透明人間は密室に潜む の商品レビュー
あまり期待していなかったが面白かった!短編で読みやすいのに、伏線回収がしっかりしていて、阿津川さんらしさは全開だった。なかなか奇抜な設定だが気楽に本格ミステリを楽しめる良作だと思う。
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〈館四重奏〉シリーズは好きだけれど、『録音された誘拐』が全く好みでなかったから読まずにいた。 短編おもしろい!! 読んでいてずーっと楽しい。 四作の中では、やっぱり“盗聴された殺人”が一番好みではなかったけれど、設定も短編になった途端おもしろく感じた。 好きなのは二作目と四作...
〈館四重奏〉シリーズは好きだけれど、『録音された誘拐』が全く好みでなかったから読まずにいた。 短編おもしろい!! 読んでいてずーっと楽しい。 四作の中では、やっぱり“盗聴された殺人”が一番好みではなかったけれど、設定も短編になった途端おもしろく感じた。 好きなのは二作目と四作目。 二作目の“六人の熱狂する日本人”は、まさに『キサラギ』! あーでもないこーでもないと言いながらも、ありえない一致団結をしていくこの感じいい! 四作目の“第13号船室からの脱出”は、脱出ゲーム好きにはたまらないでしょ。 脱出ゲームあるあるも出てきて「うわぁーそっかーそうだよー」と思いながら読めるのも本当に楽しい。 脱出ゲームをしながら、誘拐されて、100ページ以内なんてすごいの一言につきる。 とにかく楽しい一冊でした。
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ブッ飛んだシナリオの短編ミステリ4話。異色な設定だけど謎解きはバッチリ(でも読んでて疲れる) ぇえ透明人間ってマジのやつか…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
盗聴された殺人 録音された誘拐からのこちら。やはり読む順番がいけなかった…犯人当てがメインなのに最初から分かってしまった。 あと、テディベアはここから始まってたのね。 第13号船室からの脱出 もう阿津川先生、脱出ゲームのプロデュースしようよ!え、もうしてる?!と言いたくなる作品。 自分の想像よりもカイトがもたもたしていると思ったらそういうことでしたか。 透明人間は密室に潜む 殺人を犯す前提が分からなくて、殺人犯がなぜこんなにも必死になるのか不思議だったけど、最後で納得! 装画は青依青先生。美しい。月を透かしてるのかな? 表紙は彩子さん?それとも、、?
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本格ミステリーなのにゆるさもあり、笑えて、オタクな阿津川さんの一面も見れる短編集。 この短編集を読んで、阿津川さんの作品を片っ端から読みたくなった。 『透明人間は密室に沈む』 ★★★★★ 透明人間病にかかった透明人間と共生するSFミステリー。発想が面白い。 こういうぶっ飛んだ設...
本格ミステリーなのにゆるさもあり、笑えて、オタクな阿津川さんの一面も見れる短編集。 この短編集を読んで、阿津川さんの作品を片っ端から読みたくなった。 『透明人間は密室に沈む』 ★★★★★ 透明人間病にかかった透明人間と共生するSFミステリー。発想が面白い。 こういうぶっ飛んだ設定が大好きだ。しかも倒叙ミステリーなので、自分の好きなものが詰まってる。最高! 解説に阿津川さんは、SFミステリーと『刑事コロンボ』『古畑任三郎』が好きだと書いてあった。 私もSFミステリーと古畑とコロンボが大好きなので、こんなにドンピシャな作家さんに出会えたことが嬉しくて興奮してしまった。 こういうSFミステリーをもっと書いて欲しい!! 『6人の熱狂する日本人』 ★★★★★ アイドルオタクあるあるが炸裂していて笑える裁判員裁判の話。 これは阿津川さんも相当なオタクでしょう笑 あの『紅蓮館』『蒼海館』などの真面目な本格ミステリーと同じ作家さんだと思うと余計に面白い笑 私もオタク気質なのでオタクの気持ちはわからなくもない。ラストも納得笑 ゆるくてハチャメチャな感じが三谷幸喜さんの『12人の優しい日本人』に似てるなと思ったら、参考文献として載っていた。 解説で『12人〜』は阿津川さんの大好きな1作だと書かれている。私も『12人〜』が大好きで何度も観ているので嬉しい。 『盗聴された殺人』 ★★★★ 特殊能力を持った探偵の話。 キャラクターが面白い。 作中に古畑任三郎の名前が出てくる。 阿津川さんも三谷幸喜さんが好きなんだな^_^ 『第13号船室からの脱出』 ★★★ リアル脱出ゲームミステリーの話。 私の理解力が足りなくて若干ついていけなかった。どんでん返しが良い。
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阿津川さんの「録音された誘拐」が好きで、その話しの前の話し「盗聴された殺人」があると知り調べたら持ってた笑 「盗聴された殺人」が入ってる短編集「透明人間は密室に潜む」を持ってた。 勿論、「盗聴された殺人」面白かったです。やはり、大野さんと美々香のコンビ好きだなと。 だけど、一番...
阿津川さんの「録音された誘拐」が好きで、その話しの前の話し「盗聴された殺人」があると知り調べたら持ってた笑 「盗聴された殺人」が入ってる短編集「透明人間は密室に潜む」を持ってた。 勿論、「盗聴された殺人」面白かったです。やはり、大野さんと美々香のコンビ好きだなと。 だけど、一番面白いと思ったのは表題の「透明人間は密室に潜む」かな。 透明人間がいたらと言う発想は、勿論、詳しい事まで書かれていて凄いと思った。よくこんな事まで思い付くなと。
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突然、透明人間になってしまうという奇病が全世界で流行り、透明人間がちまたにあふれるようになってしまったら……。 もう発想が凄い。 阿津川先生、とんでもない量の書物も映画もなんでも吸収してる作家さんなんだな、っていうことが分かる…。
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透明人間にアイドルオタクに特殊能力に脱出ゲーム、異なる色のミステリが楽しめて大満足の1冊。中身は本格推理なのだけどコミカルな部分もあってクスッと笑える。そういう意味では「六人の熱狂する日本人」は特に面白かった。著者のあとがきがあり、それぞれの作品を考えたきっかけなんかも読めたのが...
透明人間にアイドルオタクに特殊能力に脱出ゲーム、異なる色のミステリが楽しめて大満足の1冊。中身は本格推理なのだけどコミカルな部分もあってクスッと笑える。そういう意味では「六人の熱狂する日本人」は特に面白かった。著者のあとがきがあり、それぞれの作品を考えたきっかけなんかも読めたのが良かった。
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表題作は別のアンソロジーで読んだのでスルー 作品集としても、入れ子細工を先に読んだので順番的にてんこしゃんこになった こちらが第一弾 装丁は変わらずドツボ 今後もこの雰囲気で出されたら全てを買わされそう 内容はイマイチかなあ 各話ともに設定は申し分ない期待感を抱かせてくれる...
表題作は別のアンソロジーで読んだのでスルー 作品集としても、入れ子細工を先に読んだので順番的にてんこしゃんこになった こちらが第一弾 装丁は変わらずドツボ 今後もこの雰囲気で出されたら全てを買わされそう 内容はイマイチかなあ 各話ともに設定は申し分ない期待感を抱かせてくれるけど、十分に活かされてないというかワクワクしない展開と結末というか 作中に出てきたヒント類は見るのも読むのも怠かった4つ目の作品が、強いて言えば良かった方かな 再読せずとも表題作がベストだと思う ミステリへの造詣を押し出すスタイルが鼻につくのと、この人は長編より短編の方が輝く作家なんだなというイメージを再確認した 点数3.3
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どれも推理に則った、ノンシリーズの中編集。 透明人間の起こす殺人事件が奥深く、幾重にも仕掛けられた罠が心地よかった。
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