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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

4.2

281件のお客様レビュー

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    105

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/05/14

ほんと20〜30歳の女子のリアルって感じ。 東京カレンダーを文字でおこしました、みたいな。 自分のことを棚に上げて、ハイスペ〜とかやってたらそりゃ彼氏は出来ないし きちんと私のことを思ってくれて、 一緒にいて楽しくて こうじゃなきゃいけないっていう縛りを無くしてくれる そんな人を...

ほんと20〜30歳の女子のリアルって感じ。 東京カレンダーを文字でおこしました、みたいな。 自分のことを棚に上げて、ハイスペ〜とかやってたらそりゃ彼氏は出来ないし きちんと私のことを思ってくれて、 一緒にいて楽しくて こうじゃなきゃいけないっていう縛りを無くしてくれる そんな人を見つけたいなと思った。

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2022/05/07

余計なこと色々考えて心配する暇あるんやったら、幸せなこと噛み締めるのに精一杯注力したほうが100倍良いのね 2人の人生が幸せでありますよう

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2022/05/02

30歳。仕事、結婚、出産。 それとなく周りに流されて人生を選択したって、その人たちは別の人生を生きていて、わたしの人生に責任を取ってくれはしない。 手放したくないものたちと、 わたしはわたしの人生を生きてゆく。 紛れもなく「わたしたち」のお話だった。 いつか分かってもらえる、...

30歳。仕事、結婚、出産。 それとなく周りに流されて人生を選択したって、その人たちは別の人生を生きていて、わたしの人生に責任を取ってくれはしない。 手放したくないものたちと、 わたしはわたしの人生を生きてゆく。 紛れもなく「わたしたち」のお話だった。 いつか分かってもらえる、とはもう思わない。分かってもらえたらラッキーだけど、キリスト教と仏教を信じる人がそれぞれいるみたいに、それぞれに生きたらいいのだ。私たちは大人同士なのだから。(p.294) すべてを理解できたわけでも、受け入れたわけでもない。それでも、迷いながらも誰かと、あるいは一人で生きることを選ぶ。 「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」 これからの生涯をともにするのだろう。

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2022/04/20

アラサーのわたしには共感の嵐でした。 恋愛や結婚に対する気持ちや向き合い方、焦り方。登場する人たちと「五つ星」でお話ししたい。 章の区切りが細かく、短時間でキリ良く読めるので通勤中にもぴったりでした。

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2022/04/18

20代の頃、椎名さんみたいな大人の男性が私も好きだったなと思い出した。 旅行と美味しい食事を好きな人と。 椎名さんと知世のフットワークの軽さも理想的で、羨ましく、またこんな関係性の恋がしたくなった。 30歳前後でこの本を読んでいたら分かりすぎて、自分と重ね過ぎて苦しくて読めなか...

20代の頃、椎名さんみたいな大人の男性が私も好きだったなと思い出した。 旅行と美味しい食事を好きな人と。 椎名さんと知世のフットワークの軽さも理想的で、羨ましく、またこんな関係性の恋がしたくなった。 30歳前後でこの本を読んでいたら分かりすぎて、自分と重ね過ぎて苦しくて読めなかったかも笑 最近はノンフィクションの物が多くて久々の恋愛物だったけど、一気に読めて面白かった。 島本理生さんの他の本も読んでみたい。

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2022/04/15

生きている限り、大なり小なり各々が何かしら抱えているのは当たり前だ。その何かしらの「何」を大袈裟にではなく、謙虚に真摯に書いている。 強く主張せず、押しつけがましくない。しかも恐ろしく文章に無駄がない。装飾がないわけではなく、どの言葉もすとんと心に落ちてくるのだ。こんな文章なかな...

生きている限り、大なり小なり各々が何かしら抱えているのは当たり前だ。その何かしらの「何」を大袈裟にではなく、謙虚に真摯に書いている。 強く主張せず、押しつけがましくない。しかも恐ろしく文章に無駄がない。装飾がないわけではなく、どの言葉もすとんと心に落ちてくるのだ。こんな文章なかなか書けないと思う。自然と涙が出て自分でもびっくりした。 この本に出会えて良かった。

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2022/04/10

恋愛における付き合い方について、色々考えるきっかけになったかも。 付き合う上で、「相手といるときの自分が好きかどうか」ってやっぱり大事だなと思った。 あと、どんなに好きでも、たとえ家族であっても「違い」は必ずあって、それを尊重すること、話し合うことは必要だし、相手に寄り添ったり...

恋愛における付き合い方について、色々考えるきっかけになったかも。 付き合う上で、「相手といるときの自分が好きかどうか」ってやっぱり大事だなと思った。 あと、どんなに好きでも、たとえ家族であっても「違い」は必ずあって、それを尊重すること、話し合うことは必要だし、相手に寄り添ったり、合わせられるのも良いことだけど、最終的に自分の気持ち、望みはどうなのかを考えて、行動していけるようになりたい。

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2022/04/09

主人公の知世がとても共感できるキャラクターでよかった。読みやすくて、病名が出てきたときによくある御涙頂戴の話なのかと思いきや、そんなことはなく。 リアルで、でも物語として退屈しないだけの飾り付けはしてあって、すごくバランスのよい作品でした。 ------ 「僕は知世ちゃんが好...

主人公の知世がとても共感できるキャラクターでよかった。読みやすくて、病名が出てきたときによくある御涙頂戴の話なのかと思いきや、そんなことはなく。 リアルで、でも物語として退屈しないだけの飾り付けはしてあって、すごくバランスのよい作品でした。 ------ 「僕は知世ちゃんが好きだよ。最初会ったときから、可愛いと思ってた。若いのにしっかりしてるし、いつもがんばっていて」 「でも付き合えないんだ」 三十歳の私は、その日、夕方の春の海辺で、どこへ行けるか分からない恋を始めた。 いつか分かってもらえる、とはもう思わない。分かってもらえたらラッキーだけど、キリスト教と仏教を信じる人がそれぞれいるみたいに、それぞれに生きたらいいのだ。私たちは大人同士なのだから。 ------

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2022/04/12

大大大好きでした。 普段恋愛小説をほとんど読まないし、島本理生さんの作品を読んだのも初めてでしたが、一気に彼女のファンになってしまったし、読書そのものに本格的に目覚めた気分です。 美しくて繊細な表現の数々に何度もうるうるしました。 知世と椎名さん。 複雑な事情を抱えながらも、...

大大大好きでした。 普段恋愛小説をほとんど読まないし、島本理生さんの作品を読んだのも初めてでしたが、一気に彼女のファンになってしまったし、読書そのものに本格的に目覚めた気分です。 美しくて繊細な表現の数々に何度もうるうるしました。 知世と椎名さん。 複雑な事情を抱えながらも、自分たちなりの幸せを見出していく二人の事を想うだけで、胸がいっぱいになります。 甘く切ない恋が少しずつ深い愛情に変化していく様子を、まだまだずっと見ていたかった。 是非とも続編を書いて頂きたい。 これから事あるごとに読み返すであろう一冊です。

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2022/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今すぐ読み直したいと思うほど好きなお話だった。読み始めた時はさらっとした短編かなと思ったのですが、読むに連れて、様々な人のお話が入り深くのめり込みました。そして読み終わった後、題名の意味が分かりました。どの食べ物も美味しそうで、旅行に行きたいなと強く思いました!

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