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書評の仕事 の商品レビュー

3.6

40件のお客様レビュー

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2024/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本のここがお気に入り 「誰でも書けるような本がおもしろいはずもなく、逆説的に考えれば、書き手の個性が見える本は魅力的だということになります。“その人にしか書けない”ものであることが魅力につながるということです」

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2023/11/05

SNSで発信をする上でも学びになることが多かった。 ・どこまで「自分」を出すかを意識する ・伝わりやすい書き方を考え実行する ・読者の目線に立つ努力をする ・すべてを盛り込もうとせず、重要な箇所にクローズアップする ・誠実に本音を書く ・文章はリズムこそ命

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2023/07/16

プロの書評家が書評を書くときに意識していること、実践していることを知れて大いに参考になった。 当たり前のことかもしれないけど、読む人を意識すること、自分の書きたいことを大事にすること、発信するときには自分も頭の片隅にいれておこう

Posted byブクログ

2023/07/27

書評家というより書紹家といった感じですね。 拾い読みの様な読み方で書評を書く事が果たして誠実と言えるのかしら… 多岐にわたる文献に当たり、精読、分析を経て評価を加えるのが書評家の仕事かと思っていました。 しかし、資格がある訳でもなく、誰でも書評家を名乗れるますし、情報が絶えずス...

書評家というより書紹家といった感じですね。 拾い読みの様な読み方で書評を書く事が果たして誠実と言えるのかしら… 多岐にわたる文献に当たり、精読、分析を経て評価を加えるのが書評家の仕事かと思っていました。 しかし、資格がある訳でもなく、誰でも書評家を名乗れるますし、情報が絶えずスピーディに大量消費される現代において求められる書評家は、こういったタイプの書評家なのかもしれませんね。

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2023/04/30

 現役の書評家が自身の仕事の実態を赤裸々に語ってくれる本。著者の書評活動はインターネットを活動拠点としている。著者曰く、従来の書評、たとえば新聞や雑誌などの場合、本の紹介やその内容も、硬派な印象をもち、それゆえに特定の層にしか受けないという。著者はこれらを「トラッド書評」と分類す...

 現役の書評家が自身の仕事の実態を赤裸々に語ってくれる本。著者の書評活動はインターネットを活動拠点としている。著者曰く、従来の書評、たとえば新聞や雑誌などの場合、本の紹介やその内容も、硬派な印象をもち、それゆえに特定の層にしか受けないという。著者はこれらを「トラッド書評」と分類する。それに対してウェブ上での書評は、多くの人々が気軽に消費できて、何となく取っつきやすい雰囲気があるという。これを先ほどの書評に対して「ネオ書評」と分類する。  著者が本書で繰り返し主張するが、理想の書評とは、読書にとって、本のガイドラインとして役割を果たせることである。そのため、読者に伝わりやすい表現方法や読者からの共感を得られることが重要だと考える。とにかく読者目線で書評の内容を充実させなければならない。  本書は書評を中心に取り扱うが、書評家に限らず、情報関連の仕事に携わるひとや普段のプレゼンテーションで悩むひとにも刺さる内容となっている。したがって、何かを伝えるスキルを磨きたい人にもおすすめできる。

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2023/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブクログを使うにあたり、読んだ本を記録するだけではなくレビューもかいてみるか…しかしレビューとはなにをかけばいいのかしら?ということで手に取ってみた1冊。 誰に何を伝えたくて文章を書くのかという文章そのものの基本や、書評と読書感想文の違いについてなど興味深く読むことができた。 ブクログはあくまでも私自身の記録だから、読書感想文でいいかな…w また話題の本を読む意味については、普段から私も思っていたことなのでとても共感できた。(し、『数の女王』を読みたくなった。) 書評におけるネタバレの話もあったが、ここはもう少し踏み込んでほしかったなと思う。これに関しては著者の主な書評のフィールドはノンフィクションや実用書ということで、小説についてはまた別の書籍をあたってみたい。基本は違わないのかも知れないけれど。

Posted byブクログ

2023/01/26

●気になったところ 書評とは「読者に向けた新刊ガイド」 新聞等の書評は難解なものが多い気がする ネオ書評 紙ではなくWEBで個人が自由に書き散らす書評 (ブクログもそうなのかな?) 書評家に必要なこと 伝える→共感をつかむ プロとアマ プロは、編集者・校閲を経て世に出る ...

●気になったところ 書評とは「読者に向けた新刊ガイド」 新聞等の書評は難解なものが多い気がする ネオ書評 紙ではなくWEBで個人が自由に書き散らす書評 (ブクログもそうなのかな?) 書評家に必要なこと 伝える→共感をつかむ プロとアマ プロは、編集者・校閲を経て世に出る アマは、ネット等で自由に発信できる 人の心をつかむ文章 その人にしか書けない文章 その人らしさが表れた文章 本音や気持ちを隠さないこと 自分の文章を好きになるには とにかくいろんな人の文章を読む 毎日毎日読んで、その中から特に好きな書き手を見つける その人の文章をたくさん読む その人の文章を意識しながら書く SNSへの活かし方 まずは勢いで書く 無駄がないか見直す 無駄を省く 文章のリズムは、 テンとマル てにをは その他、報酬のこととか、著者の日常とか、DJもやってるよ、とか、色々書かれています。 私の興味は、書き方について、なので、それ以外はあまり興味なし ●この本を読んで 新刊ガイドとか、全く興味なかったけど、大型書店のレジ近くに置いてあるものをいくつかいただいてきた。じっくり読んでみると、結構面白そうな本がある! 気になったものは、図書館、メルカリ、Amazonの順で調べて、いくつかは図書館で予約し、いくつかはAmazonのほしい物リストに入れた。まだ購入にはいたってない。1つはKindleのお試し無料部分だけ読んでみた。 ●で、感想 書評を書くことより、書評を読むことに興味が湧いてきた。 そういえば昔は「本の雑誌」をよく読んでたなぁ、いっぱいマーカー引いて、結局読まなかった(買わなかった)。 ネットの発達した今だからこそ、熱いうちにすぐに調べたり、予約したりできるんだなぁ。 メルカリで買うより、AmazonのマーケットプレイスやKindle本の方が安かったりする。 また、本の雑誌、読んでみようかな。 以上

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2021/10/24

いつもこのサイトで書評を書くが、読んた本を忘れない程度にメモしておこうと言う、極めて私的な目的で続けている。ただ、無料版故、人の目にされられていることから、今後の書評の書き方に関して参考にしたく手に取った本作。率直な感想としては、プロ目線の真摯な意見はやはりというか、冷や汗が出ま...

いつもこのサイトで書評を書くが、読んた本を忘れない程度にメモしておこうと言う、極めて私的な目的で続けている。ただ、無料版故、人の目にされられていることから、今後の書評の書き方に関して参考にしたく手に取った本作。率直な感想としては、プロ目線の真摯な意見はやはりというか、冷や汗が出ます。 先ず作者が訴える読み手への誠実さが自分にはない。読み手がどう考えるかはほぼ考えていない。ただ、読み手をを強く意識するのはやはりプロの仕事だから。そういう意味では仕事で書くメールに関して意識を持つべきと感じた。 人の心を動かす面で言えば、同じ本を読んだ人に共感してほしい欲欲は、ある。今後意識していきたい。 要約とリズムについても、仕事で書く文章で特に意識したい。ただ、このサイトでの書評は…ほぼ推敲なしです。あまり真剣に時間をかけ過ぎてこの習慣自体を辞めるに至るのが怖いです。 そんなわけで本書はとても読みやすく、参考になりました。

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2021/08/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長年、本のレビューや感想を書いていながら、未だに書評と胸を張って言える文章が書けていないので、読んで勉強したいなと思って借りました。 この本は「書評とは何か?」から始まって書評家の日常生活や「ぶっちゃけ儲かるのか?」という、聞いてみたいけどなかなか聞けないお金の話、書評を書く時のコツ(本の選び方、文章のちょっとしたテクニックなど)などが新書サイズにギュッと詰まっています。 文章作成のテクニックに関してはまぁ、もう普段からブログの文章術などでも幾度となく言われていることが「書評を書く」という切り口で書かれている、という感じで、「もう一回おさらいしておこうかな」という感覚で読みました。 書評やレビューでの悩みどころは「自分をどこまで出すか」「書評するにあたって熟読は必ずしも必要か」「おもしろくなかった本をどうレビューするか」などかと思います。いえ、ほかにもあった、いろいろ。 それについての筆者の考えはもちろん書かれていますが自分自身がそれにどう答えを出すか、読みながら考えたくなる本、でした。 ちなみに私はそもそも書評を書く媒体がこのブクログか自分のブログなので、心おきなく自分を全力アクセルで出しています。人となり&紹介している本そのものの両方をおもしろい!と思ってもらえるのが目標。 そしてそういう本関係のブログを近々作る予定。

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2021/07/12

『書評を書く上で大切なことは、誠実さ。』 ■読了時間 1時間33分 ■この本をオススメする人  ・ライターを目指している方  ・趣味で書評を書いている方 ■感想  フリーランスで年間500冊以上の書評を書いて生計を立てている、プロの書評家である著者。あまり明るみには出てこない書...

『書評を書く上で大切なことは、誠実さ。』 ■読了時間 1時間33分 ■この本をオススメする人  ・ライターを目指している方  ・趣味で書評を書いている方 ■感想  フリーランスで年間500冊以上の書評を書いて生計を立てている、プロの書評家である著者。あまり明るみには出てこない書評家のリアルな生活と、書評の技術について書かれた一冊です。  日々締切に追われているプレッシャーや、書評家の懐事情なども赤裸々につづられているため、プロのライターを目指している方には、職業「書評家」の実生活が垣間見れるため、参考になると思います。  読み進めるにつれて、著者の書評を書く上でのポリシーがひしひしと伝わってきますし、好きだから書き続けられることもよくわかりました。  私もブクログでブックレビューを書く"物書き"の端くれとして、著者に対する敬意、僭越ながらこのレビューを見ていただけるブクログユーザーの方への敬意、すなわち「誠実さ」を意識して、これからも書いていきたいと思います。

Posted byブクログ