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あきない世傳 金と銀(九) の商品レビュー

4.2

120件のお客様レビュー

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2021/04/05

妹の結が、音羽屋の後妻に駆け込み、音羽屋が買収した呉服屋の女将に収まるという驚きの展開に一気に読んだ。姉妹の静かな戦い、しかし、姉は常に「買うての幸せ、売っての幸せ」を心にもち、お客様に寄り添うことを第一に考えている。この心は現代にも通じる。この心を自らも体現せねばと常に思う。

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2021/03/07

辛い辛い9篇だった。 裏切りを深くする不気味な結に、決別でもなく、ライバルとして、粛々と己の道を探そうとする幸を応援するばかり。 そして、木綿の藍染めの試作完成! 鈴と緒の模様を勝手に想像しながら、時間に想いをつなぐ。

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2021/03/01

まさか結が…と信じたくない気持ち。幸や型彫師の機転にホッとする気持ち。そしてまた試練がとハラハラと安心を繰り返しながら一気に読み進めました。幸の知恵者っぷり、憧れます。

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2021/02/27

210227*読了 結ちゃーーーん…どうしてなの…。茹で蛸め!滅!滅!と怒り心頭。 今巻は辛い、とても辛い。幸の心を思うといたたまれなくなります。 でも、それでも幸は前を向くのです。どんな状況に立たされても、何かできることはないかと、拳を額に当てて知恵を絞るのです。 富久さん、智...

210227*読了 結ちゃーーーん…どうしてなの…。茹で蛸め!滅!滅!と怒り心頭。 今巻は辛い、とても辛い。幸の心を思うといたたまれなくなります。 でも、それでも幸は前を向くのです。どんな状況に立たされても、何かできることはないかと、拳を額に当てて知恵を絞るのです。 富久さん、智蔵さん、どうか見守っていてください。そして力を貸してください…。ああ、苦しい。 この巻の幸と私は同じ歳。ますます応援したくなります。いろいろ悩むことはお互いあるよね、と幸の肩を抱きたい。 そして、私の好きな菊栄さんが久しぶりに登場してくれます。今でも女性が活躍できる世の中って発展途上だと思うけれど、この当時なんてもう今とは比べられないくらい、女性が商いをする、女性がトップに立って活躍するってことが難しかった。 それでも幸にしろ、菊栄さんにしろ、才気あるパワフルな女性がいて、一生懸命に自分自身で道を切り拓こうとしている姿が胸にぐっときます。 この巻の中では、菊栄さんと幸が語らうシーンが一番好きだな。 八方塞がりかに思われた状況から、巻の最後にはいよいよ一筋の光が…! 10巻目も手元にあるので、すぐさま読みます。このドキドキを胸に残したまま、続きが読めるって最高。

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2021/02/13

辛い酷い事が次から次へと、途中読み続けるのが辛い事もあったが、最後にやっと明るい兆しが見えてきて、安堵して読み終えた。

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2021/02/05
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結、いい性格してんなー。 みをつくしでも、いろんな嫌がらせあったけど、この手のかわいがってきた妹の裏切りってのは辛い。 最大のピンチ、というだけあって、今度はもう盛り返せないのかもおもったけど、ほんとに幸はしぶといな。 小紋に引き続いて浴衣が発明されてしまった。 太物からそういくか、って面白かった。

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2021/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うあ〜かつてない程劇的な展開ですが、五鈴屋の復活も近そうでひとまずほっと。 結ちゃんほんと…って思いましたが、お竹どんがこぼした言葉に、可哀想な人なんだなってなりました。嫉妬する対象の姉をなぞってるだけだもんな今のところ。。 9巻、誠実に人と関わる事って大事なんだなと思いました。言葉にはされてない、目の前の人の思いを察するとかも。苦境になっても、力になってくれる人が大勢、五鈴屋にはいます。 今作の対立相手は音羽屋になるのかな。こちらもまたかなり立ちはだかりそうです。

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2021/02/02

+++ 大坂から江戸に出店して四年目、まさにこれから、という矢先、呉服太物商の五鈴屋は、店主幸の妹、結により厳しい事態に追い込まれる。形彫師の機転によりその危機を脱したかと思いきや、今度は商いの存亡にかかわる最大の困難が待ち受けていた。だが、五鈴屋の主従は絶望の淵に突き落とされな...

+++ 大坂から江戸に出店して四年目、まさにこれから、という矢先、呉服太物商の五鈴屋は、店主幸の妹、結により厳しい事態に追い込まれる。形彫師の機転によりその危機を脱したかと思いきや、今度は商いの存亡にかかわる最大の困難が待ち受けていた。だが、五鈴屋の主従は絶望の淵に突き落とされながらも、こんこんと湧き上がる泉のように知恵を絞り、新たなる夢を育んでいく。商道を究めることを縦糸に、折々の人間模様を緯糸に、織りなされていく江戸時代中期の商家の物語。話題沸騰の大人気シリーズ第九弾!! +++ どうしてこうも苦難に見舞われなくてはならないのだろう。五鈴屋は、今回もさまざまな苦境に立たされることになる。その最たるものは、幸の妹・結の行いであることは間違いないだろう。これでもかというほど、五鈴屋を追い詰めていくが、どこかで何か胸の内に秘めた企てがあるのではないかと、希望を探してしまうのも確かである。そうであってくれたらどれほどいいだろうか。とはいえ、幸も手をこまねいているだけではない。新しい商いのアイデアが形になりつつあり、明るい光も見えている。どうぞこのままうまくいきますように、と強く祈りたくなる一冊であり、さらに次が愉しみなシリーズである。

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2021/02/01

妹の結が音羽屋の後添いになることを決意し、あろうことか十二支の型紙を無断で持ち出す。 嫁ぎ先の音羽屋はそのおかげで商売の勢いを増す一方、呉服も商いを閉ざされた五鈴屋は太物の商いだけでなんとか踏みとどまる。

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2021/02/01

何という展開。ドキドキ、ハラハラが止まらない。がんばれ幸!頑張れ鈴屋のみんな!と応援せずにはいられない!

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