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ハグとナガラ の商品レビュー

4.1

268件のお客様レビュー

  1. 5つ

    82

  2. 4つ

    104

  3. 3つ

    55

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2020/10/18
  • ネタバレ

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作者がご友人との旅を 楽しんでいらしたのは存じ上げていたが この作品の小説としての完成度は それを下敷きにしていたとしても、高い。 しみた。認知症の母を送った私には。

Posted byブクログ

2020/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原田マハさん、大好きなのに、いつも読む前は大した話じゃなさそう…と思ってしまう…が、必ず心を揺さぶられる。 この本も単に紀行文だろーなんて思って、カフェで読んでたら、まさかの落涙。。。 女二人旅の話ではあるが、母と娘が根幹の話。 自分自身の母との、そして娘とのことに思いをはせながら、あっという間に読み終えた。 今後、ハグとナガラのように旅をするかどうかはわからない。でも、『人生を足掻こう』とは思う。ときに母となり、ときに娘となって。

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2020/10/17

20201017 旅の味わい方、改めて人生に必要なものだと思わせる。テーマが現代の誰にも重なる事もあって、読んでいて何回か泣けてしまった。男の二人旅は無理なので一人旅か妻との旅を計画しようと思った。

Posted byブクログ

2020/10/16

原田マハさんが40歳になられてフリーランスになってから、旅友・御八屋千鈴(旅人ネーム)さんと、旅に出るようになってからのお話を名前をハグとナガラに変えて書かれた連作短編。 今年、思いがけず新型コロナウイルスの蔓延で旅路が阻まれ、こんなときだからこそと、シリーズを読み返し、まとめた...

原田マハさんが40歳になられてフリーランスになってから、旅友・御八屋千鈴(旅人ネーム)さんと、旅に出るようになってからのお話を名前をハグとナガラに変えて書かれた連作短編。 今年、思いがけず新型コロナウイルスの蔓延で旅路が阻まれ、こんなときだからこそと、シリーズを読み返し、まとめたそうです。 「寄り道」と「波打ち際のふたり」は既読でした。 「笑う家」 ー何かが特別面白いというわけでもない。けれど、友と一緒に笑うのに理由なんて必要なかった。- これ、わかるなあと思いました。 箸が転げてもおかしい年ごろというのがありますが、いつまでたっても昔からの親友とは何かと笑ってしまいます。会って昔話を何かするだけでおかしいんです。 「女ふたり旅」を始めて十年ほどたって、お母さんが認知症になられたそうです。 私も、マハさんたちの年齢に近づきつつありますが、私の母は今のところ私より元気なくらいで「私はなんて恵まれているんだろう。お母さんありがとう」と涙が出そうになりました。 「あおぞら」でナガラのお母さんが急逝された場面は91歳であられたとはいえ、読むのがとてもつらかったです。 この本は「折り返し地点から動き出す、女ふたり 泣き笑いの旅物語」「秘湯に入り、名物を食べ、花や月を愛でに出かける。二人一緒なら、どんなことも乗り越えられる」という帯がついていますが、旅の見聞録というより、大人の女性二人の友情の物語だと思いました。

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2020/10/14

旅ってどこにいくかじゃなくて、誰と行くか。 訪れた場所の空気を、風景を、 誰と感じたいのかがとても大切。 私は20代だけど、 読んでいてこれから先もずっとハグとナガラのような関係性を続けていきたいなって想像できる友達がいた。 ナガラのように、相手がしんどい時に支えになれるよ...

旅ってどこにいくかじゃなくて、誰と行くか。 訪れた場所の空気を、風景を、 誰と感じたいのかがとても大切。 私は20代だけど、 読んでいてこれから先もずっとハグとナガラのような関係性を続けていきたいなって想像できる友達がいた。 ナガラのように、相手がしんどい時に支えになれるような関係性を作っていきたいなって思いました

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2020/12/01

・ 元の夫と離婚協議をしていた頃、 「なぁ俺らって、離婚うんぬん言う前に、親の介護の心配とかする年齢になってきてるんだって」と言われて、全然心に響かなかったことを、思い出した小説です。 そして、最後から2番目の章で泣きました。 ・ みんな毎日、生きることに、精一杯。 BUMP O...

・ 元の夫と離婚協議をしていた頃、 「なぁ俺らって、離婚うんぬん言う前に、親の介護の心配とかする年齢になってきてるんだって」と言われて、全然心に響かなかったことを、思い出した小説です。 そして、最後から2番目の章で泣きました。 ・ みんな毎日、生きることに、精一杯。 BUMP OF CHICKENの”Ray”という曲の歌詞が好きで”正常か異常かなんて 考えるヒマもないほど歩くのは大変だ”を地で行くハグとナガラ。 ・ アート小説で名高い原田マハさんの最新作です。アートの要素は0.5%くらいだよ。 ・ 【本文より】 人生、いいときはどこまでもいいのに、 ダメなときはとことんダメになるもんだなぁ。 ・ 【出版社宣伝より】 恋も仕事も失い、絶望していたハグ。突然「一緒に旅に出よう」と大学時代の親友ナガラからメールが届いた。以来、ふたりは季節ごとに旅に出ることに。 ・ ともに秘湯に入り、名物を堪能し、 花や月を愛でに日本全国駆け巡る、 女ふたりの気ままな旅。 ・ 気がつけば、四十路になり、五十代も始まり……。 ・ 人生の成功者になれなくても、自分らしく人生の寄り道を楽しむのもいい。心に灯がともる六つの旅物語。 文庫オリジナル短編集です! (解説・阿川佐和子) ・

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2020/10/13

原田ハマさんのワードチョイスにはすごく惹かれた。 日常的な動作や感情、自然の風景などを的確かつ深みを帯びた表現を用いる。 ロマンチストにも程があります。

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2020/09/17

【見栄もしがらみもない、気ままな女ふたり旅】大学時代の同級生で十四年ぶりに再会したハグとナガラ。転職、別離、介護……人生の折り返し点を前にした、女ふたりの六つの旅物語。

Posted byブクログ