青くて痛くて脆い の商品レビュー
自分も高校生活の中で仲間とすれ違ってしまった経験があり、それが自分以外と仲良くする仲間に嫉妬心を覚えてしまったのが原因の1つであることを思い出した。 共どこか胸が締め付けられ、読みながら辛い思いをしたが、それはこの本にそれだけ深入りすることが出来たということであり、読了後には自身...
自分も高校生活の中で仲間とすれ違ってしまった経験があり、それが自分以外と仲良くする仲間に嫉妬心を覚えてしまったのが原因の1つであることを思い出した。 共どこか胸が締め付けられ、読みながら辛い思いをしたが、それはこの本にそれだけ深入りすることが出来たということであり、読了後には自身の行きどころのない感情が少し片付いた気がした。
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周囲の評価が高かったため、それに釣られて期待しすぎたのか…。友情、人との複雑な関わりを描いていることはわかるが、普通そうはならんやろっと思ってしまう。
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自分の気持ちを伝えることの重要性を再認識させられる作品でした。 モアイは実際に悪いことをしていたわけで、それ自体を暴いた田端は悪くないとは思う。 ただ、もっと他に方法があったのではないかと考えさせられる。理想と離れていった秋好に対して、自分の気持ちを伝えることができれば、このよう...
自分の気持ちを伝えることの重要性を再認識させられる作品でした。 モアイは実際に悪いことをしていたわけで、それ自体を暴いた田端は悪くないとは思う。 ただ、もっと他に方法があったのではないかと考えさせられる。理想と離れていった秋好に対して、自分の気持ちを伝えることができれば、このようなことにはならなかったのではないかと思う。 だが、面と向かって自分の気持ちを伝えられるのなら苦労はない。伝えられないから、すれ違いが起きて、勝手に相手の気持ちを解釈してしまい、後悔する。この経験を積んで、人は大人になるのだろう。 そして、大学生ならではの青さ、痛さ、そして精神的な脆さ。読み終わって、作品名と重なる部分を見出すことができました。 ただ、大学4年のシーンになって、秋好は亡くなってしまったと勝手に解釈していたために、秋好がヒロであることを知り、心底驚きました。
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気持ちを素直に伝えることは、勇気が必要だったり、めんどくさいこともあるけど、やっぱり大事だよな、というのを再認識する話だった。 あと、ちゃんと伝えないと相手には伝わらないのよね。 こういう失敗は人生の中でやった方がいい経験になると思いつつ、規模がでかかったね。 人が増えていく中でモアイが就活斡旋組織と変わっていくところが描かれていなくてちょっとモヤっとしたけど、自分がいない組織がなんで今のように変わっていったのか想像しようともしない主人公とリンクさせてるなら納得。 映画、杉咲花さん・吉沢亮さんだった記憶があり、脳内再生しながら読んだのでイメージわきまくりでした。
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社会人になってから読みました。 ある程度大人になってからは周りへの執着がなくなり、主人公の感情に共感できる部分は正直あまりありませんでした。 しかしこの小説ほど大きなものでもないし、何か行動に移したわけでもありませんが、学生時代の自分はこの物語に出てくるような嫉妬や固執のような感情持っていたとおもいます。 そんな誰しもが少なからず持っているような負の感情を物語に落とし込んでおり、タイトルの通り青くて痛くて脆い大人と子供の中間の青春が描かれていました。 特に物語後半楓と秋好が対峙する場面では読みながら心拍数があがりページを巡る手が止まりませんでした。 自分の黒歴史的部分を刺されつつ読み終わった後は前を向けるような読書体験で面白かったと思います。 もう少し若い頃に読んでいたら多分今よりも深くこの物語に共感し、没入できたのかなと思います。 それにしてもこの作者は青春の中にあるままならなさを表現するのがとても上手いな、、、
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青くて、痛くて、脆い。 ほんとにそのままだなと感じた。 誰かを傷つけ、傷つきながら青春というものは成り立っている。まさに青春の痛みというかんじ。終盤にかけてのスピード感が良く、面白かった。 人はいつだって自分のために何かをし、自分を満足するために人に関わる。そういうものが良く映し...
青くて、痛くて、脆い。 ほんとにそのままだなと感じた。 誰かを傷つけ、傷つきながら青春というものは成り立っている。まさに青春の痛みというかんじ。終盤にかけてのスピード感が良く、面白かった。 人はいつだって自分のために何かをし、自分を満足するために人に関わる。そういうものが良く映し出されている作品だった。 薄い感想しか出てこないけどまあ感情に流されてはいけない。気をつけようと感じた。
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最後の巻き返しが… そして読み終えた後にこっそり自分の大学生活を少し振り返ってみた。 映画やってる時期に読んだから見に行ったけど、この人の作品は小説で読みたいなぁ、と思いました。
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おセンチな方の痛いかと思ったらイタいの方なん?!って拍子抜けした、いい意味で。そりゃあ大学生って痛くて脆くて青いよ。でもみんなめっちゃ真面目、偉すぎ。一生懸命だからこそ青いんだなって気がついたよ、尊い。
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仲のいい友達が、自分の知らない友達と仲良くなってたり、長年会ってなかった人がすごく変わってしまったように感じることがある。でも、実は自分もすごく変わっているってことに気づいてなくて、自分のものさしで人を評価してしまう。そんな心の醜さのようなものがリアルに描かれていて、心に突き刺さ...
仲のいい友達が、自分の知らない友達と仲良くなってたり、長年会ってなかった人がすごく変わってしまったように感じることがある。でも、実は自分もすごく変わっているってことに気づいてなくて、自分のものさしで人を評価してしまう。そんな心の醜さのようなものがリアルに描かれていて、心に突き刺さる本でした。
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この作品は1人でも多くの方に読んでもらいたい作品です。 どんなジャンルであっても、住野よるさんだからかける作品だと思います!
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