怨毒草紙 よろず建物因縁帳 の商品レビュー
物語が終焉に向かっていく感じがしますね…… こんなものがこの世に存在していると思うと、恐ろしい。 昔からずっとある建物や物、その物の配置、すべて意味があるんだということを知れた。 コーイチーーー!! なんていい奴なんだ!!!
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6作目を飛ばして7作目。江戸中期、死体検案書の検視図を書く役人だった男が絵を描くうちに狂気に魅せられ自ら猟奇的殺人事件を引き起こしさらに悍ましい絵を描いていく。さらには自ら腹を裂き自身の血で絵を描く。描くという執念に食い殺され鬼と化してゆく男の葛藤と後悔。それを鎮めるために春菜、...
6作目を飛ばして7作目。江戸中期、死体検案書の検視図を書く役人だった男が絵を描くうちに狂気に魅せられ自ら猟奇的殺人事件を引き起こしさらに悍ましい絵を描いていく。さらには自ら腹を裂き自身の血で絵を描く。描くという執念に食い殺され鬼と化してゆく男の葛藤と後悔。それを鎮めるために春菜、仙龍、雷助和尚、隠温羅流一派が動く。それと同時に、春菜と仙龍の関係も大きく動き出す。話の流れから次巻からは隠温羅流の因縁の謎にせまってゆくのだろう。温羅といえば、岡山県に伝わる温羅という鬼の伝説。どう決着をつけるのか楽しみです。
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隠温羅流の曳屋が曳くのは、寺にある持仏堂。 移動のあと立て続けに起こる怪異。その根源には、人の死に様を描いた草紙「怨毒草紙」があった。 広告代理店で働くキャリアウーマン・春菜は、自身が“サニワ”という見える力を持っていることを知り、曳屋の仙龍に惹かれながら、それぞれの怨念を鎮め...
隠温羅流の曳屋が曳くのは、寺にある持仏堂。 移動のあと立て続けに起こる怪異。その根源には、人の死に様を描いた草紙「怨毒草紙」があった。 広告代理店で働くキャリアウーマン・春菜は、自身が“サニワ”という見える力を持っていることを知り、曳屋の仙龍に惹かれながら、それぞれの怨念を鎮めるとともに、仙龍にかけられた「四十二歳で死ぬ」という因縁を解こうと奔走する。 長野ご出身の作者だけに、善光寺など実在の土地を交えながら、物語が丁寧に作り込まれている。エピローグの説明までよく出来ていて、思わず史実を確認して 創作と納得する。 九相図――人の遺体が朽ちていく様を段階的に描いた図像――という存在も初めて知った。 警察ものの印象が強い著者だが、建物・風土・怨念を絡めた怪異譚も実にじっくりと作られている。シリーズが大きく展開してきました。 すべての因縁は、岡山・吉備を原点とする隠温羅流へと繋がっていく。
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2025.06.28読了。 実際に起こった猟奇殺人と、それを描いた役人とその筆の話。殺され方が残虐で痛々しい。被害者の血で描かれた絵なんて、そりゃあおぞましいだろうなと思う。死に?死を描くことに?取り憑かれた犯人自身も、自分の行いに恐怖して自害したんだけど、自分ではどうしようもないことってあるんだろうか。そういう状況になったことがないからわからないけど、自分の犯行を止めてほしい犯人というのはいろんな作品で見るから、なくはないのかもしれない。それはそれで辛いんだろうけど、そもそもなんでそうなってしまうんだろう…。 因縁を切るシーンはけっこうあっさりだったかな。 恋愛の方では、コーイチが本気だったのが驚き。明るくて軽いイメージだったけど、本気だったんだなあと思うと途端に切なくなる。どんな気持ちで一緒にいたんだろう。しあわせになってほしいなあ。
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江戸時代の後暗さ漂う錦絵文化。 実際に処刑された人血で書かれたモノもあるのでしょうね…… 分かってはいたけれど、コーイチの見守る恋が切ない! コーイチの想いも含めて、春菜が幸せな縁を結べると良いのに。 神は鬼であり、鬼は神であり、人は鬼になる。 さてさて、鬼の因縁がどう廻るのか楽しみです!
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シリーズもの。 想いを伝えることができて良かったなと思いました。 しかし、物の怪異もえげつなさを感じました。
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怨毒草紙というテーマだからだろうか、グロい描写が多め。 本文中にも触れられているが、エロとグロの融合なのでサディストの素養がないとつらいかもしれないと思った。 これまでは同情するような悲しみを含んだ話が多かったが、本作は"吐き気を催す"ような悪が登場する。前作でも敵は悪魔であったので、「シリーズの終盤に向けて"悪意"との戦いが展開していくのだろうか?」と思いながら読み進めた。 前作は"悪"とはいえ超自然の存在が敵であったが、今作は人間、それも情状の余地のない悪意を持つ人間であったことで前作との違いがある。 物語が始まった直後は様々な姿を持つ謎の敵であり、問題を起こしていると思われる建物には異常は無く、しかし、怪異が起きる際には空間を支配し明瞭に物理的に干渉してくる(しかも無作為ではない感じがする)。 と、前作と似たような強い脅威の印象を受けるも、祓うべき対象が見えない不気味さがあった。 物語が進展していくと怪異が様々な姿を見せる理由がわかり、敵が純粋な悪(少なくとも快楽のために罪のない他者に強い苦痛を味わわせる悪意の塊ではある)とも言える存在であることもわかる。 今回も「塚を移せるのか?お堂(仏像)を元に戻すしかないんじゃないか?」と思わせ、対処のしようがない感じに見えたが、怨毒草紙とそれを描いた血の筆とを祓うことで解決した。 また、同情できる部分がないと思っていた人喰いウンソウも鬼(?)に心身を操られ苦渋の自害だったことがわかり同情できる部分もあって、最後は丸く収まった。 珠青が出産(妊娠でだったか?)してサニワを失い、短期的にもその能力に頼ることができなくなる一方、春菜のサニワとしての能力は明確になっているように描かれている。 隠温羅流の秘密やはじまりに迫っていく動きもあり、作品全体の終盤へも向かっていく。
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よろず建物因縁帳シリーズ、7作目。 今作はいつにも増して描写の残虐さが凄まじい。この光景を目の前で見せられるサニワの春菜ちゃんが気の毒だわ。民俗学的考察も面白い。江戸風俗や残虐絵が描かれる背景など、興味深く読めた。日本画にしても洋画にしても、結構残虐な絵が多いのは分かる気がする...
よろず建物因縁帳シリーズ、7作目。 今作はいつにも増して描写の残虐さが凄まじい。この光景を目の前で見せられるサニワの春菜ちゃんが気の毒だわ。民俗学的考察も面白い。江戸風俗や残虐絵が描かれる背景など、興味深く読めた。日本画にしても洋画にしても、結構残虐な絵が多いのは分かる気がする。シリーズを通してよく調べられているのか、舞台設定も違和感なく、怪異にリアリティを感じてしまう。 そして、今作の読みどころは春菜ちゃんが仙龍にぶつける決意。大袈裟になりがちな場面だけど、この二人だからか、私はグッときて涙出た。温羅=鬼が島伝説の鬼からして、そこに隠温羅流のルーツがあるのか、その謎の解明も楽しみ。
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いよいよシリーズも後半戦へ! 第7弾。 祓い時を引き寄せるサニワなる主人公と祓い屋である曳家の二人の距離もググっと近づきました。 そのあたりのなかなか感動的に仕上がってます。 曳家の宿命とは何か。その核心に迫る前段階としてすばらしい一冊。 今後のラストスパートへの期待大。 終...
いよいよシリーズも後半戦へ! 第7弾。 祓い時を引き寄せるサニワなる主人公と祓い屋である曳家の二人の距離もググっと近づきました。 そのあたりのなかなか感動的に仕上がってます。 曳家の宿命とは何か。その核心に迫る前段階としてすばらしい一冊。 今後のラストスパートへの期待大。 終わらないでほしいと思う一方早く読まなくてはと焦る。 そんなシリーズです。
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10月-04。3.5点。 よろず建物因縁帳、第7弾。他の曳家業者がある寺を曳いた。その後怪異が起こるようになり、人も2名死亡。 仙龍を支えると決めた春菜、また首を突っ込むが。。 面白い。覚悟を決め、先週に接する春菜、フォローする周囲。 メインの呪も強く、一気読みした。
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