ハグとナガラ の商品レビュー
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心友とランチした日に読み終わりました。 親友と旅するお話でしたが、 物語の主体は それぞれの親の老後や、自分自身の生活などで 年齢は違えど、 同じような環境で考えさせられるようなことがたくさんありました。 私自身、祖父母の介護や面会などで 走り回っています。 そんな中で読んだのがこの小説でよかったなと 少なからず思いました。 これからも、 気負いすぎず、でも自分自身が 後悔しないように、 とにかく今できる親孝行を 全てやろうと思います。 念の為ネタバレボタン押しておきます。 親や祖父母の介護をしている人、 これからする人、 ともに人生を足掻こう。
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『人生を、もっと足搔こう』 やりたいのにやってないことがたくさんある。 年をとると、続くかどうか分からないことに手を出しづらくなってきている自分がいる。 無駄なことに時間を使うようにしないとアカンなと、あらためて考えさせられました。 毎日、毎月、ちょっと頑張れば手が届く目...
『人生を、もっと足搔こう』 やりたいのにやってないことがたくさんある。 年をとると、続くかどうか分からないことに手を出しづらくなってきている自分がいる。 無駄なことに時間を使うようにしないとアカンなと、あらためて考えさせられました。 毎日、毎月、ちょっと頑張れば手が届く目標を立てようと思います。 ・毎日身体が痛くなくてもストレッチする。 ・NHKの英語教材を毎月買う。 まずはこの程度の目標から
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原田マハさんは、千鈴さんという方とたくさん旅をされているそうです 最初読んでいて、羨ましい気持ちがムクムクと湧き出てきました。行きたい時にすぐに旅に行ける友達も、仕事も、お金もあってと。 一般人はなかなか行きたいと思っても旅になんて行けないのよーなんて。 ハグとナガラの旅の歴...
原田マハさんは、千鈴さんという方とたくさん旅をされているそうです 最初読んでいて、羨ましい気持ちがムクムクと湧き出てきました。行きたい時にすぐに旅に行ける友達も、仕事も、お金もあってと。 一般人はなかなか行きたいと思っても旅になんて行けないのよーなんて。 ハグとナガラの旅の歴史 私が思う、楽しい思い出、羨ましいことばかりではなく、苦労や寂しさ、介護、別離もあり。 人生と旅の記録でした。 特に「遠く近く」は泣けた!
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30代・40代・50代…年を重ねていく中で、直面する家族や仕事の悩みが他人事に思えないくらいリアル。何より「なんか最近うまくいかなくて、不安なことばかりだな…」と思うことがある今。作中にある「人生足掻こうよ」や「イケるよ」という言葉が響いて、優しく包み込まれた感じがしました。旅…いつからしていないかな?自由な旅したいな~とちょっとした楽しみが増えました。そして、私も誰かのナガラみたいな存在になりたいなとも、思いました。適度な距離を保ちつつ、何かあった時は「大丈夫!イケるよ!」と言える親友。最高ですよね。
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読んだタイミングばっちり。 旅の意味ってほんまに人の数だけあるねえ。 主人公は私と同じ独身30代後半。物語の終わりにかけて55歳になっていって、1人で生きていくこと、両親の世話をどうするとか、私がこれから向き合うことに先に向き合ってくれてる。リアル。そしてそんな彼女を支える女2人...
読んだタイミングばっちり。 旅の意味ってほんまに人の数だけあるねえ。 主人公は私と同じ独身30代後半。物語の終わりにかけて55歳になっていって、1人で生きていくこと、両親の世話をどうするとか、私がこれから向き合うことに先に向き合ってくれてる。リアル。そしてそんな彼女を支える女2人旅。途中泣いてしまうので、電車で読むのは恥ずかしいかも。
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人生の転機が訪れてふと学生時代の友人ナガラが「人生をもっと足掻こう」って旅に誘ってくれた。以来二人は40代前半から50代中盤にかけて日本全国津々浦々出かけていた様子が綴られていました。 ナガラは食べ物だったり、ハグは美術鑑賞だったりと趣味が違っても同じ空気を吸って気の合うもの同志...
人生の転機が訪れてふと学生時代の友人ナガラが「人生をもっと足掻こう」って旅に誘ってくれた。以来二人は40代前半から50代中盤にかけて日本全国津々浦々出かけていた様子が綴られていました。 ナガラは食べ物だったり、ハグは美術鑑賞だったりと趣味が違っても同じ空気を吸って気の合うもの同志の旅は刺激しあって笑顔があって楽しそう。 いいなぁ、旅って現実から非現実に抜け出してストレスを発散させ、活力を養いつつまた現実へと戻っていく。ナガラはのんびり屋さんで、ハグはしっかりした印象に見えるのですが要所要所でハグを支えていて現実の世界では揉まれているのに。ハグは実家に戻り母親の介護と並行してフリーの仕事をこなすようになると、不安定な暮らしぶりからナガラと旅行する機会が激減していったけど。ナガラにも同じように高齢の母を看取るまで大変な時期があったようです。お互いシングルでキャリアのある二人の話だったけど、旅行自体が目的とゆうよりも二人で時間を共有することが主目的のようで絆の深さを感じました。 私の場合は、子育てが終わり親の介護が始まる前の数年は、自分を取り戻したくって悪足掻きしようと山歩き始めたんです。ナガラのような友達もいて近場の里山を一緒に歩いていたのですが、私は体力のあるうちにステップアップしてアルプス目指したいって思いが膨らんできたのですが、友達はそんな気がなくハイキング程度に歩くことが好きだったので、いつの頃からか袂を分けてしまったんですけど。 アルプス目指したお陰で体力と気力が維持できて同世代の仲間は山を卒業した人もいるのですが、未だに続けてられるのが嬉しかったりです。
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凄い素敵な話 2人の関係も素敵で憧れるが 何よりナガラさんの懐の深さ!! 常に等身大 人に元気も与え 余計な感情などに振り回される事もなく まるで海のような まるで仏のような方だ!! こんな人になりたいと自分で思うが 到底なれないだろうな…と思わされた。
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親の介護や仕事など、人生思い通りにならない中女友達との旅を通して励まし合い乗り越えていくストーリーで、私もいつか訪れるであろう離れている親とのことを思い、切なくなりました。 私にもそれぞれ子育てがひと段落したり、なんとか子供たちを預けたりして、旅にでる学生時代の友達がいます。 ...
親の介護や仕事など、人生思い通りにならない中女友達との旅を通して励まし合い乗り越えていくストーリーで、私もいつか訪れるであろう離れている親とのことを思い、切なくなりました。 私にもそれぞれ子育てがひと段落したり、なんとか子供たちを預けたりして、旅にでる学生時代の友達がいます。 何でも話せて心から大笑いできる私たち3人。 コロナで旅はストップしているけれど、いつかまた再開して、ハグとナガラのように励まし笑い合って何でも乗り越えていけるのかな。
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さいはての彼女に出てきた、ハグとナガラのお話。彼女らが年を重ねるにつれ、お母さんの介護等の悩みが出てきます。お母さんの認知症がひどくなっていく、介護する側の精神がすり減っていく、というのも結構リアル。おとぎ話みたいに問題が綺麗に解決することはないんだけれど、大切な人との時間を大事にするという教訓と、2人が言い合った「人生を、もっと/もう少し足掻こう」というセリフにぐっときた。
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親友との旅について書かれた小説。 旅を通じて自分の希望する生き方を考える本。 飛行機の中で旅小説読みたいなあ、と気軽に手にとってみたんですが、思いの他シリアスで...笑 一生、ふらっと旅をしに行ける親友。 この本を読むときに思い浮かぶ人とは。 辛い時にこそ、旅に行きたい。 ...
親友との旅について書かれた小説。 旅を通じて自分の希望する生き方を考える本。 飛行機の中で旅小説読みたいなあ、と気軽に手にとってみたんですが、思いの他シリアスで...笑 一生、ふらっと旅をしに行ける親友。 この本を読むときに思い浮かぶ人とは。 辛い時にこそ、旅に行きたい。 新しい景色を見て、美味しいものを食べて、悩みを忘れよう、とよく言いますが、果たしてほんとに忘れられるだろうか? 家に帰ってきた瞬間に現実を思い出してしまうのなら、気分転換に旅に出る意味とは? と私はいつも思っていました。 今でもその考えがなくなったわけではないですが、誰と一緒に旅をするかがとっても重要なんだと感じます。 あの人と一緒にこの景色を見たい、あれを食べたい、あの思い出をずっと共有していたい、その気持ちが誰かを生かすのかなあ、と思いました。 (もちろん一人旅への憧れはずっとありますが) 旅に出たい人、大事な親友がいる人、人生について迷っている人におすすめです。
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