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三体 Ⅱ(上) の商品レビュー

4.2

234件のお客様レビュー

  1. 5つ

    82

  2. 4つ

    93

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2020/09/15

とても楽しみにしていた。発売告知直後に予約し、発売日に入手し、一気に読めるような状況を模索した。が、2度挑戦して、どちらも50ページほどで挫折……。なんだろう、内容がまったく頭に入ってこない。前作の内容を(すべてではないが)忘れてしまったせいか? 今回も50ページを越えたあたりで...

とても楽しみにしていた。発売告知直後に予約し、発売日に入手し、一気に読めるような状況を模索した。が、2度挑戦して、どちらも50ページほどで挫折……。なんだろう、内容がまったく頭に入ってこない。前作の内容を(すべてではないが)忘れてしまったせいか? 今回も50ページを越えたあたりで挫折しそうになったがなんとか踏みとどまった。そこから先は順調とまではいかないが、それなりに楽しむこともできた。下巻はどうかなあ……?

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2020/09/13

Ⅰ部では、時代や人物が度々切り替わるため、内容を理解するのに正直苦しんだ(それでも十分に面白かった)が、本編では三体文明が四百年後に人類を滅ぼしにくると判明したⅠ部の終わりからの続きとなっている。そのため、Ⅰ部に比べて話が切り替わることがなく、かなり読みやすくなった。 四百年後と...

Ⅰ部では、時代や人物が度々切り替わるため、内容を理解するのに正直苦しんだ(それでも十分に面白かった)が、本編では三体文明が四百年後に人類を滅ぼしにくると判明したⅠ部の終わりからの続きとなっている。そのため、Ⅰ部に比べて話が切り替わることがなく、かなり読みやすくなった。 四百年後といえば、自分の世代は愚か何世代も後の話ではあるものの、それに直面した人類の葛藤が描かれている。まさに環境破壊に直面した現代の人類と同じ状況だ。要するに、そのような状況になっても世界は一つになることなく、各国の思惑が優先されてしまっている。それらに加えて、三体文明に与する組織も加わり、彼らは三体文明からの指示に基づいて現在の地球での役割を果たすことを目的としている。三体文明がコミュニケーションとして脳波のようなものを利用するため、隠し事ができないという点も面白い視点となっている。続編がさらに楽しみだ。

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2020/09/08

羅輯は楊冬の高校の同級生だった。葉老師に楊冬の墓の前で出会った。彼は天文学を齧ったが、今は社会学を大学で教えている。葉から言われた。「私から助言をひとつ。宇宙社会学を勉強しなさい。」と。「宇宙社会学の公理その一、生存は、文明の第一欲求である。その二、文明はたえず成長し拡張するが、...

羅輯は楊冬の高校の同級生だった。葉老師に楊冬の墓の前で出会った。彼は天文学を齧ったが、今は社会学を大学で教えている。葉から言われた。「私から助言をひとつ。宇宙社会学を勉強しなさい。」と。「宇宙社会学の公理その一、生存は、文明の第一欲求である。その二、文明はたえず成長し拡張するが、宇宙における物質の総量はつねに一定である。」この助言が後に彼の人生を、そして人類の進路を変えたのかもしれない。

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2020/09/09

なかなか話が始まらず、何度も読みさしては放置していたが、四人の面壁者が現れてからは怒涛の展開。あっという間に下巻に進みます。

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2020/09/07

#日本SF読者クラブ 先頃Netflixでのドラマ化が発表された「三体」。その第2部なのだが、上下巻で結構なボリュームがある。図書館本なので、貸出期限内に読み終えれるか心配した。しかし杞憂だった。前作同様に、最初の方が読みずらいというか、内容に入り込めなかった。読み進んでいくうち...

#日本SF読者クラブ 先頃Netflixでのドラマ化が発表された「三体」。その第2部なのだが、上下巻で結構なボリュームがある。図書館本なので、貸出期限内に読み終えれるか心配した。しかし杞憂だった。前作同様に、最初の方が読みずらいというか、内容に入り込めなかった。読み進んでいくうちに、それも解消。特に下巻の方は、疾風怒濤(表現が古いか)の展開となる。  アシモフの「ファウンデーション」シリーズ、田中芳樹の「銀河英雄伝説」や宇宙戦艦ヤマトなどからの引用、インスパイア、オマージュ等々があり、SFファンなら頷くだろう。  宇宙社会学の二つの公理とサブタイトルにもなっている「黒暗森林」。ある意味A・C・クラークの「幼年期の終わり」と対極じゃないかと感じた。クラーク派を自任する自分からすると、肌に合わないと感じる部分でもあるが.。第3部の翻訳が待ち遠しい。

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2020/08/29

「三体 Ⅱ 黒闇森林 上」 劉慈欣(著) 大森望、立原透耶、上原かおり、泊功(訳) 2020 6/25 初版発行 (株)早川書房 2020 8/29 読了 超話題の中国人作家による長編SF。 登場人物の繊細な描写が素晴らしい。 翻訳は難しかったろうなぁ… 異次元の人類...

「三体 Ⅱ 黒闇森林 上」 劉慈欣(著) 大森望、立原透耶、上原かおり、泊功(訳) 2020 6/25 初版発行 (株)早川書房 2020 8/29 読了 超話題の中国人作家による長編SF。 登場人物の繊細な描写が素晴らしい。 翻訳は難しかったろうなぁ… 異次元の人類の危機に立ち向かう中国人の着地点はどこにあるんだろう。 なんだか 「ホントはフィクションじゃないんじゃね?」 って思いながら とても興味深く下巻に突入。

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2020/08/19

地球人類vs三体文明 直接対決まであと400年をどう過ごす? 宇宙船作ってみんなで脱出すれば良いのでは…と思ったら、それはなしでよろしくと言われてしまって詰んだ。秘密裏に作戦を立てる面壁者(ウォールフェイサー)とそれを打ち破ろうとする破壁人(ウォールブレイカー)の対決が面白かった...

地球人類vs三体文明 直接対決まであと400年をどう過ごす? 宇宙船作ってみんなで脱出すれば良いのでは…と思ったら、それはなしでよろしくと言われてしまって詰んだ。秘密裏に作戦を立てる面壁者(ウォールフェイサー)とそれを打ち破ろうとする破壁人(ウォールブレイカー)の対決が面白かった!前作のキャラがスポット参戦してくるのも楽しい。史強(シー・チアン)は相変わらずカッコいい!

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2020/08/16

これは面白い。文句なし。三体の第一部は導入で、本格的に物語が動き出したのがこの第二部。とんでもないスケールと時間軸で、人間の想像力がこれほど凄いと感じることはない。物理学の知識も豊富に盛り込まれており、知的な刺激に満ち溢れている。第三部の完結編は来年の春だそうだが待ちきれない。ち...

これは面白い。文句なし。三体の第一部は導入で、本格的に物語が動き出したのがこの第二部。とんでもないスケールと時間軸で、人間の想像力がこれほど凄いと感じることはない。物理学の知識も豊富に盛り込まれており、知的な刺激に満ち溢れている。第三部の完結編は来年の春だそうだが待ちきれない。ちなみに第二部を読む前に第一部を復習するとなお楽しめると思う。

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2020/08/15

三体Ⅰより読みやすい。下も楽しみ。呪いってどういうこと。 そしてワンミャオ出てこないのびっくり。後半から急加速。 詳細の感想は下のほうに。

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2020/08/14

三部作第二部の上巻。久々の5つ星。荒唐無稽な設定に、膨大な知識に、有無を言わさぬ構成。一見なんだそれ!?とバカらしくなる寸前で、げぇっ!そう来る!?と、読み進めるうちにどんどこ術中にはまる。細かくは言うまい。下巻が待っている。

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