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東京百景 の商品レビュー

4.2

125件のお客様レビュー

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    45

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2022/10/08

又吉の、人間味があって、小説みたいな東京での暮らしに心揺さぶられた 特に、不思議な出会いから始まった恋愛の章は、感傷的な気持ちになれるから大好きで、何度も読んだ

Posted byブクログ

2022/09/21

エッセイ‥小説?いや、伝記か?という不思議な感覚を味わえた一冊。 又吉さんの【生】がすごく詰まっていた。 鮮明で濃密な記録から、 又吉さんのこれまでの人生を全身で感じた感覚。 振り返ったものではなく、全てその時その時リアルタイムで見ているような。 地を這うような苦しさや息苦し...

エッセイ‥小説?いや、伝記か?という不思議な感覚を味わえた一冊。 又吉さんの【生】がすごく詰まっていた。 鮮明で濃密な記録から、 又吉さんのこれまでの人生を全身で感じた感覚。 振り返ったものではなく、全てその時その時リアルタイムで見ているような。 地を這うような苦しさや息苦しさや恥ずかしさもあり、鳥肌が立つような素晴らしい瞬間もあり、、。 後者に関しては特に色鮮やかに思い描くことができた。 最後はたたみかけるようにエネルギーが一気に放出されていた印象。 一つ一つの記録かのように感じていたエピソードが、最後に繋がり、東京百景という作品として完成しており、今まで読んできたエッセイとは一味違った。ここまで余韻があるエッセイは初めてでした。 【格好つけようが、怯えていようが、一歩は一歩だ。】299ページと出会えて良かったです。 これは伝記ですね。と又吉さんに伝えて、 「ぼく、まだ生きてますよ」と言われたい。 何でもないような日常や、嘘やろというような面白いヘンテコな出来事に過敏に記憶し、豊かな文字にし、このように形に残すことができるのが羨ましい。 同じく上京した身として、 自分もいろいろ思い出したり。 都内を移動する電車の中や、夜中に家で楽しんだ。 余韻が心地よく、夕方に読み終えてしばらく他の本は良いかなとなりつつ、又吉さんのエッセイ他にないのかな。と探していました。 ーーー 上京し大学で最初にできた友人は自分とは全て真反対の子だったけど、まだ出会う前の高校時代、なぜか2人ともピースやパンサーなどの世代のお笑い芸人に興味があった。 それきっかけで仲良くなったような気もする。 生粋の東京生まれ東京育ちのその子は、高校帰りに渋谷∞ホールで生の芸人達を追いかけ、私は全部見切れてしまうくらいの量の動画しかヒットしないYouTubeの又吉さんの動画を、必死で見ていました。 まだまだ今みたいに芸能人がネットに自ら情報を発信する場なんてなかったので、死に物狂い地元の友人と情報を集めていたわけだけど、その友人が教えてくれた又吉さんの情報の中に、本当かどうか不明の【魂を吸う遊び】というのがありました。 すっっかり忘れていたから、 その話がこの本で登場した時は 本人が!本人がその件について話している!と謎の興奮を覚えました。

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2022/07/22

又吉好きすぎるのじゃ、が加速します。 火花と劇場映画見るか本読んで、あとせきしろさんとのコラボカキフライとジープ読んで、この本読んでまた火花と劇場を見返すという行為がおすすめですな✌︎ 最後のピース愛がとても良い。 表紙のんちゃん可愛すぎ、、。

Posted byブクログ

2022/06/17

この人は小説家が芸人をやってたんだなと思う ただ面白いことを言うのではなく、日常の機微に様々な感情を乗せて面白くする 彼の東京に出てきてからのどうということない日常を、その日常を過ごした場所とともに書いたエッセイ 自分も若い頃に東京に住みたかった 又吉直樹の小説には風景や感...

この人は小説家が芸人をやってたんだなと思う ただ面白いことを言うのではなく、日常の機微に様々な感情を乗せて面白くする 彼の東京に出てきてからのどうということない日常を、その日常を過ごした場所とともに書いたエッセイ 自分も若い頃に東京に住みたかった 又吉直樹の小説には風景や感情の描写に匂いを感じるのです そしてなぜそう感じるのかがよくわかる本でした

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2022/06/13

又吉さんの本は初読み。若林さんの本を読んで、芸人さんのエッセイって面白いかもと思い、手を出した1冊。結果、ここにもとんでもない自意識過剰が隠れていた。人によって日常の感じ方がこんなにも変わることが衝撃。自分にとってはただ何気なく過ぎ去っていることもこうやって色がついて見える人もい...

又吉さんの本は初読み。若林さんの本を読んで、芸人さんのエッセイって面白いかもと思い、手を出した1冊。結果、ここにもとんでもない自意識過剰が隠れていた。人によって日常の感じ方がこんなにも変わることが衝撃。自分にとってはただ何気なく過ぎ去っていることもこうやって色がついて見える人もいると思うと、もしかしたら自分はもっと人生を楽しめるのかもしれないと思いました。人の考え方に触れて自分の視野が広がる、これぞ読書!

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2022/05/14

又吉が上京してからの不安と憂鬱に満ちた日々を東京の風景と共に 綴ったエッセイ集。 又吉直樹が敬愛する小説家の話や、 芸人仲間とのエピソード。 太宰ナイト開催に向けてのエピソードに、 文庫化にあたり追加された、相方綾部とのピース 誕生話と今後の思い的な話。 六十一「阿佐ヶ谷の夜...

又吉が上京してからの不安と憂鬱に満ちた日々を東京の風景と共に 綴ったエッセイ集。 又吉直樹が敬愛する小説家の話や、 芸人仲間とのエピソード。 太宰ナイト開催に向けてのエピソードに、 文庫化にあたり追加された、相方綾部とのピース 誕生話と今後の思い的な話。 六十一「阿佐ヶ谷の夜」は、六十「井の頭公園」の 続きになっていて、 太宰ナイトという、又吉が敬愛する小説家、太宰治の 生誕百年を記念して行うイベントのエピソードで、 出演依頼をしたのは主に芸人なのだが、 ある小説家にも依頼していて、そのエピソードが なんともびっくりというか、ほろっときました。

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2022/05/08

又吉さんだなぁ、と感じました。 読みながら又吉さんの話し方や声が浮かんでくる感じがしました。 綾部さんと二人揃っているところを久しく見ていないので、そうだった、ピースというコンビメイクだったと思い出しました。 東京の色々な場所でこれだけのエピソードを描くという発想がまたおもしろか...

又吉さんだなぁ、と感じました。 読みながら又吉さんの話し方や声が浮かんでくる感じがしました。 綾部さんと二人揃っているところを久しく見ていないので、そうだった、ピースというコンビメイクだったと思い出しました。 東京の色々な場所でこれだけのエピソードを描くという発想がまたおもしろかったです。

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2022/04/12

あーーーーーー、好きだな。 又吉直樹というひとが素のままに詰まったこの本が、私にとって救いでした。 ずっと孤独の中で「おなじものを持った人」を探している感覚があって、この本に出会って「ああ、やっと見つけた」と思いました。 又吉さん、ありがとう、ありがとう。

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2022/04/05

又吉さんの上京してからの数々の思い出が、その数だけ東京の景色に溶け込んで、時にほっこり、時にしんみり、時にクスッとさせてくれる本。 故郷を離れて、都会で独り孤独を感じたら、この独特の百景にまた会いに行こう。こんな生活も悪くないやん、って思えたらまた進んで行こう。

Posted byブクログ

2022/03/05

すっご〜〜〜!!!!クスッと笑えて、じんわりきて、あったか〜な気持ちになった!!又吉の文章、コロコロ読ませるなー!! 春になったし沢山散歩しよ!東京!

Posted byブクログ