あきない世傳 金と銀(九) の商品レビュー
今作は苦難の連続で読み始めから心がざわざわ。 幸がこのままで終わる訳がないと思いながらも落ち着かず違う意味で読む手が止められない。 新たな盛運の芽生えは、何もかも失った時、既に在る… の言葉を信じて五鈴屋の盛り返しを願います!
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妹の嫁いだ音羽屋からの嫌がらせにより、絹織物の商いを禁じられた江戸本店。綿織物で工夫を凝らそうと知恵を絞るお話。 ここからの巻き返しがどうなるのか楽しみ。
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結に型紙を奪われるも起点で切り抜ける。 次には、呉服仲間から外される。 全ては音羽屋が仕組んだことであった。 音羽屋に嫁いだ結に五鈴屋の商いを全て真似され、太物あいか扱えなくなった江戸本店は窮地に立たされていた。 幸は一度大阪に帰り、諸所を整理して、江戸の現状を見直す。 ...
結に型紙を奪われるも起点で切り抜ける。 次には、呉服仲間から外される。 全ては音羽屋が仕組んだことであった。 音羽屋に嫁いだ結に五鈴屋の商いを全て真似され、太物あいか扱えなくなった江戸本店は窮地に立たされていた。 幸は一度大阪に帰り、諸所を整理して、江戸の現状を見直す。 染師の力造の助けを経て、木綿の紋をつけた染め物を完成させる。
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結、最悪やー。 だめでしょ。 お兄さんとの繋がりなど、縁を感じた。 ここから右肩上がりになってほしい!
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これ迄も、武家のものだった小紋染を庶民のものにしたり、と今迄世の中に無かったものを商品化し成功して来た幸の知恵。 本篇は、音羽屋の企み、罠?で、呉服仲間を外され、呉服商いを控えざるを得ない窮地に追い込まれる五鈴屋。そこを脱するべく太物でまだ顕在化していない消費者ニーズを掬い上げ形にして商品化して世に問うフェーズの話で、型彫り師、型付け師、手代の賢輔等との協力の中からそれが徐々に形になっていく過程はスリリングでありワクワク感溢れる。 そしてそれが遂に完成し、五鈴屋の窮地を救う商品に育って行くのか、という期待膨らむ場面で次巻に続く、というまたまた次が楽しみな心憎い終わり方。
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8巻、9巻の感想をまとめて。 他の方の感想にもあったが、8巻の終わりはまさかの結の裏切り。 これまで、あんなに姉思いで五鈴屋の為に尽くして来た結衣の裏切りには、9巻では「何かの間違いであってくれ」と言う思いで、続けて読んでしまった。 願い虚しく、結の暴走は続き、どんどん窮地に追い...
8巻、9巻の感想をまとめて。 他の方の感想にもあったが、8巻の終わりはまさかの結の裏切り。 これまで、あんなに姉思いで五鈴屋の為に尽くして来た結衣の裏切りには、9巻では「何かの間違いであってくれ」と言う思いで、続けて読んでしまった。 願い虚しく、結の暴走は続き、どんどん窮地に追い込まれていく五鈴屋。 組合からも外され、呉服の販売の商売が出来なくなり、木綿などの販売のみで何とか乗り切る五鈴屋の面々。 そんな中でまた新たな知恵が生まれる。 13巻までのこのシリーズも、残り4巻。 新たな策は何となく想像がつくものの、このまま結が音羽屋に染まってしまうのか・・・ それが一番気になるところ。
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妹の結の裏切りが非常に暗い影を五鈴屋に落としたが、そこからも這い上がる幸の知恵の働かせ方がすごい。次巻を読むのが楽しみ。
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一章を読むごとに力が湧いてくる。 「五百両はない代わり、私たちにはこことここがあります」 こんなセリフを言ってみたい。
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結〜!! 結の評価がめっちゃ下がった巻だった。 いやもうここまでするか?って思うくらいのパクリよう。 でも、窮地に陥った五鈴屋を見守ってくれる人たちの多いこと。やっぱり日頃の行いの差が出てくるんだろうなあって思った。 最後、藍染でワンマイルウェア作ろうってところで終わってしまって、続きが気になって仕方ない。 私は性格が悪いので結にはぜひザマァ展開になってもらいたいもんだと思うんだよね。
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