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希望病棟 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2020/11/06 |
JAN | 9784094068368 |
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商品レビュー
3.8
91件のお客様レビュー
前半のファンタスティックな面白さと、後半の重くて現実的な内容の面白さと、面白さの質が違ったので意外でしたけど、全体に読みやすく、まあまあ面白かったです。
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図らずも病院が舞台の本が続く。(足をぶつけて自分まで病院に行く羽目になってしまった…) なんだか本を読むペースが上がらず、夏季休暇前半の帰省&旅行に持って出たが一回も開くことなく持ち帰ってきてしまい、帰って来てからようやく読み終えた。 「後悔病棟」の続編。前作の感想に『次の巻に...
図らずも病院が舞台の本が続く。(足をぶつけて自分まで病院に行く羽目になってしまった…) なんだか本を読むペースが上がらず、夏季休暇前半の帰省&旅行に持って出たが一回も開くことなく持ち帰ってきてしまい、帰って来てからようやく読み終えた。 「後悔病棟」の続編。前作の感想に『次の巻には行かない見込み』と書いたが、コメントをくださった方から『一作目はダメだったが、二作目から好きになった』と強くプッシュされたので、ひとまず「読みたい」に入れておいた。ほぼ1年ぶりに手にする。 前作の終わりに登場し病院の中庭でルミ子が使っていた聴診器を拾った摩周湖と、ふたりの末期癌患者、親に捨てられて児童養護施設で生活する桜子と子どもを捨てた過去のある代議士の妻・貴子のお話。 聴診器をあてている時間はあっという間という設定だが、読んでいてどうしても違和感があるのだな。なので今回は聴診器の能力とはあまり関係なく話が進むところは良かった。 治験を受けた桜子と貴子が快方に向かい、退院後に一度諦めた人生をどう生きるかということが話の中心だが、回復したからと言って入院前と状況が変わるわけではなく、桜子はお金がなく進路に悩み、貴子は選挙にしか関心のない夫と姑に辟易する。 彼女らの悩みには今の社会が抱える様々な問題が溢れているが、盛りだくさん過ぎて収拾がついていない感じ。女性が手っ取り早く貧困から抜け出すためにはアレしかないと言い切るところが、古い頭の私にはいささか微妙。 やはり、人の胸の内が聞こえる聴診器という設定が、どうも、なんだな。 次の巻には行かない見込み。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
後悔病棟と希望病棟を続けて読んだ。 余命が限られるとものごとは整理されてくるのだろうか。 孤独や生きづらさを感じつつ、流されながら日々生活している自分もフッと立ち止まり、「果たして自分は」と考えてみるきっかけになりそう。「もう一つの人生の選択」や「なにが生きづらく感じているのか」、「生き直す」感覚など時には考えてみたいと思った。
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