ハグとナガラ の商品レビュー
女2人で旅をする連続短編集。別の短編で読んだことのある2人のその後の旅や関係が描かれてて我が事のようにのめり込む。ハグとナガラの関係性が素敵で、私も年1旅行をする友達と2人のような関係を築いていきたい。私も人生を足掻いて生きていきたい、旅に出たい。
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予測なんてできない人生の中で、旅をできる唯一無二の親友がいることがどれだけ価値のあることか、、そんな友はいない僕は羨ましくも感じた。 それぞれの背景を持った人々が出会い、そこから何かを感じ取る。これは家の中にいてはできない旅の大きな醍醐味だと思うし、積み重なって思い出に深みも出る...
予測なんてできない人生の中で、旅をできる唯一無二の親友がいることがどれだけ価値のあることか、、そんな友はいない僕は羨ましくも感じた。 それぞれの背景を持った人々が出会い、そこから何かを感じ取る。これは家の中にいてはできない旅の大きな醍醐味だと思うし、積み重なって思い出に深みも出る。こんな感性を大事にしつつ、これからも生きていきたいな。
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女二人旅のお話し。 以前読んだ本だが感想を書いてなかったので、 再読してみた。 すっかり内容を忘れていたため新鮮だった。 マハさんの小説は、いつ読んでも薄っぺらなものでなく、心にしみるもの。 特に今回は自分も同じような経験をしているので、身につまされた。 話しのなかに何度もでてき...
女二人旅のお話し。 以前読んだ本だが感想を書いてなかったので、 再読してみた。 すっかり内容を忘れていたため新鮮だった。 マハさんの小説は、いつ読んでも薄っぺらなものでなく、心にしみるもの。 特に今回は自分も同じような経験をしているので、身につまされた。 話しのなかに何度もでてきた 人生をもう少しだけ、足掻こう がとても印象的だった。 足掻くとは、活路をみいだすために必死に努力すること。
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楽しい旅を目標にして、日々の仕事を頑張るとか辛いことも頑張るとか、こうありたいな、と思える2人の話だった。 気兼ねなく旅に行ける友達の仲を大切にしたい。 人生をもっと足掻こう を教訓にしたくなる。 本作では、旅行に行くことで人生を思い切り楽しんでるようたが、理想の状態は毎日が非...
楽しい旅を目標にして、日々の仕事を頑張るとか辛いことも頑張るとか、こうありたいな、と思える2人の話だった。 気兼ねなく旅に行ける友達の仲を大切にしたい。 人生をもっと足掻こう を教訓にしたくなる。 本作では、旅行に行くことで人生を思い切り楽しんでるようたが、理想の状態は毎日が非日常の冒険で、毎日の人生を楽しんでいる状態なんだろうと思ったりもする。
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いくつかの短編を読んだが、纏めて本が出たので購入。 導入部から重い展開。失恋と仕事上の失敗から退職。丁度そこに大学時代の親友から連絡があり、二人の旅が始まる。友人も独身。父親が亡くなったり、母が倒れたり。この世代はどうしても親の介護が大変になってくる。 自分も妻も両親を見送ったの...
いくつかの短編を読んだが、纏めて本が出たので購入。 導入部から重い展開。失恋と仕事上の失敗から退職。丁度そこに大学時代の親友から連絡があり、二人の旅が始まる。友人も独身。父親が亡くなったり、母が倒れたり。この世代はどうしても親の介護が大変になってくる。 自分も妻も両親を見送ったので、これから二人で旅行を楽しめると思ったらよる年並みに体が、、、、 出張で全国を旅したが、やはり旅は誰かと行った方が楽しいと個人的には思う。
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旅っていつからしてないだろう。実家に帰ることはあっても、それ以外の行ったことのない場所への旅はもうずっとしていない。ありのままでいられる友とおしゃべりしてのんびりする旅はとてもうらやましい。 介護をしている母が失禁したとき、ナガラは『ええなあ。お母はん、かわいい。子供みたいやん。...
旅っていつからしてないだろう。実家に帰ることはあっても、それ以外の行ったことのない場所への旅はもうずっとしていない。ありのままでいられる友とおしゃべりしてのんびりする旅はとてもうらやましい。 介護をしている母が失禁したとき、ナガラは『ええなあ。お母はん、かわいい。子供みたいやん。ハグが子供だったとき、きっとお母はんもおんなじやうにしてくれたんと違う?』って、そんな風に思える大らかさとか、そんな時に同調するのではなく、母を疎ましく思ったり怒りの感情が向きそうなベクトルをすっと違う方へ向けてくれる素敵な間柄だと思った。 私もひと段落ついたら旅に出たい。 母の存在が当たり前過ぎるけど、いるのは当たり前じゃない。大切にしないといけないなぁ。
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ちょうど人生で色々あり、女友達から誘われて旅行に行ったばかりなので、ハグとナガラの気持ちと関係性にとても共感できる。また旅行に行きたくなった。どこまでリアルなエピソードなのかが気になる。 親の認知症、介護の話も悲しいけど考えさせられる。
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大人の女性2人の旅物語・・・ ただ楽しいだけでなく、 時々切なくて時々涙がホロリ。 そりゃ人生色々あるもんなぁ・・・としみじみ。 四十代から五十代半ばに差し掛かり、酸いも甘いも噛み分けながらそれぞれの人生を謳歌している主人公のハグとナガラ。 お互いの状況を慮りながら、2人で楽し...
大人の女性2人の旅物語・・・ ただ楽しいだけでなく、 時々切なくて時々涙がホロリ。 そりゃ人生色々あるもんなぁ・・・としみじみ。 四十代から五十代半ばに差し掛かり、酸いも甘いも噛み分けながらそれぞれの人生を謳歌している主人公のハグとナガラ。 お互いの状況を慮りながら、2人で楽しい寄り道旅をしてパワーチャージする物語。 ハァ・・・ いいなぁ〜こんな関係・・・本当に理想的だ。 無理に合わせる必要もなく、ただ独り言のように呟くのも自由。お互いの存在を尊重出来ているからこそなんだろうなぁ。 付かず離れずで物理的な距離は結構遠い。 それでいて、また絶妙なタイミングで旅のお誘いが来るのだ。 確かに女性の2人旅って違和感がない。 男性2人だとなかなかこうはいかない気がする。 1人旅だと色々心配されてしまう。 うーん、やっぱりベストだ!女性の2人旅♪ (夫婦とか恋人同士はいったん棚に上げます笑) 私も卒業旅行以来、女性同士の旅はご無沙汰だ。ふと思い浮かぶ友人は、ただいま育児に奮闘中! その時がくるまで、ハグとナガラの様に行きたい場所のプランをゆっくり練っておこうと思う。
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私が読んだ文庫版表紙は、ハグとナガラ2人が並んだ姿でした。 どちらがハグで、どちらがナガラだろう? 小説の紹介ページをちらりと見ると、コロナ禍でなかなか旅に出かけられなくなったひとが、この小説を読んで旅しているように感じてもらえたらという思いで出版されたそうな、、、 複数の出版社...
私が読んだ文庫版表紙は、ハグとナガラ2人が並んだ姿でした。 どちらがハグで、どちらがナガラだろう? 小説の紹介ページをちらりと見ると、コロナ禍でなかなか旅に出かけられなくなったひとが、この小説を読んで旅しているように感じてもらえたらという思いで出版されたそうな、、、 複数の出版社で発表されていた短編たち。ひとつの冊子にするとなったとき、どこから出版するか戦いが勃発していたのだろうか。ちなみに初めて読んだのは「あなたは誰かの大切な人」に収録されていた「波打ち際の二人」でした。他にもハグとナガラの話があると知り、読みたすぎて探していたらこちらの一冊と巡り会いました。 30代から50代にかけて、人生のなかで起こりうる転換期、家族のこと・恋人・仕事のこと・自分自身のこと……。読み進めていって自分の親のことを考え思いを馳せる場面もあり……泣きそうになりました。 原田マハさんも普段から友と旅行するとのことなので。その友人とのあれこれを元に書いたのだろうかと想像した。 おそらく20代で読んだらこんなに「また読みたい」とは思っていなかった。 今この瞬間に読むことができて本当に良かったと思う。 また、きっとこの小説を読むときが来るだろうなあと考える。
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旅ともに渡そうと思って買った本 母の介護のシーン 自分が子供の頃に母に自分がしてもらった事を 今自分が子供の頃母にしてもらったのだ、って内容 すごくわかる。 まだその状況にはなって無いけど、 色んな事って廻り廻ってると思う
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