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すべて忘れてしまうから の商品レビュー

3.8

90件のお客様レビュー

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2022/04/04

1冊目の小説を出した後SPA!で連載されていたものをまとめた燃え殻さんのエッセイ集。 全編を通して怠い、ほの暗い雰囲気。 なんていうか煙草の匂いのしそうな、睡眠不足の身体を固い床から引きはがすような、コンビニ弁当を買いに外に出たらその太陽の光が目に刺さるのが痛すぎてまた仕事場のビ...

1冊目の小説を出した後SPA!で連載されていたものをまとめた燃え殻さんのエッセイ集。 全編を通して怠い、ほの暗い雰囲気。 なんていうか煙草の匂いのしそうな、睡眠不足の身体を固い床から引きはがすような、コンビニ弁当を買いに外に出たらその太陽の光が目に刺さるのが痛すぎてまた仕事場のビルに戻ってしまうような、そういう感じ。 でもナンカ分かる。 時代の匂いとかそういうのを漂わせるこのエッセイはSPA!らしいなぁと感じたりして。 次は小説を読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2022/03/17

読み終わってから本の帯の推薦文をまた見ると、あーそうね、そんな感じだわって思った 心に残る話とかっていうんじゃなくて、自分の中にもこんなジャンルの感情みたいなものが潜んでいるなって、古い引き出しをちょっとだけ開けたような 読み終わったときの気持ちは、爽快感!ではないんだけれど...

読み終わってから本の帯の推薦文をまた見ると、あーそうね、そんな感じだわって思った 心に残る話とかっていうんじゃなくて、自分の中にもこんなジャンルの感情みたいなものが潜んでいるなって、古い引き出しをちょっとだけ開けたような 読み終わったときの気持ちは、爽快感!ではないんだけれど嫌じゃない重み

Posted byブクログ

2021/11/27

3.5人生の一コマを切り取るエッセイ。感傷的ではあるが、共感がある。人は、人生の一コマにすがりながら老いに向かう。

Posted byブクログ

2021/11/21

さらりと読める短編集。毎日寝る前に読んでいました。表現がおもしろいのか、こんなことある?みたいな非日常がちらほら。

Posted byブクログ

2021/10/20

タイトルと表紙に惹かれて手に取った本。 各話4ページで読み切れるため、1日4ページを布団で読むようにしていたが、毎回次の5ページ目の誘惑に勝つのが大変だった。 なんだかなあ、っていう日の終わりにふふって笑わせてくれる文才に、大丈夫って思わせてくれる著者の経験談が好き。

Posted byブクログ

2021/09/26

ゆっくりした時間が流れる文章だった。 出来事自体のおもしろさ、興味深さもさることながら、「この表現おもしろいな、好きだな」というところがちょくちょく出てくる。

Posted byブクログ

2021/09/15

著者の燃え殻さんのことは一切知らなかった。 本屋で見かけて、タイトルや装丁やぱらぱらと開いてみた感じに惹かれて購入してみた。 エッセイなのだけど、気張ったものではなく、ふっと零すつぶやきに近い。 結果、独特のシニカルな目線からくる悲哀みたいなものにしっかりとはまってしまった。 ...

著者の燃え殻さんのことは一切知らなかった。 本屋で見かけて、タイトルや装丁やぱらぱらと開いてみた感じに惹かれて購入してみた。 エッセイなのだけど、気張ったものではなく、ふっと零すつぶやきに近い。 結果、独特のシニカルな目線からくる悲哀みたいなものにしっかりとはまってしまった。 ひとつのエピソードが3ページと短く、ひとつひとつのエピソードの後に、長尾謙一郎さんという方の絵が据えられている。その絵がまた不思議な哀しさを秘めている雰囲気でいい。 たくさんの小さな抽斗が並んでいるような本だと思った。 大きな出来事などめったにない日々の中で、少し嬉しかったり少し悲しかったり少し腹が立ったり、時間が過ぎれば忘れてしまいそうなのになぜか忘れられない小さな出来事は案外たくさんある。 そのささやかなエピソードたちが入った抽斗が並んでいるような本。 感じるアンテナの感度が高い方なのだと思う。 現在のエピソードから過去の思い出に飛んでまた現在に戻ってきたり、小さな今の出来事を過去とつなげるのもとても巧い。 シンプルに面白かったので、このエッセイの続きになっている1冊も読みたいし、小説も出されているようなのでそれも読みたい。 明るくはないが、けして暗いというわけでもない、フラットな雰囲気がとてもよかった。

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2021/08/28

なんとなく儚くて寂しくなって、 でもくすりと笑える本。 世の中には色んな人がいて 色んなことが起きてるんだな、と思いました

Posted byブクログ

2021/08/25

忘れてしまうような些細な日常を綴った短編集。 忘れているのに、ふと思い出すような、日常にある何気ない感情が描かれてると感じた。 夜寝る前に一編づつ読んでいきたいような、一気に読むのは勿体ない気がする本でした。

Posted byブクログ

2021/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エッセィの様な短編集 短編集の様なエッセィ集 どちらも正解で どちらも嘘 どっちだって良くて 決めてしまうことなんてない ふらふらと どちらも楽しみながら ジャンル分けしないけど 本という形になった 言葉を 目から体に取り入れて 微睡んでいくような その世界があった様に感じるようで やっぱり私には無縁の様で 忘れないことなんてないから 書いて 形にすることで それを読んで また何かを思い出す 忘れて 思い出して また忘れて 繰り返す間に 少しずつ形が変わっていくような 自分が自分を揺らしてる ままならないね

Posted byブクログ