ゴッホのあしあと の商品レビュー
たゆたえども沈まずの副編であることを知らないまま読んでしまいました。ですが筆者のゴッホに向けた想いや追いかけてみつけた物などはとても興味深く、途中で本編の小説を読もうかと思いましたが一旦はこちらを読み切ってしまいました。たゆたえども沈まずを購入したので、これから読もうと思います。
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【概略】 「たゆたえども沈まず」にてパリ・林忠正・日本とゴッホを繋ぎあげた筆者が、その作品「たゆたえども沈ます」創作秘話とともにゴッホの半生を紹介。筆者が持つ独特で柔和で優しい思索がゴッホの新たな顔を見せてくれる。 2021年05月22日 読了 【書評】 山田五郎さんの Y...
【概略】 「たゆたえども沈まず」にてパリ・林忠正・日本とゴッホを繋ぎあげた筆者が、その作品「たゆたえども沈ます」創作秘話とともにゴッホの半生を紹介。筆者が持つ独特で柔和で優しい思索がゴッホの新たな顔を見せてくれる。 2021年05月22日 読了 【書評】 山田五郎さんの YouTube チャンネル「オトナの教養講座」で特集されてから俄然興味がわいたゴッホ。原田マハさんのこの本、未読だったなと思い、手に取ってみた。ちなみに「たゆたえども沈まず」も積ん読な状態。 弱くて強い人なんだね、ゴッホ。相手のことを考えすぎちゃって、思いを馳せすぎちゃって、気を使いすぎちゃって、その熱さが時に疎まれ、自身の悩みとなり、でも打ち勝ってきて。ココロの中で先に築き上げられる情景や展開(例:他の画家達と集結して・・・云々)に胸踊っちゃって、でも現実は違ったりして。なんて強烈な存在感なのだろうね。 三角形の相似のように、面積比は全く違うけど、自分の周囲にはゴッホみたいな人、いる。数年前は、彼の放つ言葉に相当イラつかされた。周囲も彼の言葉にイラついていた。でも、彼は変わった。彼は自覚したかしらずか、彼のおかしみを全て許容するようになった。ネガティブな意思表示ではなく、ポジティブな意思表示の率を上げることで、イラつく人間は減っていった。今や彼は、とあるコミュニティー内では、全国区の人気者だ。ゴッホが気に入った人にその方の肖像画を送ったように、彼も彼が気に入った相手に対しては沢山喋る。何かしらの贈り物もする。本当に三角形の相似のようだ。 原田マハさんは、作品として具現化させるにあたり年単位、場合によっては10年以上、向き合うそうだ。その対象となる相手と対話して対話して対話して・・・浮き上がってきたもの、研ぎ澄まされたものの一滴一滴の蓄積が、あのような心動かすストーリーテリングとなって表に出てきているみたい。インスタントとかコスパとか、本当に、くだらない、この分野においては。 原田マハさんへの興味、そして、ゴッホへの興味、しばらくは続きそうだ。
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ゴッホは狂気の人と言ったイメージが強く、ゴッホの絵を見ているだけで何となく息苦しさを感じる事があるので、実は苦手だったのだけれど、この本を読んで少しイメージが変わった。 これを機に小林秀雄のゴッホの手紙も合わせて読んでみたけれど、確かにゴッホの手紙はそれだけで告白文学となる位の秀...
ゴッホは狂気の人と言ったイメージが強く、ゴッホの絵を見ているだけで何となく息苦しさを感じる事があるので、実は苦手だったのだけれど、この本を読んで少しイメージが変わった。 これを機に小林秀雄のゴッホの手紙も合わせて読んでみたけれど、確かにゴッホの手紙はそれだけで告白文学となる位の秀逸なもので、とても面白く、ゴッホの頭の良さを理解できた。
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たゆたえども沈まずを読んだあとに読みました。 日本好きなゴッホ、テオとの関係、耳切事件など狂気的な人物像に関心をもっていました。 読み終わり、ゴッホは恋い焦がれたパリに手が届かず、日本に代替を求めたんだろう、と思い、少し納得、少し(日本人として)振られた気分になりました。 それと...
たゆたえども沈まずを読んだあとに読みました。 日本好きなゴッホ、テオとの関係、耳切事件など狂気的な人物像に関心をもっていました。 読み終わり、ゴッホは恋い焦がれたパリに手が届かず、日本に代替を求めたんだろう、と思い、少し納得、少し(日本人として)振られた気分になりました。 それと、ゴッホはかなりインテリだったんだろうな〰️とか、作られたゴッホではなく、人間ゴッホが見える本でした。 南仏と、パリと、林忠正の故郷富山に旅行してみたくなりました。 たゆたえどもを、もう一度読み返しました。
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ゴッホの人生と日本の関わりを、わかりやすく読ませてくれる。ゴッホの生涯をさらっと、でも彼の人柄やその時代の彼の状況など深いところまで。 ゴッホといえば狂気の人というイメージがあったが、努力家でインテリという面を見つけることができた。 原田マハさんは、ゴッホが好きらしく、その愛着も...
ゴッホの人生と日本の関わりを、わかりやすく読ませてくれる。ゴッホの生涯をさらっと、でも彼の人柄やその時代の彼の状況など深いところまで。 ゴッホといえば狂気の人というイメージがあったが、努力家でインテリという面を見つけることができた。 原田マハさんは、ゴッホが好きらしく、その愛着もあって、あたたかで読みやすい、素敵な本になってると思う。
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★★★2021年4月★★★ 小説『たゆたえども沈まず』の副読本。 ゴッホと林忠正の生涯をノンフィクション形式で追う。 小説のどこがフィクションで、どこがノンフィクションなのか。 ゴッホと林忠正に接点があったというのはフィクション。 このような創作ができるという事が小説の楽しさ...
★★★2021年4月★★★ 小説『たゆたえども沈まず』の副読本。 ゴッホと林忠正の生涯をノンフィクション形式で追う。 小説のどこがフィクションで、どこがノンフィクションなのか。 ゴッホと林忠正に接点があったというのはフィクション。 このような創作ができるという事が小説の楽しさだろう。
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まさに「たゆたえども沈まず」の副読本。「たゆたえども沈まず」を読んでから、この本を読むと作者の狙い、そしてどこからがフィクションなのかが分かる。「たゆたえども沈まず」は、ゴッホとテオがメインかと思いきや、林忠正がスタートだというのは非常に面白い。
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『たゆたえども沈まず』を読んだ直後に読ませていただきました。 『たゆたえども沈まず』の裏側やより詳しい史実が説明されており、とても勉強になりました。 ますますゴッホ、テオ、そして林忠正さんが大好きになりました! また、死ぬまでにゴッホの聖地巡礼をしなければ絶対後悔するなと確信しま...
『たゆたえども沈まず』を読んだ直後に読ませていただきました。 『たゆたえども沈まず』の裏側やより詳しい史実が説明されており、とても勉強になりました。 ますますゴッホ、テオ、そして林忠正さんが大好きになりました! また、死ぬまでにゴッホの聖地巡礼をしなければ絶対後悔するなと確信しました。笑 ありがとうございます! 原田マハさんの作品を全て読むのが今年の私の目標の一つです! 今年の一月に初めて楽園のカンヴァスを読んでから、まんまとマハさんの作品にハマってしまい、毎日毎日とても楽しんで読ませていただいています! これからも楽しみです^ ^
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たゆたえども沈まず、とセットでどうぞ!という一冊。 たしかにゴッホへの先入観って多かれ少なかれあって、それでなんだかマイナスイメージに振れがちだけど、現代でいえば心身症を患ってムラがあっただけなんだろうな。 あれだけの作品を短期間で残して、命を燃やして、セーヌを描きたくても描...
たゆたえども沈まず、とセットでどうぞ!という一冊。 たしかにゴッホへの先入観って多かれ少なかれあって、それでなんだかマイナスイメージに振れがちだけど、現代でいえば心身症を患ってムラがあっただけなんだろうな。 あれだけの作品を短期間で残して、命を燃やして、セーヌを描きたくても描けなくて、弟を思えば思うほど距離感が難しくて。 きっと本人は生きてるときに評価されたかっただろうけど、いま彼は永遠の命を手に入れていつまでも生きているようにわたしもおもう。 あとやっぱり星月夜はさいこうだよ。あれをMoMAで見られてほんとうによかった。
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もともとゴッホが好きで、本編を読んでいる、というところから手に取った本書。 ゴッホの孤独と希望、誇り高さ、繊細さ、力強さが感じられ、そこから副読本と本編のループに入ってしまいそうになりました。 コロナ禍の中、パリで書かれたあとがきは、今でなければ描けないであろう感覚の描写があ...
もともとゴッホが好きで、本編を読んでいる、というところから手に取った本書。 ゴッホの孤独と希望、誇り高さ、繊細さ、力強さが感じられ、そこから副読本と本編のループに入ってしまいそうになりました。 コロナ禍の中、パリで書かれたあとがきは、今でなければ描けないであろう感覚の描写があり、「たゆたえとも沈まず」の言葉が改めて深く沁み入りました。
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