1,800円以上の注文で送料無料

三体 Ⅱ(上) の商品レビュー

4.2

234件のお客様レビュー

  1. 5つ

    83

  2. 4つ

    92

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2020/08/14

迫る三体艦隊の危機に直面した人類社会の重く暗い描写が昨今のコロナ情勢と重なり印象に残った。絶望的な状況に敗北主義に傾倒する人々。一方で面壁者や中国宇宙軍高官の奮闘が対比した形で描かれ緊迫した状況に引き込まれた。面壁者の緻密な作戦を軽々見抜いてしまう三体。時空を越えて様々な伏線が下...

迫る三体艦隊の危機に直面した人類社会の重く暗い描写が昨今のコロナ情勢と重なり印象に残った。絶望的な状況に敗北主義に傾倒する人々。一方で面壁者や中国宇宙軍高官の奮闘が対比した形で描かれ緊迫した状況に引き込まれた。面壁者の緻密な作戦を軽々見抜いてしまう三体。時空を越えて様々な伏線が下巻でどう繋がるか楽しみ。

Posted byブクログ

2020/08/13

面壁者(ウォールフェイサー)は自分以外のすべての人類を、そして三体世界人を騙し通さなければならない。 それぞれのウォールフェイサーの企みを暴くために派遣される破壁人(ウォールブレイカー)。 地球存亡を賭けた騙し合い。 凄く面白い。 先を想像しながら読み進めるのがたまらない。...

面壁者(ウォールフェイサー)は自分以外のすべての人類を、そして三体世界人を騙し通さなければならない。 それぞれのウォールフェイサーの企みを暴くために派遣される破壁人(ウォールブレイカー)。 地球存亡を賭けた騙し合い。 凄く面白い。 先を想像しながら読み進めるのがたまらない。 でも、いつまで経っても主人公である羅輯(ルオジー)が活躍しない。 これは、あれだな、下巻に見せ場が来るんだろうなあ。

Posted byブクログ

2022/02/28

1巻終盤の話がガンガンと進む勢いをそのままに2巻へ来ていてとても楽しめた。 今は下巻の序盤だがこちらも初めから飛ばしてきている感じなので楽しみたいと思います。

Posted byブクログ

2020/08/07

「SFっていうレベルじゃねーぞ!」と思わずプレステ3発売日のようなセリフが口から出てしまう傑作。前作も大層面白かったが、第二部の本作は前作を遥かに上回る完成度。 あまりにもこちらの想像を裏切るストーリーの連続でページが止まらない。ネタバレしてしまうので詳細は書かないが、一番衝撃...

「SFっていうレベルじゃねーぞ!」と思わずプレステ3発売日のようなセリフが口から出てしまう傑作。前作も大層面白かったが、第二部の本作は前作を遥かに上回る完成度。 あまりにもこちらの想像を裏切るストーリーの連続でページが止まらない。ネタバレしてしまうので詳細は書かないが、一番衝撃を受けたのは、危機に陥って地球を脱した複数の宇宙船が、各船単体では航行するのに十分な燃料・エネルギーがないという事実を突きつけられた場面だった。論理的に考えれば確かにそのような行為に着地するということは理解できても、それが実際に現前するという事実を見せつけられた衝撃は大きい。 最終部の第三部作の邦訳を楽しみに待つ。

Posted byブクログ

2020/08/07

前作は世間の評判ほど傑作か疑問に思ったが、今回は格段に読みやすく面白かった。 なんでもお見通しの三体人の欠点をついて勝利するために発動した「面壁計画」。それに対して三体協会は彼らの作戦を読み解いて阻止する破壁者を差し向ける‥ SFなので難しい話も多かったが、そのへんは完全に理解で...

前作は世間の評判ほど傑作か疑問に思ったが、今回は格段に読みやすく面白かった。 なんでもお見通しの三体人の欠点をついて勝利するために発動した「面壁計画」。それに対して三体協会は彼らの作戦を読み解いて阻止する破壁者を差し向ける‥ SFなので難しい話も多かったが、そのへんは完全に理解できなくてもストーリーの面白さがそれを大きく上回るので楽しく読めた。下巻が楽しみ。 作中でヤン・ウェンリーのセリフの引用があったが、中国でも銀英伝は有名なんだと感動した。

Posted byブクログ

2020/08/06

三体からの侵略に備えて地球側の迎撃体制をどうするかの始まり.ほとんどが地球側の話で進む.何しろ二百年後とかの対策で雲をつかむようなシステムに読んでいる方もついていくのに大変.

Posted byブクログ

2020/08/01

下巻から読むという痛恨のミスを犯してしまった三体 II ですが、上巻は、下巻を読んだ後に読んでも面白かったです。 もちろん、これから読む方には、上巻を読んでから下巻を読むことをお勧めします。当たり前ですが ^^; 私の場合は、下巻から先に読んでしまったので、まるでスターウォー...

下巻から読むという痛恨のミスを犯してしまった三体 II ですが、上巻は、下巻を読んだ後に読んでも面白かったです。 もちろん、これから読む方には、上巻を読んでから下巻を読むことをお勧めします。当たり前ですが ^^; 私の場合は、下巻から先に読んでしまったので、まるでスターウォーズが4から始まって、1に戻るような順番になっちゃいましたが、やっぱり上巻あっての下巻です。 下巻を先に読んでましたのでこれから起こることはわかっている状態でしたが、上巻は、登場人物の一人ひとりのバッグラウンドを繊細に表現する人物中心の物語として綴られていて、下巻での展開の基礎が満載でした。 下巻をこれから読む方が羨ましい!

Posted byブクログ

2020/07/29

前作のメインキャラクタであった葉文潔がいきなりプロローグで登場。羅輯という男性に「宇宙社会学を研究しなさい」というアドバイスを授ける。まさしくバトンタッチのような始まり方。 その後、羅輯が大いなる思惑に巻き込まれていく…という形で物語が進んでいく。 以下、本作を読みながら書い...

前作のメインキャラクタであった葉文潔がいきなりプロローグで登場。羅輯という男性に「宇宙社会学を研究しなさい」というアドバイスを授ける。まさしくバトンタッチのような始まり方。 その後、羅輯が大いなる思惑に巻き込まれていく…という形で物語が進んでいく。 以下、本作を読みながら書いた感想。 圧倒的に技術力で優位に立つ三体勢力。しかし地球人類には唯一のリードがある。音声コミュニケーションを行う人類は、真意を心のうちに留めることができる。その一点を指して、三体人は「人類が怖い」と認める。 その優位を利用した人類側の戦略が「面壁計画」。4人の人間が「面壁者」として選出され、彼らに打開策が委ねられる。面壁者は孤独の中で、三体勢力に打ち克つ方法を考えることとなる。うーむ、面白い。 総評としては、なるほど、今作も面白かった。前作に比べると中国色が薄れて、王道SF感が強まった印象。早く下巻を読みたい。 (ネタバレを含む内容については、書評ブログの方も宜しくお願いします) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E9%9D%A2%E5%A3%81%E8%80%85%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB_%E4%B8%89%E4%BD%93%E2%85%A1%E9%BB%92%E6%9A%97%E6%A3%AE%E6%9E%97%E4%B8%8A_%E5%8A%89%E6%85%88%E6%AC%A3

Posted byブクログ

2020/07/28

三体星人は隠し事はできないようです。でも、智子に監視され制御されている人類はその弱点を突くことが出来のでしょうか。ハラリ氏が「サピエンス全史」で言うように人類は共同幻想が強みです。単独で考えた対策も共有することは必要で、その時、三体星人には筒抜けです。人類は生き残れるか!前半を彩...

三体星人は隠し事はできないようです。でも、智子に監視され制御されている人類はその弱点を突くことが出来のでしょうか。ハラリ氏が「サピエンス全史」で言うように人類は共同幻想が強みです。単独で考えた対策も共有することは必要で、その時、三体星人には筒抜けです。人類は生き残れるか!前半を彩るのはロマンスです。どうやら劉慈欣はロマンチストですね。

Posted byブクログ

2020/07/26

圧倒的スケールと創造性は前作に引けを取らない。 面壁者の研究とETOの目論見、その他の一般人の視点が次々に切り替わり目まぐるく展開される。 この後、100年単位で進む物語と人類の未来について期待感が高まる 下巻を早く読みたい

Posted byブクログ