東京百景 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙は虚空を見つめているようなのんさん。醸す雰囲気はどこか又吉さんチック。尊い。 肝心の中身はというと、ただただ又吉さんが歩いて、視て、感じた東京の日々。というよりは、又吉の頭の中の風景と言った方が正しいかも。読者のことはお構い無しで独り善がりにも感じる又吉目線の文面、ともすればシュールネタのような描写には独特の感性が光る。又吉さんは優しい人間だ。でもそれを押し付けてはいけない。ただ一つ言えるのは著者近影の又吉さんが格好いいということ。にしても「線香花火」と聞くと『火花』を思い出すのは僕だけだろうか。
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クスッと笑える短編集。大好きな本。 好きなエピソードは、 •ブルース •死神に言われたく無い言葉 •魂を吸う遊び •嘘をつくと赤ちゃん言葉になるネタ •天狗の写真
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小説と思って買ったら東京の景色にちなんだ又吉の東京に来てからの生活を綴ってる 100編のエッセイだったけど、又吉の目線で見る東京の日常は笑えて、共感できて、不意に泣かせにくる。行き過ぎなような想像力とそれをまとめる文章力も凄い。そして一番最後の綾部のこと書いた文章が最高だった。
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東京であったことを短く書き連ねるエッセイでした。火花や劇場で見られたエピソードもあったので、自身の体験も含めて書かれていた小説だったのかなと思ったり。 私は、タクシーに乗って「急いでください」とお願いしたところ、タクシーの運転手が手慣れたように道をショートカットしたかのように見え...
東京であったことを短く書き連ねるエッセイでした。火花や劇場で見られたエピソードもあったので、自身の体験も含めて書かれていた小説だったのかなと思ったり。 私は、タクシーに乗って「急いでください」とお願いしたところ、タクシーの運転手が手慣れたように道をショートカットしたかのように見えて元の道に戻っただけ、というエピソードが一番面白かったです。笑った。
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予約数ランキング上位にあったので、読んでみた。東京の各所にまつわるエッセイで、遊びに行くとこもいくつかあり、イメージがしやすかった。 羽田空港のゲート通過シーンの空想がスゴく面白かった。 ネガティブよりの個性的な考え方だな、と感じた。
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最初は面白くないな、と思いつつまあ660円したし読むか、文庫本最近高いよね1000円超えとかあるけど正気?とか余計なこと思いつつ読んでたら結局、又吉さんはやはり凄かった。
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面白かった。 ピースの活動の裏で書いていた文章だったということが最後に知れてストンと全ての文章の辻褄が合った気がした。 大胆な展開と丁寧描写がとても読みやすかった。
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東京についてあまりよく知りませんが、(田舎かもんですみません) エモかったです。又吉先生をより好きになるきっかけとなった1冊です。
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何回でも戻ってきたい本。 東京での葛藤と自意識の捨て場所、居心地の悪さもよさも混在した混沌とした街、東京。 巻末のビルで傘を借りる綾部の話が好き
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とても面白かった。短めのエッセイ、とても面白い。流石に人を笑かして生活を立てている人間なだけのことはあるな、と思った。文体が馴染むのでスラスラと内容が入ってくる。一人の人間の思考を覗き見しているみたいで面白かった。そして、それだけで物語は成り立つのかもな、とも思った。一々、書いて...
とても面白かった。短めのエッセイ、とても面白い。流石に人を笑かして生活を立てている人間なだけのことはあるな、と思った。文体が馴染むのでスラスラと内容が入ってくる。一人の人間の思考を覗き見しているみたいで面白かった。そして、それだけで物語は成り立つのかもな、とも思った。一々、書いてあることがカッコよかったりもした。14,22,27,42,52,57,63,68,76,84,85,98。気に入ったエッセイのまとめ。エッセイ、良いな、と思いました。
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