あやかし草紙 の商品レビュー
マンガ「蟲師」にもこの世ならざるモノを呼ぶ声音を持つ人の話があったのを思い出した。あちらで呼ばれるのは蟲だったが。 実際にそういった逸話が残っているのだろうか。
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三島屋百物語の集大成という感じで、とてもスッキリした、幸せになれそうな一冊でした。 許嫁の死から、なんとか立ち直ろうと始めた百物語で、世の中には色々な辛いことや理屈では片付けられない事象があると、心に折り合いをつけて、幸せを見つけたおちか。 三島屋の皆の優しさにも心癒されます...
三島屋百物語の集大成という感じで、とてもスッキリした、幸せになれそうな一冊でした。 許嫁の死から、なんとか立ち直ろうと始めた百物語で、世の中には色々な辛いことや理屈では片付けられない事象があると、心に折り合いをつけて、幸せを見つけたおちか。 三島屋の皆の優しさにも心癒されます。 本筋ではないですが、百物語に中にあった、6人の顔の同じ男と結婚するお婆ちゃんのお話。。色んな意味で怖かった笑 最初の夫の執念なのか?? 今後従兄弟にバトンタッチしますが、Kindle版されていないので、Kindleになった暁にはまた読みたいと思います。
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図書館にて。 この次の話を先に読んでしまっていたので、おちかの結婚のことは知ってしまっていたけれど、こんなことになっていたとは。 美しい描写、しみじみと余韻の残る物語や、容赦ない残酷な展開の物語。 「開けずの間」は怖かった。 表題の「あやかし草紙」、瓢箪古堂さんの見たものはなんだったのだろう。 現代の恐ろしい状況とリンクするような、信じられない不思議なことが日常に散りばめられている世界。 次回作が待ち遠しい。
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目次 ・開けずの間 ・だんまり姫 ・面の家 ・あやかし草紙 ・金目の猫 おちか編といえる第一期の終了。 それに代わって、三島屋の次男、富次郎が新たな聞き手となることになった。 今後おちかが話からすっぽり消えてしまうのか、それとも何くれとなく富次郎のフォローのために現われるのかはわからないが、どちらにしても話の主流は富次郎になるということだ。 生活の苦労をほとんどしたことのないボンボンの、しかも次男である富次郎が、百物語を聞くことによってどう変わっていくのかが楽しみ。 しかし、おちかは、あれでいいのでしょうか。 いつまでも過去の出来事に囚われて、自分を罰しながら生きることはもちろんつらい。 では、おちかは勘一に何を見たのか。 笑って生きることを決意したのだとしても、過去のすべてをなかったことにはできないのに。 達観して、悟って、平らかに生きるのが結果であるならいいけれど、目的ならちとまずいのではないか。 その辺のおちかの心情があまり詳しく書かれていないので、心配性の私としてはもやもやしてしまう。 だけど、最後に商人(あきんど)がお祝いを言いに来たってことは、おちかは解放されたということなのか。 そして富次郎が巻き込まれるの? あと何人か聞き手を変えて、最後はお勝で締めるのかしら? あと70話以上かかるうちに、この物語がどのような変遷を遂げるのか。 それもまた楽しみの一つだ。
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おちかちゃんが嫁に行ってしまった…まさか自分からプロポーズするとは。一番面白かったのは『開けずの間』現代でもありそうな話だと思った。
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ああ、面白かった! 途中で、読むのは2回目だと気づいたけれど やっぱり面白くて一気読み。 どの話もしんみりして、小気味良くて、ほろり。 たぶんもう一度読んでも面白い。
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百物語の聞き手おちかの卒業編。 このシリーズの中では、やはり「三鬼」の巻が面白いように思う。 瓢箪古堂の若旦那の話は読めていた。 語り口は相変わらず上手い。
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第一期完結。旅立ちとこれからの生涯に幸多いことをお祈りしたくなるのうな完結でした。 しかし、語られる物語は、1話目のような底冷えがする恐ろしいのや、2話目のような温かさや気高さに感じ入るのや、かわらず人の心の様々な面を映し出しているのでした。おっと、面と書いてしまいました・・・...
第一期完結。旅立ちとこれからの生涯に幸多いことをお祈りしたくなるのうな完結でした。 しかし、語られる物語は、1話目のような底冷えがする恐ろしいのや、2話目のような温かさや気高さに感じ入るのや、かわらず人の心の様々な面を映し出しているのでした。おっと、面と書いてしまいました・・・。
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表紙から婚礼の話があるのは想像つくけど、おちかがこんなに急に!まさかのプロポーズ!!飄々とした若旦那もあやかしに深い縁が…おちかともご縁があったのだなぁ〜次巻からは富次郎、絵も見たいなぁ〜兄弟の話よかった、兄と弟では見えるモノが全然違う(^-^)それにしても、最近のお勝さんの不思議の力は凄すぎる!
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この巻でおちかさんがお嫁に行ってしまいます。 前からお勝さんの意味深な言葉があったりとフラグはたっていたのですが、ミスリードであることも密かに願ってたりして寂しい気持ちです。このあたりは、富次郎さんに近い気持ちでしょうか。 その富次郎さんが次の百物語の聞き手になるのですが、男性目線に変わることで新たな話の展開が楽しみです。(艶っぽい話も増えるのかな) それはそうと、99話まで続くとなると聞き手はどうなるのでしょうか。富次郎さんもやがて三島屋を出ていくだろうし(そのまま居座ったりして)、身代を息子に譲った伊兵衛さんとかでしょうか。まだ早いですけどおちかさんの娘とかで母娘2代とか、妄想が止まりませんね。
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