ただいま神様当番 の商品レビュー

青山美智子(著者)

2023/04/06

2023/04/05読了
#青山美智子作品

ほっこりエンタメ小説。オムニバス。
「神様当番」の主人公が神様を喜ばせる
ために、勇気を出して1歩踏み出す。
できそうでできない小さな努力や勇気
それが幸せを掴む秘訣なんだと思わせてくれる。
子どもにも読ませてあげたい作品。

2023/03/12

「お当番さん」という可愛い、懐かしい単語。
楽しませていると思いきや、自分の小さな一歩を踏み出すためのきっかけをくれるお茶目な神様。
わかりやすい。
知らない言葉も出てこない。
日常すぎて共感できる。
読みやすい一冊。

2023/03/12

青山さんの書く物語は、どれもホッとできる温かいものばかりで大好きです！
1話ずつ神様当番のお当番さんは変わっていきますが、ちゃんと繋がっているのも面白かったです。特に、ちぃちゃんと弟の物語が良かったです。最高じゃないけど、最高な弟というちぃちゃんのセリフに泣けました。

本当にやりたいこと、言いたいことをちゃんと行動に移していこうと思えるお話しです。

2023/02/26

何かやらなきゃな、やれるかなって
思えるタイプのあったかい話だった。
自分が思うようにしか世界は見えない、そうだよね。
世界を面白がって見る人は、楽しい人生を送るよね。

正しい世界がどこかにあると思ってたけど、
楽しい世界を見たほうがいいんだろうなあ、
と思い直して涙が滲んだ。

2023/02/23

毎朝バス停に並ぶ人たちに神様当番になって人間関係が整えられていく物語。左腕に神様が憑依するファンタジーな設定はちょっとな、と思ったけど、物語全体はいつもの青山美智子さんのほっこりする世界でした。

2023/02/16

「水原咲良」「松坂千帆」「新島直樹」「リチャード・ブランソン」「福永武志」
5話収録の連作短編集。

とても穏やかな読み心地。

七時二十三分、この発車時刻に合わせてバス停『坂下』に集まる年齢も性別もバラバラな五人。

それぞれに悩みを抱えた登場人物の元に現れたのは「わし、神様」と名乗る、えんじ色の長袖ジャージを着たお爺さん。

突拍子もないコミカルでファンタジックな展開に関わらず、惹きつけられるのは、リアルで人間味溢れる悩みに共感出来るから。

人生は自分の気持ち次第で如何様にも変える事が出来る。
大切な気付きが詰まった作品。

2023/02/15

図書館で青山美智子さんと金原ひとみさんの小説を2冊ずつ借りた。我ながら極端な取り合わせだと思う。

青山さんは人と人との縁をかけがえのないものとして描く。一方の金原さんは縁を全く信用してない（ように見える）。
正反対だが、それぞれに少しずつ自分の中の違う部分が救われていて、そこがおもしろい。

連作短編集。ＯＬ→小学生→高校生→大学非常勤講師→零細企業社長と5人の間で引き継がれる神様を楽しませる当番。

神様当番たちは、他人（神様）を楽しませるつもりで行動していて、いつのまにか自分が楽しくなっている。幸せってそういうものだよね。

2023/01/24

ちょっと借りてもいいかな、と思ってしまったら、腕に神様当番の文字が刻まれて今までと違うことをしてしまう。そしてそこからハッピーに向かっていく人たち。同じバス停に並ぶ面々のニコニコ物語。ちょっと動いてみるといいことあるね！

2023/01/20

神様当番？なんのこっちゃ、煙に巻いておいてからのそんじょそこらのサクセスストーリーじゃ満足しないぞ
などと、ひとりごちていてら全然ちがって。
ユーモアが溢れていて、心にぽっと灯がともりつつ読み終える頃には自分の強い力になっているそんな素敵なお話が5つも集まった最高の作品だった。ラストのぷんぷくちゃんは好きになれないなぁとやや引き気味に読んでいたけれど本当は誰よりも熱い人だった。神様の力を借りて自分の中に眠っていた潜在意識を取り戻す過程は本当に楽しくワクワクする時間だった。みんな愛すべき登場人物で脇役として後に登場しても充分すぎるほどに楽しめた。これだから読書熱は加熱するばかり。

2023/01/12

【わがままな神様の願いを聞き届ける事で、人生が拓けていく】

毎朝、バス停に集う年齢も職業もバラバラの人々が、神様の奇跡によって救われる物語。

バス停に落ちていた落とし物。
欲しがっていた物を偶然に拾う事でお爺さんの姿をした神様に左手が憑依される。
神様の願望は本当は宿主が心の奥に秘めていた物。
神様と共に積極的に行動する事で、運が巡ってきて人生が好転する。
ただ、不満を持って願うのでは無い。
自分から世界に参加する事で。
間違いを犯しても、悩みがあったとしても。

何かに憧れ真似して学びながら自分の人生を切り拓いて行くのだ。