すべて忘れてしまうから の商品レビュー
買う予定はなかったけど、たまたま目に入って気づいたら手にしてた。 小説かと思ったら、筆者の日記?みたいな感じだった。 章終わりの絵や、時折魅せる写真にどういう意味があるのか考えながら読んでいた。 筆者のこれまでの経験を間接的に感じれ、脳内でもかなり具体的に描写できた 読み終わっ...
買う予定はなかったけど、たまたま目に入って気づいたら手にしてた。 小説かと思ったら、筆者の日記?みたいな感じだった。 章終わりの絵や、時折魅せる写真にどういう意味があるのか考えながら読んでいた。 筆者のこれまでの経験を間接的に感じれ、脳内でもかなり具体的に描写できた 読み終わった後に、「ボクたちはみんな大人になれなかった」書いた人ってことに気づいた。
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小説だと思って読み始めたらエッセイだった。 私とは男女差もあり、共感できるところは少なかったけど 言葉選びとか、個性的で面白かった。
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小説なのかエッセイなのか混じっているのか、調べればわかるんだろうけど、どちらでもいいかなと思う。作者の頭の中を覗き見しているような、日常の、一コマを一緒に過ごしたような気持ちになった。ままならない感じを、まるっと受け止めている感じが心地よい。
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燃え殻さんが言う。 人が亡くなって、最初に思い出せなくなるのは「声」って文章が印象的。本当にそう思いました。 面白くてまた読みたくなる本。
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著者のTwitterが好きで、目についたものはいつもチェックしてる。Twitterのようにサラサラと読む読み物。
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人生ってドラマチックだ。 そして真にドラマチックな瞬間は日常の中にある。 好きな人の寝顔を見ていたら幸せだと思ったり、 仕事帰りに見た夕焼けがゾッとするほど美しかったり、ランニングした後の水がめちゃくちゃ美味しかったり、素敵な映画を見て世界が輝いて感じられたり。 結婚式だとか...
人生ってドラマチックだ。 そして真にドラマチックな瞬間は日常の中にある。 好きな人の寝顔を見ていたら幸せだと思ったり、 仕事帰りに見た夕焼けがゾッとするほど美しかったり、ランニングした後の水がめちゃくちゃ美味しかったり、素敵な映画を見て世界が輝いて感じられたり。 結婚式だとか、誕生日パーティーだとか、そんなドラマチックを演出したイベント事はドラマチックなのが当然なのだから、真にドラマチックとは言えない。 そう思って私は生きている。 これは著者である燃え殻さんが本著の中で「人生のほとんどはグラデーションの中にある」と言う感覚と似ていると思う。 燃え殻さんの日々の何とドラマチックなことか。 誰かとの一瞬のつながりが、なんと尊くて美しいことか。触れる世の中の営みがなんて切ないことか。 個人的にはマイクタイソン似の高校のクラスメイトとのロッカーのエピソードがとても好き。 ドラマチックとしかいいようがない。 人の記憶は曖昧で、他から見れば驚くような体験は忘れているのに、誰かとの何気ないやりとりははっきり覚えていたりする。 そんな何気ないものたちや、日常の中に溢れるドラマチックを面白がって生きていきたいな、とこの本を読んで改めてそう思うのだった。 素敵なエッセイだ。
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人間の記憶とは儚いもので、それが元々誰の思い出だったのかも分からなくなってしまうことも多い 記憶は良いように悪いように捏造され、混同される そもそも残っていたらいい方で、大半の平凡な毎日ははじめからなかったかのようになくなってしまう けれどその積み重ねで私が何とかやってこれていた...
人間の記憶とは儚いもので、それが元々誰の思い出だったのかも分からなくなってしまうことも多い 記憶は良いように悪いように捏造され、混同される そもそも残っていたらいい方で、大半の平凡な毎日ははじめからなかったかのようになくなってしまう けれどその積み重ねで私が何とかやってこれていたり誰かが私を生かしてくれているのなら、朧気な記憶も悪くないなと思った
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一つ一つのエッセイで想像する物語は とても面白いものでいっぱいでした。 世界観が広がった気がします。
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昔のことをなんでこんなに覚えてるんだろ。記憶違いもあるかもしれないけど、それでもいいなぁと思う。そして画が最高だった!
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うちの家族は間違いなく全員燃え殻種族だ。 思い浮かんだ言葉を秒で口から吐き出す脳と口が直結しているタイプを極端に嫌う。 「死にたいんじゃない。タヒチに行きたいんだ。」 こんな置き換え方を教えてくれる人の本に出会えて私は嬉しい。 長生きは最大の復讐か… 「ちゃんと飯食ってます...
うちの家族は間違いなく全員燃え殻種族だ。 思い浮かんだ言葉を秒で口から吐き出す脳と口が直結しているタイプを極端に嫌う。 「死にたいんじゃない。タヒチに行きたいんだ。」 こんな置き換え方を教えてくれる人の本に出会えて私は嬉しい。 長生きは最大の復讐か… 「ちゃんと飯食ってますか?」 その一文に涙が出た。 「鼻を上に向けているより、頭を下げる姿勢が楽だ。偉そうにするなよ、疲れるから。」 そう教えてくれる祖父のエピソードが好きだった。 くすぐられたり、つまらせたり…燃え殻さんのエッセイは読んでいる間、私の胸は忙しく変化する。
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