あめつちのうた の商品レビュー
甲子園球場の主役は野球選手や高校球児たち。でも、彼らのプレーを球場に携わるたくさんの人たちが支えている。時々、高校野球のテレビ中継で、阪神園芸さんのグランド整備が映ることもあるし、魔法のようなその仕事ぶりは、観ていてワクワクする。どんな世界にも主役だけでは成り立つことはなくて、縁...
甲子園球場の主役は野球選手や高校球児たち。でも、彼らのプレーを球場に携わるたくさんの人たちが支えている。時々、高校野球のテレビ中継で、阪神園芸さんのグランド整備が映ることもあるし、魔法のようなその仕事ぶりは、観ていてワクワクする。どんな世界にも主役だけでは成り立つことはなくて、縁の下の力持ちの支えがあること、自分も周りの人にたくさん支えられていることを改めて感じることができた。
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阪神園芸さんの神整備の話題は時々目にしていた。そこに関わる人や家族や友人たちのストーリー。 本書から学ぶことは多かった。ただ著者の伝えたい想いが大きすぎるせいか、テーマが多く、ストーリーが分散しすぎて内容が浅く感じてしまった。感情がなかなか深く入り込めない。 とは言え、中学生な...
阪神園芸さんの神整備の話題は時々目にしていた。そこに関わる人や家族や友人たちのストーリー。 本書から学ぶことは多かった。ただ著者の伝えたい想いが大きすぎるせいか、テーマが多く、ストーリーが分散しすぎて内容が浅く感じてしまった。感情がなかなか深く入り込めない。 とは言え、中学生などに読んでもらいたい一冊。今後の生き方や、失敗を乗り越えて行く勇気を貰える。 長谷、がんばれ!私も彼を応援したい。
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甲子園球場の神整備といえば「阪神園芸」。 この小説は阪神園芸へ入社した運動が苦手な主人公の成長物語であり、阪神園芸のグラウンドキーパーのお仕事の奥深さを知ることができる物語です。 「失敗したなら、また一からやり直せばいいという、簡単な話ではない。ローラーが何度そこを通ったかで、...
甲子園球場の神整備といえば「阪神園芸」。 この小説は阪神園芸へ入社した運動が苦手な主人公の成長物語であり、阪神園芸のグラウンドキーパーのお仕事の奥深さを知ることができる物語です。 「失敗したなら、また一からやり直せばいいという、簡単な話ではない。ローラーが何度そこを通ったかで、グラウンドの硬さは刻々とかわってしまう。結果、ゴロの跳ね方も、スピードも大きくかわる。」 などなどグラウンド整備の技や高校野球の全国大会ならではのお仕事、知らないことがいっぱい書いてあって勉強になりました! アメフトの甲子園ボウルのための整備の話もとっても興味深かったです。 会社の先輩、親友、友達、両親、弟‥それぞれの関わり。グラウンドと向き合うことを通して、お互い影響し合い、それぞれが自分らしく成長していく姿にもとても引き込まれ、一気に読み終えました。
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甲子園球場の土と人の心の共通点。 掘り起こして、水分を与えて、 育てて、育てて、強くしていくところ。 雨降って地固まるのことわざを 小説にしたら、こうなったって作品。
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雨宮大地は「阪神園芸」でグラウンドキーパーとして働いている19歳。父親と弟に鬱屈とした思いを抱えている。若者が抱える悩みや挫折、それらを一歩一歩前を向いて越えていく力強い青春が描かれていた。夢と挫折を繰り返しながら温かく繋がっている人間模様がとてもよかった。
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学生から社会人になる。青春だけどみんな挫折を味わっている。友人、家族と共に励まし合って克服していく。くすぐったくなるような感じもあるが、最後は感動する。オススメの一冊。
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阪神甲子園球場のグラウンドキーパーの仕事を知り、色んな問題を抱えた若者の成長を見守る作品。最後の親子の会話には戸惑うが、良いグラウンド作りの為に土を深く掘り返すのと同じで、主人公の成長のために必要なんだと堪えながら読む。
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高校野球ファンで何回も甲子園通ってたのに何故今まで読んでなかったのか!神整備と名高い阪神園芸さんで働く青年の話。グランド整備ってそんなことしてたんや、旗揚げや担架も阪神園芸さんだったとは、ストーリーも面白いけど、阪神園芸さんの仕事内容が興味深かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やっぱりこの場所が好きだと思う。 一年、また一年。 その積み重ねが、この場所を守っていく礎となる。 -本文より 阪神園芸で働くグラウンドキーパーの物語。 甲子園は、高校球児にとって憧れの場所。 その憧れの場所で職に就くものにも 様々な思いがあった。 それぞれの思いを胸に、 また一歩、また一歩と突き進んでいく。 どんな場所でも この場所が好きと思えるように、 ここにいてよかったと思えるように 私自身もさまざまな人と関わっていきたい。 時にそう思えないこともあるかもしれないけど、 いつかはそう思えると信じて、 前向きに捉えられない出来事も 後から見れば自分をつくっているピースの 一つなんだなと思えました!
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「千年の読書」で紹介されていて手に取った。 甲子園球場のグラウンド整備をしている「阪神園芸」の物語。 なかなか知る機会のない内容に踏み込んでいて、プロの仕事を垣間見た気分。 雨降って地固まるの言葉通り、色々な立場の人が悩みもがきながら成長していくストーリーが清々しい。 甲子園って...
「千年の読書」で紹介されていて手に取った。 甲子園球場のグラウンド整備をしている「阪神園芸」の物語。 なかなか知る機会のない内容に踏み込んでいて、プロの仕事を垣間見た気分。 雨降って地固まるの言葉通り、色々な立場の人が悩みもがきながら成長していくストーリーが清々しい。 甲子園ってやっぱり聖地なんだなと改めて思った。
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