ただいま神様当番 の商品レビュー

青山美智子(著者)

2023/01/03

飄々とした神様は、自由奔放で心を開放してくれる。本当に自分がやりたいことをするために背中を押してくれる存在だ。人生を豊かにするかどうかは、自分の内なる声に耳を傾けることだと気付かされた。

2023/06/10

#青山美智子　さん最近お気に入り。今まで読んだ作品はその場所で完結（図書館、鎌倉）しているのとは少し異なり神様は常に居て干渉してくるところがくすっとファンタジー強めで好き。お願いや言動は自分の中に秘めていることなのかなと感じました。リア充高校生の話が好み。

2022/12/26

『一歩踏み出す勇気をくれるホッコリ物語』

青山美智子さんの代名詞でもある、優しく心に沁みる5話からなる連作短編。登場するキャラクターたちが少しずつ重なり合うため、各話のつながりの発見が楽しく、何度も読み込みたくなる一冊です。

「神様」を名乗るチャーミングな老人が出てくるという点で、青山美智子さんの作品の中ではもっともファンタジー色の強い作品。しかし、決して神様が自由自在に夢を叶えてくれるわけではありません。むしろ「神様当番」の意味するところは、神様を満足させることでもあります。

みんななりたい自分がいるけれど、なかなか行動に移せない。神様はその背中をそっと押してくれるだけ。きっかけを与えてくれるだけで、勇気をもって行動するのは自分です。

ちょっと不思議でかわいらしいストーリーが、じんわり心を温めてくれる優しい物語でした。

2022/12/22

タイトルからファンタジー物かと思っていましたが、心温かくなる最高のヒューマンドラマでした。

実際、神様が幻だとしても話が成立するんですよね。神様のアクションって本人の左手を動かしただけで、第三者視点だと全て本人の行動に映りますし。
つまり『本人の行動次第で目の前の現実をより良い方向に変えられる！』というメッセージなんだと感じました。

人生を豊かにするチャンスは常に目の前に転がっている。後はそこに本人が気づく意識の変化とちょっとの勇気だけ。
今を悩める読者の背中をそっと押してくれる、そんな本でした。

2022/11/30

青山美智子さんは、鎌倉うずまき案内所、月曜日の抹茶カフェに続き、３作目。

主人公たちの悩み、想いに、あるある！って頷きながら今回も読んだ。
神様は、実はいつも私たちの中に在る。
その声を聞こうとする意識があれば、好好爺のような神様に登場して頂けなくても聞けるのかもしれない。

青山さんの小説に共通する、物語が何処かで繋がっているのも好き。
2度3度読み返して噛み締めたい世界だ。

P110のお母さんの言葉、こんな言葉、子供の頃にかけてもらいたかったな。

2022/11/26

神様が自由すぎてが面白い。神様は自由きままに動いて、みんなの人生を少し豊かにする。良く考えると神様はそんなに大それたことはしていない。人生を変えるのは、ほんの些細なことなんだろうな。

2022/11/23

いつも同じバス停で同じ時間に乗る5人の前に順番に神様がでてきます。
神様のお願いをきくというあれ？逆じゃないって感じのことをすることでそれぞれが現状抱いている不満が解消されていく様子に心あたたまります。
また、神様の様子がとてもコミカルで楽しいです。

2022/11/21

ちょっぴりファンタジーですが、それぞれの悩みは現実的で、神様の一押しでスカッと解決していきます。思い込みや自尊心が邪魔してうまく行かないことも、ちょっと冷静になって、一歩踏み込めば変わるし、変えることができる。ほろりとするいい話の中に人生の教訓を感じました。大好き度❤️❤️

2022/11/20

本当はしたいこと、できないと思い込んで、やらずにいる日々。ちょっとだけやってみる。そして、人と人はどこかで繋がっている。

2022/11/13

毎朝同じバス停で会う
5人それぞれの物語。

神様、不気味だけど可愛い（笑）
大切なことを教えてくれる。

千帆ちゃんのお話はグッときました。
弟の勝くん、大好きだなぁ。