参謀の思考法 の商品レビュー
まさにいま泥の中でもがき、しょぼけていた自分にとって、はっぱをかけてもらえる本でした。 小手先のテクニックではなく、自分の思考の軸を強くしてくれる一冊だと思います。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ポッドキャストで紹介されて「参謀」っていう響きがカッコよかったので読了。 ただ、書いてある内容は泥臭く、現場のことを知り、会社のビジョン達成の課題を的確にアプローチし、トップの最終判断をサポートする(むしろリードに近いかも)アクティブな存在であることだと理解できました。 「参謀」は相手が誰であれ、恐れおののくことなく、会社の「あるべき未来」に導く存在であれ。 ・「参謀」=現場に近い立ち位置にいて現場と深いコミュニケーションができ、現場のどうしようもない現実を知り抜いている存在。 ・自社のあるべき姿を追求する「バックキャスティング思考」の重要性を深く認識している。 ・「部下」=指示を受けて行動するパッシブな存在であるが、「参謀」=指示・命令の背景を理解して行動するアクティビティな存在。 ・「参謀」=上司を”機関”として機能させるために「かばん持ち」の精神で仕事に向き合うというスタンスを徹底する。(余計なこと、泥臭いことを巻き取り、上司が考える時間を確保できるようにサポートするポジション) ・上司の特性に応じた「仕事のスタイル」に合わせること。キャラ変の臨機応変力が求められる。 ・「参謀」は、問題や対応策にだけ凝視するのではなく、場の全体を俯瞰的に眺めることによって”原理原則”に沿った決断ができているかを盲点がないかに気付けるポジションでいること。 ・トラブルは起きて当たり前と冷静に構えること。むしろ順調と思うくらい強気でよい。合目目的であることに徹し、姥久手kjに合致することだけに取り組む。 ・最も必要な知識は現場にある。現場を知ることでデスク上の仕事にどういう意味があるかや、どう進めるべきかを見ることができる。現場と真摯に向き合うことが正しくモノを考える始発点である。 ・「参謀」として必要なこと > 現場を理解しているか? > 誰の話も傾聴し、自分の考えが他者から共感を得られるように努力しているか?(論破ではなく共感を得ることが重要) ・現場に深く通ずることで戦略提案の「実効性」を最も正しく検証し、意思決定者に進言しうるポジションを担うのが「参謀」 ・会社のあるべき姿を描くビジョンを形成する力であり、小野ビジョンを実現するための創造力が「参謀」に求められる=全体最適を図る。 ・理想/ビジョンの共有=共感と協力を得ることから始める。自身が周囲と力を合わせてやり切ることを楽しんでいく。戦略はその後浸透させる。 ★当たり前の尺度を軸にモノを考えることに徹底する=正しい判断を瞬時に行うことができる。”原理原則を一貫する””短期的な損失を覚悟してでも原理原則を徹底する。” ・人間関係は悪いのが普通と考える。そうすることで人間関係に右往左往しないで筋を通し、”原理原則”に則って仕事ができる。”合目目的”な仕事をすることは仕方ないこと。 ・「参謀」は”原理原則”を軸とし、それを徹底するために”機関”を健全に動かす能力が必要。常に中立な立場で動き、判断する。 ・「参謀」とはフォローシップのあるリーダーである。チームメンバーの主体性を生み出し、自然にチームが動き、結果を生み出していくリーダーのこと。相手の気持ちを思いやること。 「参謀」はトップの手足として動くことはもちろんであるが、トップが定めたビジョンを達成するために、現場の状況を知り、課題を見出し、それを解決してビジョンを達成するために、横断的な働きかけをするポジションである。 またビジョン達成のプロセスで障壁・課題・トラブルがあった場合は、”原理原則””合目目的”を軸に据えて、行動することが重要である。
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これから教頭を目指す自分が為すべきことを考えさせてくれました。明日から、校長や教頭に無駄なエネルギーを使わせない、先回りして準備しとくことを心がけたいと思いました。
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「参謀」とは何かを定義づけてから、振る舞い方や性質、本質を、ご自身の経験に基づいて説明しておられました。 読んでいてなかなか面白かったです。参謀とリーダーは本質的に同じ、という話は特に、なるほどな、と腑に落ちました。
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・参謀:組織運営などの問題で判断に迷ったり、困難に直面したりしたときに、意見を聞きたくなる、頼りにしたくなる人材 ・自分の頭で考えて、「私はこう思う」と主張すれば、応援してくれる人もいる ・会社はもともと感情的な結びつきをベースに集まった集団ではないのですから、そのような場所で「...
・参謀:組織運営などの問題で判断に迷ったり、困難に直面したりしたときに、意見を聞きたくなる、頼りにしたくなる人材 ・自分の頭で考えて、「私はこう思う」と主張すれば、応援してくれる人もいる ・会社はもともと感情的な結びつきをベースに集まった集団ではないのですから、そのような場所で「愛称」の問題を持ち出すこと自体がふさわしくない。それよりも、目的達成に集中すべきなのです。 ・手柄を上司にあげるのは効率の良い投資である。このような投資をしておけば、自分がやるよりも彼に任せておいた方が楽だと考えるようになる ・能力の低い上司の下につくのはチャンス。隙だらけでサポートし放題。 ・自己顕示欲とは、承認欲求の表れであり、承認欲求とは、自分に自信がないから生ずるものです。そのことを自覚するならば、自己アピールという日知性的な言動は慎むようになるはずです。それよりも、上司を「機能」させ、職場を「機能」させ、組織として最大の仕事を成し遂げることに集中する ・「悪い報告・相談」を受けたときには、ネガティブな反応は絶対にしない。とにかくフラットな気持ちで「悪い報告・相談」に向き合い、会社にとってベストの解決策を現場とともに考えるスタンスを徹底した ・現場にすれば、本社に何かを求めるのは、非常に心理的ハードルが高いものです。本社サイドから提案をすることで、経営と現場の間に「信頼感」が生まれる。本社が現場のお手伝いをさせていただくというのが正しい認識。 ・「自己利益」を度外視してモノを考えられるかどうかが決定的に重要。「全体最適を図る」とは、「会社はどうあるべきか」という理想像・未来像を実現するために、「部分最適」を超えて、創造的に社内のリソースの配分を考えることにほかなりません。つまり、参謀に求められる根本的な資質は「調整力」ではなく、「会社のあるべき姿」を描くビジョンを形成する力であり、そのビジョンを実現するための「創造力」なのです。 ・会社に貢献するという前提のもと、自分が「面白い」と思うことをやってみるのが正解 ・自らが思い描いた「理想」や「ビジョン」を実現しようとチャレンジするからこそ、仕事は面白くなる ・上司にハンコを押してもらえれば、その時点で無罪確定 ・どんな状況であっても「原理原則」を死守する。この営みを真摯に続けることが「正しい思考」を働かせる基本中の基本 ・戦略とは、現状とは非連続なものでなければならず、もっと言えば、現状否定の要素が必ず含まれているということ。このような性格を持つ「戦略」は、現状を少しずつ改善していく現場から反発や抵抗を受けるのはやむを得ないことです ・「人間関係は悪いのが普通」と達観する ・上席のものに対して、事実を曲げずにストレートにものをいうことができたのは上昇志向がなかったから
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上司に恵まれていないときは、救われたくて無能な上司がいかに組織を殺すかについての本を読みがち。自分が救われたいから.でも本当によむべきはこれかもしれない。 以下、抜粋 能力はいつも無理やり広げられる 上司の脳と同期する リーダーの仕事は意思決定。それを最大限サポートするには参謀...
上司に恵まれていないときは、救われたくて無能な上司がいかに組織を殺すかについての本を読みがち。自分が救われたいから.でも本当によむべきはこれかもしれない。 以下、抜粋 能力はいつも無理やり広げられる 上司の脳と同期する リーダーの仕事は意思決定。それを最大限サポートするには参謀が意思決定に必要な材料を全て揃えて提示する必要がある リーダーの後ろをくっついていくフォロワーでは参謀役を務めることはできない gemeinschaft,geselschaft 188自分や自部署の利益を離れて思考できるか なぜ?と考え続けられる人だけが参謀へと成長する 参謀はメッセンジャーボーイではない 自分の言葉で語るから、相手は納得してくれる 219社長になったときに信頼したのは、意思決定をしのごの言わずに受け入れる人物ではなく、自分が腹落ちするまで心を確認する人物だった。自分の言葉で語ろうとする人 226参謀が原理原則を軸に思考することにより、上司にしかるべき進言をすることこそが上司を守ることであり、組織を守ること
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実体験談が多く盛り込まれており臨場感のある一冊。 優秀な参謀=自分の利益、自部署の利益を離れて思考する力、度外視してモノを考えられるか否かが決定打。 参謀の基本は『自分の頭で考える』
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元ブリジストン社長の仕事術。ハウツーというより、実践に裏落ちされた本質的なマインドが、語りの中心。 ◯参謀のあるべき姿 ・ビジョンと目標を理解する ・戦略と戦術を常に改善し実行させる ・コトに集中する ・現場で辛酸をなめることによって理解する TOPの最重要任務は「意思決定」。...
元ブリジストン社長の仕事術。ハウツーというより、実践に裏落ちされた本質的なマインドが、語りの中心。 ◯参謀のあるべき姿 ・ビジョンと目標を理解する ・戦略と戦術を常に改善し実行させる ・コトに集中する ・現場で辛酸をなめることによって理解する TOPの最重要任務は「意思決定」。よって参謀の任務は、その意思決定を適切に、スピーディに行えるようにすること。 さらに優秀な参謀は、社長の意思決定の数を低減させる。つまり、社長のビジョンや目標に合わせて先に意思決定しまくれる人。 ◯他人の評価を気にするやつは参謀にしてはいけない ・自分の成長や部下の成長に視点が向いていない ・人の悪いところを見ようとしている ・自己顕示欲が高く、見るべきところから無駄な考えに思考が支配されがち ◯上司や他部署のトップが気に入らなかったら「機関」と捉える ・人だと思うから、相性が悪いとおもってネガティブ感情に苦しめられる ・上司を人ではなく機関と捉える。国(社長など)が決めたことだから気にしない。自分の仕事を全うする。政治や政党に困っているようなものだから意味がない ・能力の高い上司に恵まれるのは、組織において稀なこと。上司や他部署の不満を言うのは、自分が機能させるだけの力量に欠けることを表明しているだけのこと 人間関係は完璧ではないと達観し、振り回されることのないようにする。合理目的だけを遂行する。 ◯貞観政要(じょうがんせいよう) ・愛想を振りまくのもリーダー(上長)の仕事の一つと割り切る。いつも威風をまき散らすと進言がなくなる ・内容はどうでもいいからまず褒める。意見する姿勢を褒めねば意見がなくなる ・短所は見るな、長所を見ろ。短所をみる分、長所の発見も遅れるし長所を活かす思考機会も失われていく ※短所なんてみんなあるし長所もみんなある。だったらどっちを見るべきかは自明の理である ・できる人間にどんどん仕事を兼務させるべき 約1400年前の唐の時代を描いた「リーダー学」「帝王学」を中心としたものが貞観政要。 中国・唐の二代皇帝で名君として知られる太宗(598年~649年)と家臣たちの政治学。 帝王学はある種『圧制』的なリーダーシップを想像するがそうではない。数ある帝王学の著書を見てもそれは明白。
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「会社がどうあるべきか?」というビジョンについて、正直全く考えたことがなかった。まずは自社が掲げるビジョンを理解して、自分が為すべきことを考え、自分なりの「原理原則」を作り上げていきたい。 とは言っても、気負うことなく、 「こんなことが出来たらいいな」という理想を実現していけるよ...
「会社がどうあるべきか?」というビジョンについて、正直全く考えたことがなかった。まずは自社が掲げるビジョンを理解して、自分が為すべきことを考え、自分なりの「原理原則」を作り上げていきたい。 とは言っても、気負うことなく、 「こんなことが出来たらいいな」という理想を実現していけるよう、自然体で仕事を「楽しむ」ことを大事にしたい。
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良かった!心構えとして、忘れちゃいけないことと経験者としての知識、反省がとってもためになった。スマートでありたいっすね。
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