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恋に至る病 の商品レビュー

3.8

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    49

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    1

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2024/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった、 景は数多くの人を操り自殺へと誘う。 彼女はきっとサイコパスなのだろう。 そんな人物を描くこの小説は犯罪小説なのか、私はこれは恋愛小説じゃないのかなとおもったり。 何があっても彼女のヒーローでありたい高校生、そして彼を利用しているかもしれないが自分の存在を彼によって確認する高校生、そんな2人の小学生から高校までの物語。やっていることは認められるものでは無いが、それを通して男女二人がお互いの存在で自分を認められる、最後の最後まで相手のことを考えそのために自分がいる。そんなにも相手のことを考えられるのは立派な恋なのだろう。 景ひ関わると誰もが彼女に恋をしてしまう、それは彼女が持って生まれた魅力によるものなのか、そのように誘導されているのか。恋をするから誘導されてしまうのか。 自分も冒頭から1/4も読めば彼女に恋をする病にかかったようである。危険だ… そんな魅力的なキャラクターを生み出した著者に脱帽するものである。 と思っていたら最後の数行で小学生の時のいじめのきっかけを作ったのは?!あの流れを作ったのは?!最初の最初から小学生のころからあんな景は作られていたのか?! いやいや、あれは景が両想いのおまじないをかけた消ゴムなのか… 再読必須の様です…

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2024/08/15

まあ正直期待外れではあったかなあ。 最後の衝撃はもっと大きいものだと思ったけど、個人的にはこれは普通に考えられることだよねと思ってしまった… でもストーリーはとても面白いと思うし、ラノベというものに馴染みがなくてもハマっていけた。

Posted byブクログ

2024/07/14
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〜に至る病、というのタイトルは何冊か読んでいたので気になって手に取った。読み手に判断を委ねて終わる形で、個人的には宮嶺の信じる何かがあったと思い本を閉じました。 ただ女性刑事の、巡査でありながらの立ち振る舞いが不自然と思うところがあった。

Posted byブクログ

2024/06/28
  • ネタバレ

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サイコパスの脳にはある一定の傾向があるらしい。それがこの作品の中でもでているように共感性の低さ、攻撃性、良心の呵責を感じないなどがある。主人公の寄河景は他人のこころを掴むのが異常に長けているのに、共感性が低いのか。頭で理解することと本当の共感はちがう。そういうことだろうか。 これを読んでいる期間にたまたまカンボジアを旅行しにきており、カンボジアの内戦時代の虐殺の歴史を学んだ。一つの思想にとらわれていただけなのか、もしくはその物語をうまくつくったサイコパスだったのか。綺麗なのに、読み終わったいま疲弊するものがたりだった。

Posted byブクログ

2024/06/19
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あとがきより 彼女はどっちの人間だったのだろうか 少なくとも初めは純粋な好意からだったと思いたい 消しゴムがそれを示しているように思える こんなにも後半ひっくり返るとは思わなかったから、驚いた。あくまでも 理性的に考えてると思った 寄河景という化け物にわたしも実際にあって虜になりたいと思う。 彼女の魅力に触れたい!触れてみたい! と思った かなり面白かった\(^^)/ 人間の心理は分からない〜だから面白くもあるんだろうけど。景の行動心理なんてきっと理由は最終的にないのだろうけど、 学びたい。景が基盤とした本など と思った✧︎*。

Posted byブクログ

2024/06/20
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すごい内容量。 物語が展開されていくスピードがゆっくりめで、途中読むのがきつくなったけど話自体は面白かった。最後の最後に裏では色々あったことが明かされる、クライマックスを楽しむための本という印象。 私は、景に恋心はなかったのじゃないかと思う。 この本の初めから最後まで、景の手のひらの上。 ーーー 今だからこそ、逃げれば良かったのだと思う。誰かに助けを求めて、今の状況を変えなければいけなかったのだと思う。でも、それは今だから、そう思えるだけの話だ。 心が焼き尽くされて何も残っていなかった残り滓の僕に、そんな思考力があるはずもなかった。もう逃げ出す段階じゃなかったのだ。

Posted byブクログ

2024/06/02
  • ネタバレ

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斜線堂さんファンでメディアワークス2冊は出版社の対象年齢じゃないよなーと思いながら買ってみましたが、やはりティーン向けの軽めの内容でした。 いじめの発端となった(ヒロインが人を殺すきっかけになった)消しゴムを盗ったのがヒロインだったと暗示させる最後の1行は確かに物語に深みが出ていたけれど。

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2024/05/25

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶 ブルーモルフォ』。その首謀者は誰からも好かれる女子高生、寄河景だった。善良だったはずの彼女がいかにして化け物へと姿を変えたのか·····幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた最初の殺人を回想し始める。 『...

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶 ブルーモルフォ』。その首謀者は誰からも好かれる女子高生、寄河景だった。善良だったはずの彼女がいかにして化け物へと姿を変えたのか·····幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた最初の殺人を回想し始める。 『·····僕は正義の味方じゃない。景の、ヒーローだから』 景のポケットに入っていたのは滲んだインク汚れが付着した消しゴム。『それが自分の名前であることを知っている。』 最初から景は他人を支配する快感に取り憑かれていたのか、あるいは宮嶺を襲った悲劇か彼女を根本から変えてしまったのか。宮峰のことは自分のスケープゴートとしか看做していなかったのか、それとも宮嶺の信じる『特別』があったのか。 凧の嘘、いったいどこから景の計画なのか。でも『失望した?』『私のこと、きらいになった?』と聞くあたり、景は特別に宮嶺を支配したかったんだと思う。『やっぱりか』というのは、刺されることについてなのか、?そうだとしたら消しゴムを入れていたのは最後まで宮嶺を自分に縛りつけようとしていたのだろうか。

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2024/05/24

なんとなく読み始めたんだけど面白い! 最後入見刑事が推察して話した所ら辺からぞくぞくし始めて楽しめた!

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2024/05/22

ラストの最後の4行見た瞬間ビビっときました。最初は、ん?と思ったけど何回も読んだらあ〜と思いました。

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