注文の多い料理小説集 の商品レビュー
料理にまつわるアンソロジー7篇 面白かった 伊吹さんの『夏も近づく』がすごく好き 土鍋で炊いたご飯やとりたてのタケノコ どれも素朴で でもとっても贅沢で羨ましい 柚木さんの『エルゴと不倫鮨』も面白い 鼻の下を伸ばす不倫男どもを袖にし 連れ立って歩く女たちがなんとも爽快でした 初...
料理にまつわるアンソロジー7篇 面白かった 伊吹さんの『夏も近づく』がすごく好き 土鍋で炊いたご飯やとりたてのタケノコ どれも素朴で でもとっても贅沢で羨ましい 柚木さんの『エルゴと不倫鮨』も面白い 鼻の下を伸ばす不倫男どもを袖にし 連れ立って歩く女たちがなんとも爽快でした 初見でしたが坂井さんの『色にいでにけり』も好き 続編などがあったら読みたいな 続編といえば柴田さんの『どっしりふわふわ』もなんだか懐かしくてよかった
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図書館で借りるのに好きな作家がたくさん。柚木麻子は子ども産んだせいか、子連れ母さんの描写が超リアル。思わず共感!あと柴田よしきは分かる人には分かる(ある意味)続編だったのでニヤリ。
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料理にまつわるアンソロジー7編。 表紙を見て、「注文の多い料理店」の表紙だか挿絵だかがそっくりだったと思い出し、絶対読みたい!と思って予約。しかし、件の表紙はネットで検索しても出てこない…ハテいつの記憶なのやら…。 お馴染みの作家さんもはじめましての作家さんも収録されていたが...
料理にまつわるアンソロジー7編。 表紙を見て、「注文の多い料理店」の表紙だか挿絵だかがそっくりだったと思い出し、絶対読みたい!と思って予約。しかし、件の表紙はネットで検索しても出てこない…ハテいつの記憶なのやら…。 お馴染みの作家さんもはじめましての作家さんも収録されていたが、それぞれの味を堪能させて頂いた。 ここのところ、ちょっと心に重い本が続いていたので、小気味良く爽快な話が多く、心が軽くなった。 初めて読んだ坂井希久子さんの時代小説は、是非シリーズが単行本化したら読みたい。 どなたかも書いていたが、私もやはり伊吹有喜さんの短編が一番好きかも。ストーリーも食べ物描写も本当にいい!2020.8.6
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カバーがステキでつい購入。食をテーマにしたアンソロジー。 私は伊吹有喜「夏も近づく」が好き。静かで、爽やかで、落ち着く短編だった。 初めて顔を合わせた伯父・拓実と中学生の甥・葉月が、不遇なきっかけから同居することになる物語。拓実は兄と、葉月は父とうまくいかないのに、この伯父と甥は波長が合う不思議さ。でも人間てそんな感じだよね。 「食の好みが会う相手とは、きっとうまくいく。」 これ、真なり。
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表紙がおしゃれ。紙もふだんの文春のつるっとしたのとは違い、少しざらっとして単行本の表紙みたい。 7編どれも楽しく読めてよかった。ふだんあまり食事の描写に入り込んで読めない(具体的に思い描こうとしない)ので、物語の一要素としてするっと読み流してしまうんだけど、最初から「料理がキモの...
表紙がおしゃれ。紙もふだんの文春のつるっとしたのとは違い、少しざらっとして単行本の表紙みたい。 7編どれも楽しく読めてよかった。ふだんあまり食事の描写に入り込んで読めない(具体的に思い描こうとしない)ので、物語の一要素としてするっと読み流してしまうんだけど、最初から「料理がキモの話ですよ」となるとさすがに身構えて読む。ミモレットの鮨、沢の水と素麺と掘りたてのタケノコ、噛むほど美味さが広がる個性的なパン――いろいろな食べ物を楽しんだ。 『夏も近づく』(伊吹有喜)がとても好きな雰囲気。寡黙な二人、でも自然は雄弁でそれが人の背中を押す。
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どれも面白く、素敵なお話でしたが 夏も近づく 色にいでにけり どっしりふわふわ の三作品が特に好きでした。
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最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の 味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンに ロシア風ピクルス。おやつに金平糖はいかが? 小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ 短編小説7篇を収録。
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7人の作家によるおいしい小説アンソロジー。 いや、これはお買い得。豪華なメンバの短編がまとめて読めるんだからね。しかもおいしい。 料理小説ってのは読んでる途中、中に出てきた料理をどれだけおいしそうに感じるか、読み終わった後、どれだけ食べたいと思うかってのがキモだと思うんだけど、ど...
7人の作家によるおいしい小説アンソロジー。 いや、これはお買い得。豪華なメンバの短編がまとめて読めるんだからね。しかもおいしい。 料理小説ってのは読んでる途中、中に出てきた料理をどれだけおいしそうに感じるか、読み終わった後、どれだけ食べたいと思うかってのがキモだと思うんだけど、どれもこれもそそられまくり、お腹、空きまくり。 7人の作家、それぞれにそれぞれらしい味付けで楽しめる。順番もいいね。柚木さんでつかまり、柴田さんで最後ひっくり返る。さすがだ、うまいね(料理だけに 【再読2022年10月13日】 寝る前に一章ずつ読んでいたのだけど、困ったことに眠くなる前にお腹が空いてくるというね。 いやしかし改めて、これは贅沢な一冊だ。好きな作家さんたちの料理小説がみっちり詰まっているのだから。 柚木さんでニヤリとしたり、伊吹さんでほろりとしたり。どれもこれも滋味深くしかも読み心地がそれぞれ異なるというね。気持ちよく読み続けてきて、さぁ、ラストだと読み始めた柴田さんで、うへーっとやられる。二回目だけど、そうだったのか、うへー。
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タイトルの通り「注文の多い小説集」でした。全体的にほろ苦い話が多いかな?柴田さんの「どっしりふわふわ」は、途中までヒロが男性だと思ってましたが、女性だったとは!でも幸せそうで何よりです。柚木さんの「エルゴと不倫鮨」は、ラスト目が覚めた仁科が不倫しなくて良かった。伊吹さんの「夏も近づく」は、最低な父親から離れ、叔父と暮らした方が幸せなのかもしれないですね。
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7人の作家によるアンソロジー。 読み味が爽快なものから苦味、無味、うま味まで、想像しながら喉が鳴り舌なめずり。 「色にいでにけり」が好き。
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