絶対に挫折しない日本史 の商品レビュー
古市憲寿による日本史。 特筆すべき新説などはなかったものの、日本史についての新たな知見を得ることができた。
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「サピエンス全史」に影響を受けて書いたそうで、前半は日本の歴史を固有名詞少なめで一気に駆け抜けて行き、後半は「土地」や「稲作」などのテーマごとに歴史をまとめた一冊。面白い試みで、少し捻くれた注釈も含めて読んでいて楽しかった。 自分は日本史の知識が浅く、所々調べたりしてスピード感...
「サピエンス全史」に影響を受けて書いたそうで、前半は日本の歴史を固有名詞少なめで一気に駆け抜けて行き、後半は「土地」や「稲作」などのテーマごとに歴史をまとめた一冊。面白い試みで、少し捻くれた注釈も含めて読んでいて楽しかった。 自分は日本史の知識が浅く、所々調べたりしてスピード感を持って読めた訳ではないけども、そんな人にちょうど良い一冊かもしれない。 参考文献にも面白そうなものが多くあったのでいくつか読みたい。
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教科書的な事実、史実の羅列ではなく、土地、家族、コメといった身近なテーマに沿って歴史を噛み砕いて大局的にできる良書だと思う。
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そうですね、日本史と言うか大体の流れを振り返った本と言う感じでしょうか。日本史は年号や人物がごちゃごちゃになってしまい覚えることも多いので、これぐらい大雑把でも良いと思いますが、入試があるのでどんどん要らない知識を増やすのでしょうね。
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前半の通史編は、日本の歴史を対局的に見ることができ、大変勉強になった。後半のテーマ史編は微妙だった。
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日本史を勉強しようと思って読んではいけない。ざっくりしすぎて、固有名詞も殆ど出てこないし、なんのこっちゃという感じ。そしてまた注釈が多すぎる。文献はわざわざ本文につけなくてもいいし、[70]白村江の戦いのこと。とか注釈するぐらいだったら本文にそう書いてほしい。「挫折しない」と謳っ...
日本史を勉強しようと思って読んではいけない。ざっくりしすぎて、固有名詞も殆ど出てこないし、なんのこっちゃという感じ。そしてまた注釈が多すぎる。文献はわざわざ本文につけなくてもいいし、[70]白村江の戦いのこと。とか注釈するぐらいだったら本文にそう書いてほしい。「挫折しない」と謳っているが、結構挫折する人多いんじゃないかなー。 社会学者だけに社会的現象の見地から歴史を紐解いている。 百田尚樹の超右寄り「日本国史」を読んだ後なので、対比が面白い。 ・日本の経済大国化をバックアップしてくれたのはアメリカだ。戦勝国アメリカは、日本に賠償金を求めない政策を取り、多くの国も賠償金を放棄している。
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大胆すぎるほど固有名詞を省いた歴史本。現代人の感覚で書いてくれている(この辺りは井沢元彦先生と通じるものを感じた)のがありがたい。 1番良かったのは今後の日本の未来にまで筆が及んでいる事。究極的にはそうなる(詳しくは本書参照)だろうから歴史本としてはある意味画期的。
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歴史の教科書がつまらない理由は、覚える人名や用語があまりにも多すぎること(大学受験のために必要と思われる用語は1万700もある)、古代史や中世史では、権力者の歴史がかりが延々と説明され、大したヤマもオチもない。だが、思い切って固有名詞を減らし、流れを超俯瞰で捉えれば面白くなるので...
歴史の教科書がつまらない理由は、覚える人名や用語があまりにも多すぎること(大学受験のために必要と思われる用語は1万700もある)、古代史や中世史では、権力者の歴史がかりが延々と説明され、大したヤマもオチもない。だが、思い切って固有名詞を減らし、流れを超俯瞰で捉えれば面白くなるのではという発想から生まれでた、全く新しい日本史の入門書。 ・・・外圧から強国に ~〝国がまとまるのは、外敵ができた時だ。北朝鮮がミサイルで危機を煽ると、タカ派の政治家が国力の強化を謳う〟・・・
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2020.9.17 発売! 最近はそこまではテレビ出てない印象だな~くらいの方の著書で タイトルに惹かれて買いました。 うん!わかりやすくて良い!!小学生とかでも読んでわかる感じに 構成されていて、体系的にまとまっているのが魅力的! たいして日本史に興味はないけどこれには星5!...
2020.9.17 発売! 最近はそこまではテレビ出てない印象だな~くらいの方の著書で タイトルに惹かれて買いました。 うん!わかりやすくて良い!!小学生とかでも読んでわかる感じに 構成されていて、体系的にまとまっているのが魅力的! たいして日本史に興味はないけどこれには星5!!
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当方アラフォー。 TBSラジオリスナーとして聞いたことのある名前。 ワイドショー関連はノータッチ。 著作は初読。 という状態で読んで、かなりよかった。 中年になって社会の酸いも甘いも嚙み分けた段階で、歴史に興味が再度湧いてきた段階で、この本は、出会うのに最適な時期であったろう。 ...
当方アラフォー。 TBSラジオリスナーとして聞いたことのある名前。 ワイドショー関連はノータッチ。 著作は初読。 という状態で読んで、かなりよかった。 中年になって社会の酸いも甘いも嚙み分けた段階で、歴史に興味が再度湧いてきた段階で、この本は、出会うのに最適な時期であったろう。 最近主にポッドキャストで歴史や言語やを復習するのが面白い(リベラルアーツ)が、その一環。 中高生の受験本としてはどうか。 ある程度日本史や人類学を齧ったことのある人にこそ嬉しい本かもしれない。 断片的な事前情報が、本書を読むと、書籍内では省略されているにもかかわらず、読者の頭の中で再構築されていく。 この気持ちよさを味わうためにこそ、中高生当時いまひとつ面白くない授業に耐えてきたのではないかしらん。
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