ただいま神様当番 の商品レビュー

青山美智子(著者)

2022/09/18

「わし、〇〇好き」ってワードが好き。
好きなもの、ひと、景色、環境...好きなものを好きって認めることって、案外幸せに近づく一歩だよね。

早い話、背中押してあげるから、神頼みでなく、自分の力で勇気を出して幸せになるんだぞ、ということなんだけど、なかなか自分の人生を不幸にしてる課題って、客観的に誰かと話したり誰かに言われたりしないと、気づかないときもあるし、向き合えないときもある。
「神様」は実世界にはいないけど、セルフコントロールの話によくあるように、心の中の自分と話し合うみたいなことなのかな。難しいけど。

人との関係の中で気づいたり、気付かされたり。
人間関係って、モノの見方、自分の考え方で180°変わるものだよなってわかってるけど、忘れちゃう。だから、また背中押される。
あとは、考えるより先にポンと動いてみたら
意外と上手くいったりするかもねって。

人との関わりって面倒なとこあるけど、やっぱり最後にはそのあたたかさや魅力を思い出させてくれる本。

素敵な登場人物がいっぱいいたから、ちょこっとずつ見習いたいな。

2022/09/11

お当番さん、みーつけた！
こんなセリフを聞いたら、かわいらしい神様が出てくるのかと…かわいらしいおじいちゃんだったけど、ビジュアルがなかなか個性的。バス停に集まる面々がだんだん仲良くなっていてよかったな。現実にはあまりないことだからこそ。
個人的にはOLさんのお話が好きだった。必要かどうかじゃなく、楽しいか。自分にとって楽しいってことがどれほど原動力になるのかをしみじみ感じた。幸せの順番を待つんじゃなく、動き始めた彼女はかっこいい。

2022/09/04

毎朝7時32分のバスに乗る人達をベースとした短編。
落とし物と「神様」をきっかけに
それぞれが直面している問題を、
少しずつ好転させていく…。

OLさんだったり、
小学生だったり、おじさんだったり、
それぞれが悩んでいる事は違うんだけど、
「神様」きっかけで、ほんのすこし自ら動くと、
状況もほんのすこし変わるんだよ、と
言っているような気がします。

少し気持ちが落ちている時に読むと、
ほんのすこし読者にも勇気づけてくれる一冊かな。

2022/08/26

同じバス停でいつも同じ時間のバスに乗る5人とイタズラっぽい神様とのほっこりとした短編集だったが、その世界観に自分はさほど入り込めなかった。

2022/08/24

恥ずかしいから、傷つくのが怖いから、人の目が気になるから等いろいろとできない私。ほんの少し勇気を出して自分が本当にしたいことをやってみたら、もっと晴れ晴れしい気持ちで生きていけるのでは！と思わせてくれる本だった。

2022/08/23

短編集はあまり好きじゃないけど、これはスッと内容入ってきて、良かった。読みやすかったし、一つ一つのお話がグッとくる。

2022/08/24

バス停を利用するＯＬ、小学生、高校生、
外国人男性、社長の前に順番に現れる
ちょっとわがままな神様がみんなの
考え方を少しずつ変えていってくれる。

ちょっとした気づきなんだけど、
当の本人からしたらそういった気づきが
出来ずに身近なところが見えなかったり
するんですよね。わがままでむちゃぶりで
ちょっぴり愛らしい神様とのやり取りも
なかなかおもしろかったし、話が進むに
つれて知らず知らずのうちにバス停で
待つ人たちが仲良くなっていくのもよかった。

仕事や人間関係などうまくいっていないと
どんなことでもつい悪い方向に考えて
深みにはまっていってしまうけどこの作品の
ように同じことでも見る視点を変えることに
よってほんのちょっとだけその深みから
抜け出せて少し前向きな気持ちになっていく
ところがありきたりな話だけどよかった。

2022/08/22

朝同じバス停から乗る5人と神様とのそれぞれの物語。
優しさと勇気がまわりめぐる世界。
案外世界はこんなにも素敵なのかも。
今から人生が輝き出しそうで嬉し涙と勇気が出る素敵な作品でした。

2022/08/22

神様当番なんて笑っちゃうほどあり得ない?設定ですが、楽しく読まさせていただきました。
青山さんの本らしく、人の気持ちを思いやる話で、どの話もリンクしていて最後まで一気読みしてしまいました。

2022/08/21

安定のクオリティの高さ。読んでほっこり、ちょっとだけ背中を押してくれる短編集。

今回のストーリーの中では高校生の話がいちばん記憶に残った。青春っ！！って感じ。笑