進め方にはなるほど と思った。 しかし、主要な登場人物がどうにも思い入れができない。賢いと言うべきか、あるいは正義感が強いと言うべきか、色々と考えさせられる人たちではあるけれど、生死の境を潜り抜けた割には深みがないないというべきか。
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