認知バイアス の商品レビュー
認知バイアスについての本はたびたび読んできたので、「これこれ、知ってる!」とか思いながら読んでました。そしたは最終章が「認知バイアスというバイアス」という内容で、この筆者の凄さが際立ちました。そうです、結局のところ、ヒトの知性というものは、環境などにあわせてなんとなく進化してきた...
認知バイアスについての本はたびたび読んできたので、「これこれ、知ってる!」とか思いながら読んでました。そしたは最終章が「認知バイアスというバイアス」という内容で、この筆者の凄さが際立ちました。そうです、結局のところ、ヒトの知性というものは、環境などにあわせてなんとなく進化してきたものだったのです。バイアスを知って他の人より優位になったなんて愚の骨頂です。人も能力も結局は組み合わせ次第。とりあえずやってみて、失敗したらまた考える、くらいでちょうどいいのでしょう。AIなんかも、言語の延長線上にあるただのツールです。どう使うのか、が問われているのですね。
Posted by
人間の持つバイアスについて幅広い説明がされ、どこにでもバイアスはあるとし、それをふまえたうえて、行動する必要があるとします。個人のぽか集団にも確かにたくさんのバイアスがありますね。知らないうちに偏見で世の中をみてしまっていることを認識しておく必要がありそうです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
改めて人間はバイヤスだらけなんだなと思った! 色眼鏡をかけてる自分に気づけるかどうか。 自覚できるかどうか。 知識として分かっても難しいなぁ(笑) それにしても、人間の脳は面白い。 自分が見ている世界を疑う(いい意味で)ことを忘れず、とらわれない自分でいたいな。
Posted by
人の認知機能における各様々なバイアスについて、そして、またそれがどのようにして現れ、どのようなデメリットがあるのかをかなり詳しく述べていました。もちろん、デメリット意外のところについても書かれていましたが。とても分かりやすく、人のエラーの裏を読み解けるいい本です。
Posted by
認知バイアスについて理解が深まる 初めての認知バイアスに関する書籍であったが、理解しやすく、認知バイアスについての知識、考え方、用語を体系的に学べた。認知バイアスについて深く知らない方々にオススメです。
Posted by
認知機能の不思議な世界に招待してくれる一冊です。心の働き偏りや歪みをさまざまな視点から浮き彫りにし、心の働きを探求していきます。とても興味深く、ページを捲る手が止まらなくなります。各章の末尾にさらに学ぶためのブックガイドも掲載されており、認知を探究する旅はこれで終わりません。本書...
認知機能の不思議な世界に招待してくれる一冊です。心の働き偏りや歪みをさまざまな視点から浮き彫りにし、心の働きを探求していきます。とても興味深く、ページを捲る手が止まらなくなります。各章の末尾にさらに学ぶためのブックガイドも掲載されており、認知を探究する旅はこれで終わりません。本書を旅のしおりとして、奥深い人間の心理という謎を冒険してみてはいかがでしょう?
Posted by
データで可視化できる事実についてはFACTFULNESSと同様のことを述べている部分も多い。また、ヒト・モノに偏見に基づいた低評価を下してしまうと負のスパイラルに陥ってしまう話は、分かってはいてもあらゆるシーンで起こり続けているんだろうなと思った。5.5でちょうどセルフコントロー...
データで可視化できる事実についてはFACTFULNESSと同様のことを述べている部分も多い。また、ヒト・モノに偏見に基づいた低評価を下してしまうと負のスパイラルに陥ってしまう話は、分かってはいてもあらゆるシーンで起こり続けているんだろうなと思った。5.5でちょうどセルフコントロールの本で見た話題(※)があり、その議論が深まっていく過程が面白かった。 ※ 運動指令が出た後の副産物として意図の認識が生じる。つまり自分の認識できる意図によって身体を動かしている、という考え方は見かけの因果に過ぎず、脳は無意識下の活動を行っているというもの。
Posted by
バイアス=思い込み、思考の偏り ヒューリスティック=経験則に基づいて直感的に素早く判断する思考プロセス 昨今、認知バイアス、アンコンシャス・バイアスは、 “悪”のように語られることが多くなった。 確かに固定概念や偏見は、人とのコミュニケーションを難しくしたり、人を傷つけたりもす...
バイアス=思い込み、思考の偏り ヒューリスティック=経験則に基づいて直感的に素早く判断する思考プロセス 昨今、認知バイアス、アンコンシャス・バイアスは、 “悪”のように語られることが多くなった。 確かに固定概念や偏見は、人とのコミュニケーションを難しくしたり、人を傷つけたりもする。 一方、車の運転に代表されるように、初心者の時には大変だった操作も、経験が増えるごとに運転を楽しめるようになるのは、“善”の側面だろう。 いずれにせよ、人間が認知バイアスを持つ「不完全で愛すべき存在」であると認識して生きていこうと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
(なぜ読みたいと思ったか) ・認知バイアス(思考の歪み)のメカニズムを知ることで、日常視野狭窄になっていることを自覚し、正しく物事を捉えることで幸せになりたい ・行動経済学の本を読み、『認知バイアス』という単語が出てくるが、深い内容を知らないので知りたかった。 ・人は認知バイアスから逃れることができるのか?という答えがあればいいなと思った (何を学んだか、新しく知れたか) ・リハーサル効果とは、『何回も頭の中で繰り返すことで記憶が定着すること』。 ・代表性ヒューリスティック 代表例(平均とは離れた値、自称)をプロトタイプとおもいこみ、それをもとにして勝手な推測や判断を下してしまうこと。 ・確証バイアス 自分が正しい、信じていることのみに注意が向いてしまうこと。(今日のラッキーカラーを朝テレビで見れば、その色がつくものを無意識に追ってしまう、第一印象など) ・確証バイアス内のコラムにて 原因と結果、アブダクション(AならばB)は、日常生活でも無意識に使っている。例えば、パートナーが実に機嫌良く帰宅した」事実に対し、「会社で何かいいことがあったのではないか」と考えるのも、『会社でいいことがあるならば、機嫌良く帰宅する』という前提からのアブダクションとなる。この仮説の検証として、「今日会社でいいことがあったの?」と聞いている。 ・脳で行われる複雑な認知プロセス自体には意識的アクセスが出来ず、単にその結果を意識しているのに過ぎない。(自分の意思でそれをやったのだ!ではなく、無意識に行動を行い、事後に自分の意思でやったと後付けしているだけ) ・『チャンスは準備された心に訪れる』パスツール (どう活かすか) ・仕事や人との記憶においても、「何回も本を読んだり、書いたり、頭の中で再生することで覚える。 ・ネットの記事は大抵事柄の平均から外れた外れ値である。自分がその記事に影響されて間違った行動をしないように注意する。 ・『確証バイアス』は日々幸福に過ごすために利用できそう。自分は運がいいと思い込めば、運がいい瞬間を無意識で探すので、結果的に幸福になる。(仕事においては他の人の意見を聞くなど、視野狭窄にならないように気をつけること)
Posted by
人は、自分が思っている以上に外的要因によって判断や行動が変わってくる。自分の今の考え方や行動、何によってもたらされているのか日常の中で考えてみると面白いかもしれない。逆に自分が他者に与える影響(良いことも、その逆も)も考えていく必要がある。
Posted by