沖縄から貧困がなくならない本当の理由 の商品レビュー
タイトルでは想像できないけど、これ、自己啓発本です。笑 久々に読んだ意味不明な本。奇想天外。笑 前半は沖縄の現実をデータを駆使して叙述していく。正直僕はそこまでウチアタイしないけど。著者も言ってるけど、人間性について書かれてることの大半は沖縄特有の問題ではなく日本人の特性でしょ?...
タイトルでは想像できないけど、これ、自己啓発本です。笑 久々に読んだ意味不明な本。奇想天外。笑 前半は沖縄の現実をデータを駆使して叙述していく。正直僕はそこまでウチアタイしないけど。著者も言ってるけど、人間性について書かれてることの大半は沖縄特有の問題ではなく日本人の特性でしょ?前に出たがらない、自己主張しない、それって沖縄の人だけなのか…? そして後半は、その理由を「愛の足りなさ」 と解く。そしていつの間にか自身のビジネス自伝にシフトしていく…。 とはいえ前半の沖縄の問題と、後半の愛についての論考それぞれは嫌いではない。 人の関心に関心を持つ。 人間の生きる道。沖縄のではなく。
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※このレビューにはネタバレを含みます
沖縄で生きている上で腑に落ちる点が幾つもあった。 目立つくらいなら何もしないでいようという雰囲気は小さい頃から常にある。 高校卒業後から10年ちょっと県外に居たが、地域性の違いがこんなにもあるんだなと実感したのを覚えている。 貧困がなくならない理由にこんなにも根深い理由があるなんて考えもしなかった。 沖縄から米軍基地が無くなったら生活困窮者は爆発的に増えるんじゃないかと感じていた部分がこの本を読んで明確化された。 これからの沖縄はどうなっていくのだろう。
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地元の読者として、著者の言いたいことは分かる反面、本書後半でも出てくるように、「今」の沖縄の分析としては主観的・悲観的な分析を強く出し過ぎているように感じる。私自身、人と接する機会が多いが、本書に出てくるようなウチナーンチュは、少なくはないが社会の雰囲気を決めるほど多くはないとい...
地元の読者として、著者の言いたいことは分かる反面、本書後半でも出てくるように、「今」の沖縄の分析としては主観的・悲観的な分析を強く出し過ぎているように感じる。私自身、人と接する機会が多いが、本書に出てくるようなウチナーンチュは、少なくはないが社会の雰囲気を決めるほど多くはないというのが個人的な感想。これを持って、沖縄の人の特性を論ずるのは乱暴だと思う。 ただ、外から来た人から見て、同調圧力に屈して現状維持を選択してしまう集団と見られてしまうことに関しては、県民として真摯に受け止めないといけないと感じた。また、地元を良くしたいという想いのある人たちも多いなかで、目に見える形で沖縄社会が劇的に変わるような変化が生まれていないことも事実としてあるように感じる。 重ねて沖縄県民の心理分析には、疑問に思うことも多くはあったが、沖縄社会の内部に焦点を合わせて、沖縄社会のあり方ひいては日本社会のあり方について問うて、それを考えるきっかけを作ってくれる本であった。
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沖縄のイメージというと明るい太陽と美しい海。そして「なんくるないさあ」などのおおらかな人々のイメージが強かったのですが、そのイメージの裏にあるあまりにも日本的な闇を思わされた一冊です。 美しくおおらかなイメージのある沖縄ですが、貧困率や教育の指標についてはがんばしくありません。...
沖縄のイメージというと明るい太陽と美しい海。そして「なんくるないさあ」などのおおらかな人々のイメージが強かったのですが、そのイメージの裏にあるあまりにも日本的な闇を思わされた一冊です。 美しくおおらかなイメージのある沖縄ですが、貧困率や教育の指標についてはがんばしくありません。産業構造やいわゆる子どもの貧困など表層的な面だけでなく、それ以外の問題点を著者は一章から三章にかけて指摘します。 政府からの補助金によって競争原理が働かず、保守的な営業計画を立てるようになった沖縄の企業。また政府からの補助も、長期的な視野に欠けた対症療法的なものばかり。 そしてその沖縄の企業を支える沖縄の人々は、別に地元の企業だから商品を買うわけではない。そこにあるのは同調圧力。「シマ社会」という閉鎖された環境ゆえ、変わったこと、いつもと違う選択をすると後ろ指をさされてしまう。 それは商品の選択だけにとどまらず人間関係や教育の面でも現れ、上司に意見したり、部下に注意をしたり、学校で勉強を頑張ったり、それだけでも周りと違う人と認識され、周囲から浮いてしまう。 だから沖縄の人々は周りから浮かないようおとなしく過ごさざるを得ず、そのため新たな革新的な動きが生まれない。 沖縄という外界からの影響を受けにくい、特殊環境ゆえの問題点。 その解決策として著者の体験からの提言が4章、5章で語られます。個人的にここは著者がやや独善的というかスピリチュアル的な部分が強くて、問題点とのつながりがあまりピンとこなかった。 しかし1~3章の指摘については日本についてもあてはまるし、そして自分個人にもあてはまると感じました。 社会保障も国債も、エネルギーも国防も具体的な見通しを立てない日本政府。テクノロジーや新たなデジタル産業でも、同性婚、男女別姓、移民、技能実習生など女性、マイノリティー、外国人問題に関してもあまりに動きが鈍い。こうした面がこの本で語られた沖縄の諸問題と被る。 そして同僚圧力、波風を立てたくない、目立ちたくないゆえ口を閉ざす個人というのは、自分にもまるまるあてはまってしまい、心が少しヒヤリとしてしまいました。政府や政治家に求めるだけでなく、自分も改めるべきところがあるのだと感じ入ってしまいます。 沖縄について書かれた本ですが、最終的には日本という国において、そして自分という人間においても考えさせられる一冊でした。
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最後の方は宗教じみていてよくわからなかったが、途中までの、沖縄の貧困の構造に関する分析は非常に面白かった。
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沖縄が抱える問題の本質を知るための必読書。そして、その解決策とは・・沖縄観光前に読んでおいて欲しい一冊です。 沖縄社会が貧困なのは、貧困であることに(経済)合理性が存在するからだ。沖縄の社会構造の中では、(悪意なく)変化を止め、(無意識のうちに)仲間の足を引っ張り、個性を殺し、...
沖縄が抱える問題の本質を知るための必読書。そして、その解決策とは・・沖縄観光前に読んでおいて欲しい一冊です。 沖縄社会が貧困なのは、貧困であることに(経済)合理性が存在するからだ。沖縄の社会構造の中では、(悪意なく)変化を止め、(無意識のうちに)仲間の足を引っ張り、個性を殺し、成長を避けることが「経済合理的」だったのだ。(その合理性に反旗を翻すことが沖縄の貧困問題を解決できる糸口となる。)(P130) 沖縄社会には、頑張る人材、個性的な人材をことごとく排除する社会的構造(出る杭は打たれる)が存在するため、(本来必要とされる)自尊心の高い人材が重用されにくい。(沖縄社会では)大きな変化をもたらしそうな自尊心の高い人材は必要とされていない。このことが、沖縄で有能な人材が育ちにくい理由ではないか。(P159) *()は私の勝手な補足。
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沖縄について。同調圧力とできるものいじめ、自尊心の低さ(本土より遅れていること)から成長が妨げられ、過度な補助金が競争力を奪っている。これは、沖縄だけの問題ではない。世界から見た沖縄の問題である。最後、著者の自慢話になったのが少し残念だった
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補助金付で産業発展しない 同調圧が強く、社会資本に依存度が高い 合理的に判断して、変える意味がないから変化が起きない 自己肯定感の低さが問題、一人一人と向き合って相手の関心に関心を持ちましょう。 (愛の経営のくだりは若干、論理的に飛躍感あり) 沖縄の問題は程度の差はあれ本土側...
補助金付で産業発展しない 同調圧が強く、社会資本に依存度が高い 合理的に判断して、変える意味がないから変化が起きない 自己肯定感の低さが問題、一人一人と向き合って相手の関心に関心を持ちましょう。 (愛の経営のくだりは若干、論理的に飛躍感あり) 沖縄の問題は程度の差はあれ本土側でも問題になっている写鏡。
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この本は沖縄で日々を生き抜いたナイチャーの本気の想いだと思う 流石に全てを人目を気にして選択してるって結びつけすぎだとは思うけどもな ただ何も考えてないだけなんだよな笑 沖縄の人はこういう風にナイチャーが生きづらさを感じてる事を知らないといけないな 人の関心に関心を持つ 自...
この本は沖縄で日々を生き抜いたナイチャーの本気の想いだと思う 流石に全てを人目を気にして選択してるって結びつけすぎだとは思うけどもな ただ何も考えてないだけなんだよな笑 沖縄の人はこういう風にナイチャーが生きづらさを感じてる事を知らないといけないな 人の関心に関心を持つ 自分のことに興味持ってもらう事も、人と仲良くなる事もまず第一ステップはこれ大事だな
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アベプラで気になって購入。 現状維持と同調圧力、うちの島でもあてはまるなあ。 刺さったのは愛の経営。人の関心に関心を持つこと、簡単なようで簡単ではない、まずは近くの人から始めよう。 現状の分析だけではない、コロナを大事なことに気づくためのプラスに捉えている。
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