純喫茶パオーン の商品レビュー

椰月美智子(著者)

2021/08/16

一瞬ファンタジーなのか現実なのか？となる感じで、結論を急いで知りたくなり、ぐんぐん読み進めてしまった。小学生から大学生までの成長記録と画像や友達とのほんわかした気分が味わえた。

2021/08/28

失恋したときは泣くのがいちばんだよ、と恋も失恋もしたことのないぼくだけど、そんなふうに思ってゆりちゃんの大きな背中をなで続けた。
(P.26)

2021/08/03

「純喫茶パオーン」店主の孫「来人」が、小学５年・中学１年・大学１年の頃にそれぞれ出会った不思議な事件と温かな日々を描いた連作短編集。

友情や恋を中心に、家族や喫茶店の料理が彩を添えます。軽い切り口で描かれているので、あっさり読みやすい。幅広い年齢の方が楽しく読めるのではないかと思います。

特に印象的だったのは、「あまのじゃくだな、のっぺらぼう」での圭一郎の言葉。
自分が同じく立場だったら、素直に琉生の幸せを喜べるだろうか。と考えさせられました。寂しい気持ちが勝ってモヤモヤしそうです。終盤、琉生にかける優しい一言もよかった。

2021/07/10

読んでるうちに我慢できなくなって、
まんまとランチにナポリタン作って食べちゃいました（笑）

本当においしそうなの‼
︎ナポリタンもミルクセーキもバナナジュースも…♡

通いたくなる素敵な喫茶店と、味のあるみんなを取り巻くちょっぴり不思議な事件の数々。

なんだか毎日が愛おしくなる
ドッキリ×ほっこりストーリーに、読後こころにっこり♪

純喫茶パオーンの常連客になりたいっ！

2021/07/07

祖父母が営む創業40年の純喫茶「パオーン」に集まる幼なじみ３人の男の子達。成長に応じて起こるいろいろな悩みや事件を、愉快なじいちゃんやばあちゃん、純喫茶で提供されている美味しそうな食べ物と共に解決していくお話。

深刻なことは何もなくとにかく軽くて読みやすいお話。ただあまり面白くはない。じいちゃんの無意味なめちゃくちゃ方言が微妙に鼻につくし。

2021/06/24

ミステリー系ばかり読んでいたので何か心温まるような話はないかなと思い適当に選びました。

純喫茶パオーンは来人のおじいちゃんとおばあちゃんがやっている昔ながらの喫茶店。
来人が小学校5年、中学1年、大学1年のときの純喫茶パオーンで起こったお話。

パオーンという名は象の鳴き声だそうです。
おじいちゃんの、なんちゃって方言には笑えます。
サンタクロースを信じているかどうかの話から始まり、パオーンにのっぺらぼうの幽霊が出るという二話目。
そして最終話はパオーンに強盗が入ります。
来人の親友の圭一郎が突然タップダンスを踊り出したのには思わず声を出して大笑いしてしまいました。

パオーンのメニューではミックスサンドが、玉子サンド、ハムサンド、ピーナッサンドというのが気に入って、家でも作ってみようと思いました。
他にもナポリタン、ミルクセーキ、バナナジュースなども美味しそうでした。

2021/06/19

祖父母が営む純喫茶パオーンで起きる珍(？)事件に挑む孫の来人。

表面張力ギリギリの飲み物は決してこぼさずに運べる不思議な方言を操るおじいちゃん。
おばあちゃんの作るナポリタンの絶品具合とミルクシェーキとバナナジュースの美味しさ。

サンタさんことおじいちゃんにもらった嘘を見抜く鏡を手に入れた5年生の来人が
怪しげな取引をしている男女のカラクリにあっけに取られたこと。

夜中にパオーンにやってくる不審な人物とのっぺらぼう。
中1になった来人の初恋と幽霊研究と幼馴染2人との関係。

体調を悪くしたおばあちゃんの代わりに
パオーンと手伝うようになった大学生の来人。
来人が拾った不吉なメモとパオーンに押し入ってきた強盗と一悶着。

ナポリタン、食べてえ。

2021/06/13

3話それぞれの語りが、小学5年、中学1年、大学1年の男子、来人（らいと）。
彼は、舞台となる「純喫茶パオーン」経営者の孫である。

読んで後味悪くない暖かみのあるホームミステリー。
サクッと読めた。

2021/06/12

ちょっとした日常ミステリーで、とっても読みやすいです。
喫茶店が舞台なのも素敵。

じいちゃんのミルセーキ美味しそう(^^)

2021/06/09

のほほんとしてて、でも驚きもあって面白かった。
主人公の成長や、人間の暖かさが感じられる。
心地よい作品。