ペルソナ の商品レビュー
自分を語るエッセイ、という体。独特の語り口で、不思議な本だった。 この時代の東大って相当ひどい場所だったんだな…。東大が市井より「よりヒドい」らしいのを再認識。 ホンマでっかTVに出てた脳科学の先生(割と好きだったメガネのおじさん)と似た感じをうけた。
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中野さんは文章が下手で、人付き合いが嫌いな太宰治という感じ。 テレビで見て変わったひとだなぁと思っていたが、その通りだった。自分もひとりが好きで居心地が良いので、共感できるところはあった。
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著者の講演を聞く機会があり、どんな方か興味を持ってこの本を読んだ。 小さい時から人並み外れて知的能力が高く、いろいろなことを考えて苦労してきたんだろうな、ずっと生きづらさを感じてきたんだろうなと伝わってくる。 読み始めのときは、なぜこの人はこんなに怒っているのだろう?と疑問に思っ...
著者の講演を聞く機会があり、どんな方か興味を持ってこの本を読んだ。 小さい時から人並み外れて知的能力が高く、いろいろなことを考えて苦労してきたんだろうな、ずっと生きづらさを感じてきたんだろうなと伝わってくる。 読み始めのときは、なぜこの人はこんなに怒っているのだろう?と疑問に思っていたが、過去に遡っていく話を読み進めて何となく分かった気がする。
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なんかすごいと思った。ものごとの真実、というより現実を的確に言ってる気がした。メンサ は承認欲求のために受けているひとがいるとか、テレビについて、言葉について、正義中毒、自殺、結婚のメリット、砂時計、どれもなるほどと思った。 84冊目読了。
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「いまここ」の私もあなたも、常に変わり続けつつ、どこから見るかによって姿を変える。 一貫性に縛られることなく、効率や貢献に拘泥することなく、常に迷いブレながら今日も生を紡ぐということ。 自己責任をありがたがる新自由主義と、なんでも努力や根性で乗り越えるマイルドヤンキーの相性の良...
「いまここ」の私もあなたも、常に変わり続けつつ、どこから見るかによって姿を変える。 一貫性に縛られることなく、効率や貢献に拘泥することなく、常に迷いブレながら今日も生を紡ぐということ。 自己責任をありがたがる新自由主義と、なんでも努力や根性で乗り越えるマイルドヤンキーの相性の良さの話はまさに。 「人間力」ったって、外から見えるのは大抵が「言葉」との指摘は面白い。
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現在から過去に遡っていく語り方に夢中になった。 人間には掘り下げて行くことで否が応でも浮き彫りになってしまう領域がある。 素直に遡っていったら、きっと見えてきてしまう… 本当はそこの領域をもっと読んでみたかった。 でもそんなことしたらその先は狂気の世界かな。
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中野先生の本音? みんながこんな一面持っている 心の中で拍手する自分がいる それでもやっぱり中野先生なのか
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笑っていることが希望を持つことが前向きでいることが大切とか、当たり前とか、自分らしいと思っていたけれど、どこかで窮屈な思いをしていて辛かった。この本を読んで辛い気持ちも受け入れようと思った。
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新書でこういう内容の本を出していいのか? が最初の感想です。 もちろん新書では「こういう題材でなければ いけない」というルールは無いのですが、こ の本はほぼ著者の独白です。 書名のペルソナは「他者に対峙するときに現 れる自己の外的側面」と注釈があります。 つまりここでは「あ...
新書でこういう内容の本を出していいのか? が最初の感想です。 もちろん新書では「こういう題材でなければ いけない」というルールは無いのですが、こ の本はほぼ著者の独白です。 書名のペルソナは「他者に対峙するときに現 れる自己の外的側面」と注釈があります。 つまりここでは「あなたには私がこういう風 に見えているかもしれないが、本当の私はこ うなのです」とバッサリ言い切っているので す。 なかなかここまでは書けないですよね。普通 は。 だからこその新書での出版なのでしょうか。 本当に色々な意味で衝撃を与える一冊です。
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中野さんの脳内を少し見れたように感じる本。彼女が感じてきた生きづらさ、孤独感を淡々と、そして少し毒を持って記してくれている。 女性に向けられるステレオタイプや学びは人生を豊かにするという部分に共感。他は、興味深く読むことができた。
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