マナーはいらない の商品レビュー
著者のキャラクターが炸裂した内容で、そういうキャラだったのねと、少しオドロクw 小説家の方々の苦労がほんの少し分かった気がした。これから本を読む時の視点が変わってきそう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
三浦しをんの小説の書き方講座。 ようこそいらっしゃいました まえがき *アミューズブッシュ [一皿目] 推敲について お庭の手入れは万全に [二皿目] 枚数感覚について 迷子にならぬために *オードブル [三皿目] 短編の構成について(前編) シチュエーションか感情か、ご自由にお選びください [四皿目] 短編の構成について(後編) 具体例でご説明、自作を挙げたら首が絞まった風 [五皿目] 人称について(一人称編) 視野狭窄に陥らぬようご注意を [六皿目] 人称について(三人称編) 考えすぎると地獄を見るのでご注意を *スープ [七皿目] 一行アキについて(前編) 息つぎはほどほどに [八皿目] 一行アキについて(後編) 気づかいはほどほどに *魚料理 [九皿目] 比喩表現について 様子がおかしいのは情熱ゆえ [十皿目] 時制について 「時間の魔法」をかけて [十一皿目] セリフについて(前編) 耳をすました近所のおばちゃん風 [十二皿目] セリフについて(後編) さまざまな戦法の盛りあわせ *肉料理 [十三皿目] 情報の取捨選択について 建物や街の描写、文章仕立て [十四皿目] 取材方法について お邪魔にならぬ程度に [十五皿目] タイトルについて 三つの発想法を駆使して [十六皿目] 情報提示のタイミングについて 情景や登場人物を思い浮かべて *サラダ [十七皿目] 高揚感について 中二の魂が叫びたがってるんだ風 *チーズ [十八皿目] 描写と説明について 納豆を何回かきまぜるかはお好みで *デザート [十九皿目] 書く際の姿勢について 当店に寄せられたお声、その一 [二十皿目] 文章、書き進めるコツについて 当店に寄せられたお声、その二 [二十一皿目] 構想と構成、登場人物について 当店に寄せられたお声、その三 *コーヒーと小菓子 [二十二皿目] お題について 真面目さと胡椒は同量ぐらいで [二十三皿目] 短編と長編について 「キレと余韻」「構成力」を隠し味に *食後酒 [二十四皿目] プロデビュー後について 旅立ちを見送る書き下ろし風味 *お口直し [その一] 饒舌なる言い訳 [その二] 好物は人間(語弊がある) [その三] いきなりさておき [その四] 困ったときの神頼み またのお越しをお待ちしております あとがき 三浦しをんてこんな風に書いてるんだと分かる一冊。 軽いタッチで小説の書き方をフランクに教えてくれてます。 でもやっぱり俺には小説書くの無理だな。
Posted by
面白かった。読みやすいし。 小説の書きかた講座と銘打った本を買うことに、尊大な羞恥心が大暴れしたけど、エロ本買うように別の本の下に隠してレジに持ち込んだのも良い思い出です。思い出というほど購入から日は経っていないけど。 しをんさんが現地に行くタイプのオタクで、BLも嗜まれる方で、...
面白かった。読みやすいし。 小説の書きかた講座と銘打った本を買うことに、尊大な羞恥心が大暴れしたけど、エロ本買うように別の本の下に隠してレジに持ち込んだのも良い思い出です。思い出というほど購入から日は経っていないけど。 しをんさんが現地に行くタイプのオタクで、BLも嗜まれる方で、漫画を多読する方だと本書で知り、親近感を深めて読んだからより一層面白かったのかもしれない。小説を書くときの型やコツを説明しながらも、しをんさんの生活も垣間見えるエッセイな部分もあって面白かった。 あるある、わかるなぁってところではうんうん頷きながら、そうなのかぁって意外なところは戻って何度も読みました。 自作と絡めて説明してくださるので、そういうことを考えて作品を作ってるんだなぁと興味深かったけれども、ネタバレを含んでしまうので、読み終わったといいつつ、ほんの一部だけ読み飛ばしている。該当の作品を読んでから完全に読み切りたいな。 しをんさんの作品は舟を編むと風強しか読んでなかったので、初のエッセイ挑戦だったんだが、これが読めたので、他のエッセイにも手を出しました。 エッセイも読めると気づかせてもらえたという意味でも高評価。
Posted by
童話やエッセイを書きたいと思う。 なんとか人様に読んでいただけるものをと。 手に取ったこの本 うふふ 大好きなしをんさんならでは 途中笑いながら でも、きちんと胸に、いや脳ですね、納めながら読んだ。 推敲 構成 人称 描写 キレと余韻 序破急「スパッ、ドッ、スッ」 そしてあらゆる...
童話やエッセイを書きたいと思う。 なんとか人様に読んでいただけるものをと。 手に取ったこの本 うふふ 大好きなしをんさんならでは 途中笑いながら でも、きちんと胸に、いや脳ですね、納めながら読んだ。 推敲 構成 人称 描写 キレと余韻 序破急「スパッ、ドッ、スッ」 そしてあらゆることを言語化する訓練 あー、道は遠い でもとても役に立ちました。 ≪ 書きたいと 思ってやめず 息長く ≫
Posted by
敷居が高いと感じがちなものを打ち払うように、いい意味で気安く書き方を提示してくれたように感じました。 体験談としてありがたく拝読して、楽しい時間を過ごさせていただいたので感謝です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初読。図書館。タイトルのまんま、三浦さんが小説の書き方を楽しく教えてくれます。「コバルト短編小説新人賞」の選考をしていた経緯で企画された連載されただけあって、軽い読み口でスラスラ進みます。創作の苦しみ、みたいなところには触れずに、もうちょっとうまく書くためのコツをまとめてあります。本人にはできてないことも含めて。『むかしのはなし』の構成図や『風が強く吹いている』の設定図(両方とも手書き)が掲載されているのは大変貴重。小説を書く予定はないので、エッセイとして楽しませてもらいました。
Posted by
210210*読了 小説を書いたことはまだない。ではなぜこの本を手に取ったかと申しますと、三浦しをんさんが好き、ということと、本好きなら一度ならず何度も「自分も本が書きたい」と思うであろうあの心理からです。 小説とはこう書くものです!ドヤ!ではなく、三浦さんの小説に対する想いが伝...
210210*読了 小説を書いたことはまだない。ではなぜこの本を手に取ったかと申しますと、三浦しをんさんが好き、ということと、本好きなら一度ならず何度も「自分も本が書きたい」と思うであろうあの心理からです。 小説とはこう書くものです!ドヤ!ではなく、三浦さんの小説に対する想いが伝わる本でした。小説を書くっていいな、自分も書いてみようかな、と思わせてくださる本。 「風が強く吹いている」「むかしのはなし」の構想ノートが見れたのも、ファンからするとお得感。「あの家に住む四人の女」の構想も知れました。 実はファンと言っておきながら、この三作は読んだことがありません!すみません! 「舟を編む」「光」「ののはな通信」「愛なき世界」は読みました。どれも好き。 でも、結構なネタバレがあったにせよ、それでも読んでみたい、それだからこそ、おもしろそうと感じさせられたので、読みます。はい。 わたしも小説を書いてみたい。何度思ったことか…。 その度にどう進めたらいいか分からない、やめとこう、と挫折というより挑戦すらしていませんでしたが、今が始めるチャンスなのかもしれないな。
Posted by
小説を書こうと思っている人にはもちろん、書かない人にも参考になり、楽しんで読める、三浦しをんさんらしい愛ある本でした。 最後に書かれていた、全力で作品作りに取り組み、書き上げたら、作品の評価や判断は読者に委ねる、良い意味での開き直りが大切というアドバイスは、小説だけでなく、何か...
小説を書こうと思っている人にはもちろん、書かない人にも参考になり、楽しんで読める、三浦しをんさんらしい愛ある本でした。 最後に書かれていた、全力で作品作りに取り組み、書き上げたら、作品の評価や判断は読者に委ねる、良い意味での開き直りが大切というアドバイスは、小説だけでなく、何かの作品を作る人に共通のアドバイスだと感じました。 作品を作っても、もっと何とか出来たんじゃないかと自分を責めたり、自分には才能がないとその度にネガティブになると、段々と作品を作ることが嫌になるというのは、わかる気がします。 自分も書道をやっていて、作品を書くと下手さに凹むけれど、書道の師匠は、全力を出し切ったその時の自分を例え下手でも認めなさい、ゆるしなさいと仰る。 三浦しをんさんが、作品の評価を読者に委ねる開き直りが必要と仰るのも、同じことだろうと思いました。 あらゆる作品の創作者は、最後は開き直りなのかな?!(笑) 。 三浦しをんのような立派な作家さんでも開き直るというのなら、自分ごときが下手さに凹むのは無意味だなと、これからは書道で凹まないコツまでもらえたかも(笑)。
Posted by
『欲望の翼』のDVDをついポチリ。また別のエッセイ読んでハイロー観なきゃと思ったのだったのを思い出した。
Posted by
しをんさんのエッセイの文章はほんとに面白い。でありながら、小説の書き方はしっかりと伝えている。しをんさんと言えば、最初『舟を編む』『風が強く吹いている』から読み始めたけれど、最近読んでいるエッセイみたいなテイストとは異なっていたように記憶していて、小説とエッセイでは別の魅力を持っ...
しをんさんのエッセイの文章はほんとに面白い。でありながら、小説の書き方はしっかりと伝えている。しをんさんと言えば、最初『舟を編む』『風が強く吹いている』から読み始めたけれど、最近読んでいるエッセイみたいなテイストとは異なっていたように記憶していて、小説とエッセイでは別の魅力を持っている方。例としてあげられていたしをんさんの小説が未読なので読んでみたい。新人作家は、アドバイスをしてもらえる編集さん、校閲さんなしで勝負するのだという状態を想像してみると、なかなか大変なものだということを実感できた。
Posted by