ハグとナガラ の商品レビュー
苦しい日常の息抜きに旅を。 気のおけない友との女二人旅を描いた短編集。 仲の良い二人の関係性が素敵すぎるし、暢気なナガラの言葉に心和む。 ”寄り道”が良かった。 人生には寄り道が必要な時もきっとある。
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感想 読んでいると自分も旅に出たくなる。紹介されていないところがほとんどだろうが、日本には色々なところに観光名所があるし、その場所は季節や天気、訪れる年齢や自分の状況によっても違いそうだ。 あらすじ 筆者が実際に友人と国内旅行した体験を物語としたもの。伊豆修善寺への一人旅。秋田男鹿から白神山地を巡るツアーでの一人の女性との出会い。赤穂温泉と母親の介護。母親をケアホームに預けて不安な中の鞆の浦旅行。友人との友情を取り戻す小田原旅行。
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まずは、良かったぁ~、旅と人生と友人、そして親 友人の支えと人生の岐路にそれに寄り添う旅 考えさせられた文も多く、自分も悩む時期が来るだろうと 人生は旅だ、旅っていいなぁ
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読む前は気ままな女性二人旅の小説かと思っていたら、最初こそそんな感じだったのが、二人とも年を重ねるにつれて母親の介護問題が出てきて… 途中から旅行よりそちらの話の比重の方が大きくなってきて、私の親もそんな年に差し掛かってきてるので、読んでいて色々考えさせられました。 もっと気楽に...
読む前は気ままな女性二人旅の小説かと思っていたら、最初こそそんな感じだったのが、二人とも年を重ねるにつれて母親の介護問題が出てきて… 途中から旅行よりそちらの話の比重の方が大きくなってきて、私の親もそんな年に差し掛かってきてるので、読んでいて色々考えさせられました。 もっと気楽に読める本かと思っていたら、意外と違って戸惑いましたが、でも最後は良い終わり方だったので、読んで良かったです。
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初めて原田マハさんの本を読みました。 この本を読み終わって、母との2人旅を決めました。 まだまだ人生楽しみたい。そう思えた一冊です。 終わりのシーンも良かったです。
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ほかの短編集に収録されていた作品や、文芸誌で発表されたものをひとつにした文庫オリジナルの全6話の短編連作集です。(第一話の「旅をあきらめた友と、その母への手紙」は『さいはての彼女』に収録されています。)解説は阿川佐和子さん。 ブログにて詳しいレビューしています* https:/...
ほかの短編集に収録されていた作品や、文芸誌で発表されたものをひとつにした文庫オリジナルの全6話の短編連作集です。(第一話の「旅をあきらめた友と、その母への手紙」は『さいはての彼女』に収録されています。)解説は阿川佐和子さん。 ブログにて詳しいレビューしています* https://happybooks.fun/entry/2024/02/19/200000
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「旅屋おかえり」を読みたくて、図書館で探していた時に、たまたま見つけた本。(結局、旅屋は貸出中で借りられず) 背表紙の要約に、「心に灯しびがともる」と書いてあり、あー、読みたい!と思って借りたのだが。 読み始めて、自分との共通点を見出したら、のめり込んだ。 自分には、宮城県に旅...
「旅屋おかえり」を読みたくて、図書館で探していた時に、たまたま見つけた本。(結局、旅屋は貸出中で借りられず) 背表紙の要約に、「心に灯しびがともる」と書いてあり、あー、読みたい!と思って借りたのだが。 読み始めて、自分との共通点を見出したら、のめり込んだ。 自分には、宮城県に旅友がいる。 都内に住む自分宮城の自分とでは、距離があるのに、気づいたら毎年1回以上は必ず旅をする15年が経過している。 「あー、旅に行きたい!」と、チャットで呟くと、「あー、ちょうど思ってた!どこにいきます?」と返信がある旅仲間。 それが、ハグとナガラに重なった。 年代が近いのもあり、親の介護、親が亡くなること、1人で生きていくこと、仕事の忙殺。そんな諸々の環境もハグとナガラに重なった部分。 読みながら、自分も一緒に寄り道をしている気分になり、励まされている気分にもなった。 わたしらイケるで。大丈夫や。と。 今年もまた、寄り道しに行きたいなー。 旅友にチャットしてみよう。
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何度も読み返して、自分の生活の息抜きにしたい本だと思った。図書館で借りたけど、買って手元に置いておきたい。 作者の生活の移り変わりがまるで母を見ているようで、なんとなくあぁ、母もこんな気持ちなのかなぁとか自分もこんな時代がくるんだろうなぁとか思った。後半になるにつれてただただ楽しい女2人旅ってだけじゃなくて、リアルな人生が描かれていて自分もいずれこうなるのかもと楽しい気持ちだけでは終われなかった。悪い意味ではなくて!考えさせられる本だった。
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人生は1つの旅だということを体現してくれた本だった。思い通りにはいかない、少し寄り道したっていい、思い立ったら行動してみることが重要、そんなことが心に刻まれた。また、ナガラのふとした言葉が心に刺さった。綺麗事を並べるのではなく、ハグに寄り添った一言をくれるナガラ、最高の友人だと思...
人生は1つの旅だということを体現してくれた本だった。思い通りにはいかない、少し寄り道したっていい、思い立ったら行動してみることが重要、そんなことが心に刻まれた。また、ナガラのふとした言葉が心に刺さった。綺麗事を並べるのではなく、ハグに寄り添った一言をくれるナガラ、最高の友人だと思った。
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「星がひとつほしいとの祈り」で読んだ時はすごく好きだと思ったのに、今回はあまりはまらなかった。 ハグとナガラ祭りでお腹いっぱいになっちゃったのかも。 他にも読んだことのある短編が入っていた。 読むタイミングや収録されている前後の物語によって感じ方って変わるんだな。
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