アスク・ミー・ホワイ の商品レビュー
古市さんの作品を初めて読みました。 BLものとは知らずに、手に取りました。 驚きつつも、止まることなくすぐ読めました。 男同士であれ、男女であれ 恋愛する気持ちや葛藤などは同じだろうし。 キュンとさせていただきました。 ただ、登場人物は成宮○貴さんを連想させる。 脳内イメージは ...
古市さんの作品を初めて読みました。 BLものとは知らずに、手に取りました。 驚きつつも、止まることなくすぐ読めました。 男同士であれ、男女であれ 恋愛する気持ちや葛藤などは同じだろうし。 キュンとさせていただきました。 ただ、登場人物は成宮○貴さんを連想させる。 脳内イメージは 完全に 彼になってましたw
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わたしはお姫様ですが、要望や希望は叶わないこともあると認識した上で言葉で伝えるようにしています。これはある人のおかげでできるようになったことです。どんな相手でも自分ではないのだから言わなければ伝わりません。伝わらなければ自分の気持ちなんて叶うはずがないのです。伝えることが第一歩、...
わたしはお姫様ですが、要望や希望は叶わないこともあると認識した上で言葉で伝えるようにしています。これはある人のおかげでできるようになったことです。どんな相手でも自分ではないのだから言わなければ伝わりません。伝わらなければ自分の気持ちなんて叶うはずがないのです。伝えることが第一歩、叶うか叶わないかはその後です。幸せって努力して掴めるものだと思います。
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作家さんに対してあまり良い印象がなかったものの、内容が気になって読んでみた1冊。 読み終える頃には白旗を上げて突っ伏す羽目になりました……。 全く綺麗なことなんて無い日常の中、恋人の裏切りという呪いを抱えて燻るヤマトと、芸能界の荒波に沈み、薬物に堕ちて溺れつつも危うい魅力を失わない港くんが、どちらもフィクションらしいキャラクター造形でありつつも、リアルと地続きの人間くささがあって魅力的でした。 時には旧知の友人のようで、時には恋人の一歩手前のようで。 互いにひとりの人間と人間として、距離を縮めていく様には作中何度もドキドキさせられました。 ヤマトの抱くそれは紛れもなく「恋」だろう!とどれだけ背中を押したくなったことか……。 読了後、作品タイトルでもある曲の和訳を調べて、港くんも等しくヤマトのことを想っているのだな、と改めて感じることが出来て、本当に素晴らしいエンディングで良かったです。 男性同士の恋愛、というよりも、本当に人間としてお互いに惹かれた。 そういう雰囲気が作品全体にあり、恋愛を性別ありきで語るのはナンセンスだよな、と日頃思っている身として、その点でも個人的に評価が高いなーとも思います。 今年イチ、読んで良かったと胸を張って言える作品でした。
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ロマンチックだとは思ったけれど決して綺麗事だけではなく重いとも感じた。自分が好意を持っている人に好かれるために、同じ土俵に入るために、焦って背伸びをしてしまったり、友人の突然が突然に自分に隠していたことを告白されたら、覚悟していても不自然に考え込んでしまったりすることは少なからず...
ロマンチックだとは思ったけれど決して綺麗事だけではなく重いとも感じた。自分が好意を持っている人に好かれるために、同じ土俵に入るために、焦って背伸びをしてしまったり、友人の突然が突然に自分に隠していたことを告白されたら、覚悟していても不自然に考え込んでしまったりすることは少なからず自分にも当てはまるところがあるのではないか、と読んでいる最中に考えていた。私は自分のこのようなところがあまり好きではないがこの物語の二人はそんな出来事も味方にしてしまう。希望を与えてくれる小説だと思う。
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面白かったけど、男同士のベッドシーンだけはどうも…笑 愛の言葉は言い訳に似ている、という言葉が印象に残った。寂しさや孤独も言葉にしてしまえばありきたりだし陳腐で、だけど本人にとっては切実で、それって愛も同じということかと納得してしまった。
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古市憲寿作品はすべて読んだくらい最初の作品『平成くんさようなら』から好きだが、今作が今までで1番良かった。古市さんがBL作品!?と驚いたが、もうきゅんきゅんが止まらなくて一気に読んでしまった。もうヤマトが港くんのことをずーっと好きで、「もう港くんのこと大好きじゃん!」と何度思ったか知れない。もうずっと幸せでいてほしい。
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穏やかな恋愛小説の中に人の本質を垣間見るような文がところどころにあって面白かった。映画化されたらいいなぁと思った小説でした。
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BLライトノベル。 物事の表面をさらりと撫でただけのような小説。 作者はモデルはいないと言っていたけれど、港くんがどうしても成宮くんと重なる。そのわりに格好良さがまるでなくってガッカリ。 古市さんの文章のなかでは最も中身がない感じ。
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好きなところあり過ぎて困るけど、中でもお気に入りをひとつだけメモ。 昔は、いくらキスやセックスをしても、本当に二人が誤解なくつながり合っているかなんてわからないと冷めた見方をしていた。いくら言葉を尽くしても、互いの気持ちを伝え合うのは無理なのだから、誤解は広がっていく一方なのではないか、と。だけど港くんと出会って、僕は考え方を少し変えた。 誤解とは大前提なのだ。あらゆる関係には、誤解や思い違いやすれ違いが含まれている。その中で、誤解を解こうとする過程にこそ意味があるのではないか。完壁に理解し合うことが無理だとわかりながら、その状態に近付こうとする試行錯誤こそが、誰かを思い合うことなのだと思う。 だからきっと、愛の言葉と言い訳は似ている。わざわざ「好きだよ」と口に出すのは、好きじゃない可能性を否定するため。「ずっと一緒にいたい」と伝えるのは、やがて別れる日が来るのを予感しているから。いつか港くんに長いラブレターを書くことが あったら、きっと言い訳の言葉ばかりが溢れてしまうのだろう。 世界には無数の可能性が潜んでいて、そのどれを選んでも、おおよそ日々はつつがなく続いていく。僕たちが付き合い続けても別れても、明日は間違いなく訪れる。だからきちんと伝えないといけない。世界に二人だけしかいなければ、伝える必要のない言葉。 世界に愛という感情しか存在しないならば、わざわざロに出すまもない言世界が永遠に続くのならば、確認するまでもない言葉。 「僕、港くんのことが好きです」 「ヤマトも酔ってるの?」 「約束したじゃないですか。ちゃんと思ってることはロに出そうって」
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永遠なんてないと分かっていても、この人との時間と関係がどうか永遠に続きますように… そう願ってしまう気持ちが後半部分に詰まっていて胸が久しぶりにキュッとなった(笑) 元芸能人のみなと君と元恋人に流されるようにアムステルダムまで着いてきてしまった主人公のヤマト。 冴えない主人公のヤマトが元芸能人なだけにキラキラとしているみなと君に惹かれて行く過程で、自分はゲイじゃないのにと言う気持ちと、 どうしようもなくみなと君に惹かれてしまう自分に戸惑いを隠せないあの恋している時のぐちゃぐちゃした感情が、甘酢っぺぇ!! となりながらニヤついた。 男同士だからとか女同士だからとか、偏見は沢山あるとは思うけど、でもこの時間が永遠に続きますように。 ずっと傍に居られますように。 と言う大切な人を大事にしたいという気持ちは男女同士でなくても変わらないのだと思う。 ダーク落ちとかあるかなと心配もしたけど、どこまでも相手を大切にしたいという気持ちが溢れたまま終わってて、ホッとした。
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