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マナーはいらない の商品レビュー

3.8

90件のお客様レビュー

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2021/05/10

小説家志望ではありませんが、その過程には興味があったので図書館で借りてみました。 小説以外のしをんさん初めて読みましたが、テンション高いですねえ(笑) 真剣な小説家志望の方向けというよりは、私のように読書好きで作家さんがどんな苦労をされているのか等をのぞき見したい方向け、もしく...

小説家志望ではありませんが、その過程には興味があったので図書館で借りてみました。 小説以外のしをんさん初めて読みましたが、テンション高いですねえ(笑) 真剣な小説家志望の方向けというよりは、私のように読書好きで作家さんがどんな苦労をされているのか等をのぞき見したい方向け、もしくはしをんさんのファン向けの本ですね。 例えば、著者が当時ハマっていた映画『High&Low』の話題が多すぎて、その話題に全くついていけない私は置いてきぼりを食らうなど、もはや書き方講座というよりは自由なエッセイ。例にするにしては偏りすぎている・・・ とはいえ、日常感じる小説への不満や称賛「説明多すぎ」「辻褄が合わない」「セリフばかりで子供っぽい」「誰が話してるかわからない」「タイトルのつけ方が秀逸!」「この表現ウットリして何度も読み返した」 私はこの手の感想が多いのだけれど、それに対する対策や計算、技術は説明があって興味深く読みました。 ということで、最後はすべての小説家志望の皆さんを応援したい気持ちになりました!がんばってください♪

Posted byブクログ

2021/04/23

 三浦さんが『WebマガジンCobalt』で連載していた『小説を書くためのプチアドバイス』を、単行本にまとめたもの。  全24章、コース料理に例えています。マナーはいらないというのは、「小説を書くのは自由な行いだから、細かい作法とか気にしなくてオッケーだぜ!」という三浦さんの思い...

 三浦さんが『WebマガジンCobalt』で連載していた『小説を書くためのプチアドバイス』を、単行本にまとめたもの。  全24章、コース料理に例えています。マナーはいらないというのは、「小説を書くのは自由な行いだから、細かい作法とか気にしなくてオッケーだぜ!」という三浦さんの思いのこもったタイトルだそうです。  ただ全くの自由かというと、そうではなくて「ここを踏まえると、もっと自由に文章で表現できるようになるかもだぜ!」という、三浦さんならではの、小説家の視点からのアドバイスが満載です。  個人的には、小説の視点、一人称、三人称単一視点、三人称多視点(いわゆる神の視点)の文章が、とても興味深かったです。  そこそこ本を読んでいると思っているのですが、のり出すと小説のなかにのめり込んでしまう読み方なので、小説を書く側が視点にも気を配って書いていたのかーーー、って目から鱗が落ちた気分です。  この本のなかでも、三浦さんが映画『HiGH&LOW』シリーズにはまっていく様を拝見し、人が沼にはまっていくのを見るのは(他人事だけに)とても楽しいものだなあと勝手ながら生暖かい目で三浦さんを応援しています。  それとともに、そこから、小説の技法、比喩表現とか時制とかの話に導いていけるのはすごいなあと思います。  小説のための取材をする、タイトルを決める、といったことに、それまでの三浦さんの小説が例に出てくるのもとても良きです。  『風が強く吹いている』のときは~、『あの家に暮らす四人の女』のときは~、などと三浦さんの小説ができるまでを子細に知ることができるのですよ!どーですかお客さん!  個人的に『風強』(と三浦さんも略しているので、そうさせてもらう)については、「構想と構成」の章に詳しく書かれているのです。  三浦さんご自身手書きの設定も載っていて、天にも昇る気持ち。  『風強』が好きすぎてたまらない某(それがし)には、多量の燃料が投下されてます。尊いが過ぎます。  小説、文章を書かれる方にはとてもよい教科書になるんじゃないかなと思います。  また、某のようなただの読書好きにも、あっ、こんな風にして小説って書かれるのね、やっぱり作家さんってすげーなー、的な感慨深い気持ちにもなれます。  小説の書き方の本でもありながら、エッセイ的な読み方もできて、一冊で二度美味しい本だなと思うわけです。

Posted byブクログ

2021/04/20

著者による小説の書き方ハウツー本だが、何よりも驚いたのは小説との文体というか文章の違い。え、エッセイ的なのになるとこんな文体で書くんだ、という衝撃が強かった。インターネットのバラエティサイトに近い気がする。まぁ著者は同世代なので分からないではないんだが、こう、ギャップが。 内容...

著者による小説の書き方ハウツー本だが、何よりも驚いたのは小説との文体というか文章の違い。え、エッセイ的なのになるとこんな文体で書くんだ、という衝撃が強かった。インターネットのバラエティサイトに近い気がする。まぁ著者は同世代なので分からないではないんだが、こう、ギャップが。 内容は、コバルト文庫の新人賞応募者向けなので、平易であり基本を抑えている(たまにハイロー話で脱線するのはご愛嬌)。才能や豊富な経験ではなく、学びと実作に重点を置いたアドバイスは、若い作家志望者の支えになりそう。

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2021/04/19

エッセイはっちゃけてるイメージか強く、小説講座となるとどうなるのかな……と購入。 どうしても敷居が高いというか、堅苦しくなりそうな講座内容をはっちゃけエッセイテンポで書いてくれてるので読みやすい。 中身はきちんと心構えと技工の両方あるので、どれかは引っかかると思います。 文体とE...

エッセイはっちゃけてるイメージか強く、小説講座となるとどうなるのかな……と購入。 どうしても敷居が高いというか、堅苦しくなりそうな講座内容をはっちゃけエッセイテンポで書いてくれてるので読みやすい。 中身はきちんと心構えと技工の両方あるので、どれかは引っかかると思います。 文体とEXILEが合う合わないはあると思いますが、コバルトに載ってただけあり入門書としてはいいのでは無いでしょうか。

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2021/04/18

久しぶりに三浦さんの本でも読もうかと、図書館で予約。手元に届いてから「ん?小説じゃねーのか」 以前1本だけ小説を書いたことがあり、興味はある。軽い感じで小説の書き方を説明してくれているので、読みやすく面白い。 ・人称の使い方 ・間取りも考えておく ・情熱を高めて、主人公に臭い台...

久しぶりに三浦さんの本でも読もうかと、図書館で予約。手元に届いてから「ん?小説じゃねーのか」 以前1本だけ小説を書いたことがあり、興味はある。軽い感じで小説の書き方を説明してくれているので、読みやすく面白い。 ・人称の使い方 ・間取りも考えておく ・情熱を高めて、主人公に臭い台詞をしゃべらせる 弟が一時期短い小説をいくつか書いていたが、その後どうしているかな。今は忙しいみたいだけれど、落ち着いたらまた書いてほしいと思う。彼にプレゼントしたら喜んでくれるかな。

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2021/04/13

おもしろくて役に立つ、三浦さんの小説講座である。本書で紹介されているとおりにすれば、間違いなく傑作小説が書ける! ……わけではない。まあ、本気で小説を書きたいと思っている方に本書がどう捉えられるか興味はあるが、30年ほど前に才能のなさを痛感したぼくには、小説講座+High &am...

おもしろくて役に立つ、三浦さんの小説講座である。本書で紹介されているとおりにすれば、間違いなく傑作小説が書ける! ……わけではない。まあ、本気で小説を書きたいと思っている方に本書がどう捉えられるか興味はあるが、30年ほど前に才能のなさを痛感したぼくには、小説講座+High & Low+EXILEの3本柱のエッセイとして興味深く読んだ。そしてリタイア後になにかできないかとちらっと思った。

Posted byブクログ

2021/04/04

小説を書くのって難しいんだな!と感じた。 書いてみたいけど多分一編書き切る体力も根性もないのでは、、、と思った。ひとつでも物語を書き切る人ってすごい!すんばらしい!!

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2021/03/22

小説を書いてみようとまったくの初心者である 私が手に取った初めてのマナー本。 基本的なところから書いてくれていたので 分かりやすかったし、今後執筆に行き詰まったら テキスト代わりに見直そうと思う。

Posted byブクログ

2021/02/28

小説にはまりはじめたきっかけが三浦しをんさん。 「私が語り始めた彼は」が入口。 しをんさんの物語の中の、心情の変化、描写の美しさ、引き込み方がすごすぎる…と思ったのを覚えてる。 この方は「悲しい」という感情を1000パターンくらいあるのでは?と思ってた。ここから他の本も読ませてい...

小説にはまりはじめたきっかけが三浦しをんさん。 「私が語り始めた彼は」が入口。 しをんさんの物語の中の、心情の変化、描写の美しさ、引き込み方がすごすぎる…と思ったのを覚えてる。 この方は「悲しい」という感情を1000パターンくらいあるのでは?と思ってた。ここから他の本も読ませていただき、はまりました。好きな作家さんは?と聞かれたら三浦しをんさん!と答えてます! 今回この本を読んで、裏側?しをんさんの頭の中を少し見学できた気がした! 例えば構成について、以下の2つのうち、しをんさんは後者だとご自身でおっしゃっている。 シチュエーションから思いつくタイプ 書きたい心情などが先に思いつくタイプ なるほど!だからこういった作品になってるんだな、とか色々納得してしまうところがありました! これからも大好きな作家さんです。

Posted byブクログ

2021/02/26

小説の舞台裏、裏話のような面白さ。 特に、好きな「風が強く吹いている」の取材や構成について取り上げられているのが嬉しい。 また読み直してみようかな。 しかし、全体を通じて本音が出ていると言うか、ちょっと著者のイメージが変わった(笑)

Posted byブクログ