あきない世傳 金と銀(九) の商品レビュー

髙田郁(著者)

2022/01/14

くーッ！結ーーー音羽屋ーーー。
負けない幸と五鈴屋の人々。
賢くて強くて絆が深くて、やっぱり生きるヒントがいっぱいです！

2021/11/08

2021.11.07.読了

これは一気に読んでしまいました。

やっぱり　結　は…
結の気持ちには添えないな。
幸や賢輔、お竹や江戸だけでなく大阪の五鈴屋の人たちのことを考えたら、
とてもできない行動だと思うけど。

いつものことだけど、
これでもか、これでもかと問題が起き、
乗り越えていく幸に励まされる。

菊栄が江戸に来たら、またさらに楽しくなりそう！
お梅もいいことありそう。

「菜根譚」の言葉は書き留めてしまった。

2021/10/30

序盤は結と音羽屋へのなんとも言えない怒りで読み進めさせられました。こんだけムカついた読書は久々。なんていう仕打ち。中盤の危機にあっては、またも惣次の頼もしい助けが。でも、今作で印象的なのは、なんと言っても『新たな盛運の芽生えは何もかも失ったときに既にある』という言葉。希望に満ちた素晴らしい言葉です。いよいよ巻き返しなるかという最後。また次作を読むのが楽しみになりました。

2021/10/17

結ちゃん…とんでもないことになってしまったけど、幸にはこうして袂を分かったなら覚悟を決めてほしい。
いつか結が窮地に陥ったときがあっても、幸が下手に同情するようなことにはなってほしくないな。
十二支の小紋は実際どんなのか見てみたい。

流れがどんどん大きくなって滝になり、淵に停滞してるように見えても泉のようにこんこんと新しい水が湧き出てきている、ということか。
「菜根譚」の教えよろしいな。
「衰える兆しは最も盛んな時に生まれ、新たな盛運の芽生えは何もかも失った時、既に或る。」
五十鈴屋のみんながんばれー。

2021/10/01

『買うての幸い、売っての幸せ』を貫くため、江戸で日々知恵を絞る五鈴屋の奮闘。
7～9巻を一気読み！

もう色んなことがあり過ぎてあり過ぎて、面白すぎます！
今までにない深い苦しみの中、人とのつながりや関わりに安らぎを得たり、ほわっと心が温まったり♪
幸に降りかかった試練を思うと、もう辛くて辛くて…。腹が立つし悔しいし悲しい。
でも、嬉しかったり感動で胸がいっぱいになることもあり、感情を揺さぶられっぱなし。

人生って本当に何があるかわからない。
何がどう未来に繋がっていくかもわからない。
どんな苦難にあっても辛抱強く、一つ一つの出会いを大切に心を込めて対応する。
幸の前向きな姿勢、周囲への心配りには本当に頭が下がります。
だからこそ、苦難の時を越えたあとは胸がいっぱいになりました。

2021/09/29

妹結の裏切りが、四代目徳兵衛に重なる。その渦中、ひたむきに誠実に歩み続ける幸の姿。零落のうちにある新たな盛運の芽生えを感じて、読んでいるこちらが励まされた。

2021/09/13

呉服太物商の五鈴屋に、商いの存亡にかかわる
最大の困難が…。だが、五鈴屋の主従は絶望の
淵に突き落とされながらも、こんこんと湧き上がる
泉のように知恵を絞り、新たなる夢を育んでいく…。

2021/09/04

家を飛び出した結。どんな展開が待っているのかと楽しみに読み始めました。すぐに引き込まれ、思い切り感情移入しながら読み進めてました。それにしても、期待を裏切らない面白さ！

2021/08/09

身内の結の裏切りはまさかとは思ったが、どうやら引き返せないようで。ただ、女主人として五鈴屋を仕切って、人も集まってくる幸を一番近くで見ていたからこその葛藤も想像すると辛いものがあるな。

今回は辛い状況が続いたが、最後にまた新たな知恵で戦いに挑む希望が見えて、次巻が楽しみ。

耐え忍ぶこと、腐らずに次の手を考え抜くこと、人に会うことってやはり大事なんだな。

2021/08/08

お、おのれ！音羽屋めっ！(結も)

心の中で何回このセリフを吐いたことだか。

でも、ここで負ける幸ではありません。巻き返しが楽しみです。