うたうおばけ の商品レビュー

くどうれいん(著者)

2024/01/29

エッセイはどの作家さんのどの著書でも、読者にとって、読む時期、旬の時期があると思う
本書をそんなドンピシャの時に読めた人は幸いだなあ

終電日本前の雷鳴
…そうだ、恋はイナヅマなのだ。この２人の物語が読みたい
喜怒哀楽寒海老帆立
…わたしなら読字か

○私にはドンピシャの時期ではなかった。せつない
○交友も食べものも詩の風景も詰まっていた

2024/01/27

一つ一つの話が短くてわかりやすいので超読みやすい。友達のことをこんなに魅力的に書けるのは素晴らしいと思った。あとナンパの話は最高。

2023/12/24

嬉しいこと、ヴィヴィッドなことがあったとき、人生をこんな瞬間で埋め尽くしたいと思うのだが。
その考え方の根底が似ているなと思った。

風にチェックインとか言葉も好き。とても良かった。
最近盛岡に行ったこともあって、情景がまざまざと浮かんだ。

（各方面から怒られそうだが）読んだら本をすぐに捨ててしまう自分が、珍しくとっておこうと思った本。

2023/12/18

面白かった。日常を切り取ったエッセイなんだけど、くどうれいんさんの回りには楽しい人や面白い出来事がいっぱいで楽しそうな印象。
でも、それは多分普段私ならスルーしそうなことをすごく感性豊かにとらえてらっしゃるからなのだろう。色んな感じ方、心の表現、たっぷり楽しませてもらった。
つまらなく感じる私の日常も、きっとれいんさんの目から見れば楽しい事だらけなのかも。
歌人の方の感性って凄い。と、しみじみ思った。

2023/12/08

ナンパの話の馬のくだりで普通に声出して笑った
「人生はドラマではないが、シーンは急に来る」ってめちゃくちゃ良い表現だし、わたしの日々の中にも特に意識していないだけでいくつもシーンは来ているのかな〜と思った
もしそうだとしたら、もっと日々を大切にしないとなと思う

2023/10/09

東京に住んでいた頃、好きな雑貨屋さんで見かけて気になっていたこの本を、数年越しに読むことができた。わたしに短歌の良さを教えてくれた友人のことを何度も思い出しながら読んだ。誰かが誰かのエッセイを読んで、んふふと笑いながら、私のことを思い出してくれるようなことが、人生で一度でもあったらいいなと思う。

2023/10/01

いろんな人とのエピソードがすっと入ってくる。
強烈な出来事だけじゃなく、何気ないけど印象的な出来事をスルーしない人なんだと感じた。

2023/09/21

エッセイ集。1番好きだったのは「山さん」。こんな上司いいなーって。あとはあとがきの『ハッと哲学』が印象的。ハッとしたシーンの積み重ねか‥なるほどー。

2023/08/15

一編一編が愛おしく、読み終わりたくなくてじっくり読んでいましたが、結局おもしろすぎて一気読み。
こんなに眩しくて優しいフィクションみたいなワンシーン、もしかしたら自分にもあったのかも、と、ちょっとおセンチになりました。
読み終わって装丁を見直して、「ビニぃニぃ」と呟いた人もいるのでは。

2023/08/14

ふふっとしながら読めてしまう。切り取る日常がとても素敵で、映像が見えてくるように思える。しばらくビニニにはまる。桃もたべたくなる。