なんのために学ぶのか の商品レビュー
学ぶことで得た知識は誰にも奪われることのない財産であると言うフレーズは、学ぶことが当たり前になっている自分たちにとって思いつかないことだと思った。 教養は自分の人生に深みを与えてくれる素晴らしいものだと感じたのと同時に、自分の興味に従ってこれからも様々な種類の知識を得ていきたいと...
学ぶことで得た知識は誰にも奪われることのない財産であると言うフレーズは、学ぶことが当たり前になっている自分たちにとって思いつかないことだと思った。 教養は自分の人生に深みを与えてくれる素晴らしいものだと感じたのと同時に、自分の興味に従ってこれからも様々な種類の知識を得ていきたいと思った。
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学ぶ意味について、どの世代にでもわかりやすい言葉で書いてあります。 タイトル的にもっと哲学的な内容かと思いながら読みましたが、いつも通りの池上さんでした。 教養がいかに武器になるか、学ぶ機会のない発展途上国の現状など、現地を見てきた生の体験談が裏付けていくのが気持ちいい。 や...
学ぶ意味について、どの世代にでもわかりやすい言葉で書いてあります。 タイトル的にもっと哲学的な内容かと思いながら読みましたが、いつも通りの池上さんでした。 教養がいかに武器になるか、学ぶ機会のない発展途上国の現状など、現地を見てきた生の体験談が裏付けていくのが気持ちいい。 やっぱり豊富な実体験と教養をお持ちなだけあり、話のネタが尽きないところは流石です。 これが学ぶ意味ということか。 本書では、学ぶといっても、さまざまな学びを提示しています。 一つは学校で学ぶこと。 高校と大学の違いにも触れつつ、主体的に学ぶこと、疑問を持つことの大切さを述べています。 池上さん自身は大学では学生運動が流行っていたこともあり、独学をしていたようです。 そのときに、読書をしまくっていたとか。 めちゃくちゃうらやましい。 本の紹介もされていますが、池上さん世代は岩波文庫が地の指標だったらしく、岩波文庫の名著を紹介しています。 一発めに、ショウペンハウエルを引き、「読書をしすぎるとバカになる」という話を持ってくるのがうまい。 要約すると、読書を人に考えてもらう行為なので、読めば消化せなあかん、ということらしい。 池上さんは、人に話すことを薦めていたが、国語の先生的には読書感想文の意味することってこれだなぁと思いながら読んだ箇所。 読書もただ面白かった、よかったで済ませればただの暇潰しになってしまうけれど、自分の中で意味付けたり、印象に残っているところを何故か言葉にすることで、自分のものにできるということ。 インプットした分、アウトプットしなくちゃ、学ぶことにはならない。 また、本書では、こちらが赤面しちゃうような池上彰の失敗談が紹介されている。これもよかった。 なぜなら人に言いたくないほど失敗を重ね、使えないとおそらく陰口を言われているであろう自分にとっては、池上さんでもこんな失敗をしていたのかと励みになったから。 恥ずかしい思いでも蓋をせず学びに変えようとする姿勢は見習いたい。 全編通じて、学ぶことの面白さを伝えてくれる。 それなりに学んでいるつもりでも、この名言は知らなかった、こんな話があるだと気付かされる本でもある。 学びの原点に立ち戻れる本でもある。
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高校生か大学生の時に読みたかった! けど、今読んで本当に良かった。 「なんのために学ぶのか」のヒントが必ず見つかる。
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大学生への講演をまとめた本です。 学ぶことの楽しさ、大切さを若者に説明 するのと同時に、人生の先達としてのア ドバイスをたくさん含んだ人生論が語ら れています。 学ぶことは人生を豊かにする。その意味 は、絶対に他人には盗られることのない 財産であり、一生の宝です。 若者だけ...
大学生への講演をまとめた本です。 学ぶことの楽しさ、大切さを若者に説明 するのと同時に、人生の先達としてのア ドバイスをたくさん含んだ人生論が語ら れています。 学ぶことは人生を豊かにする。その意味 は、絶対に他人には盗られることのない 財産であり、一生の宝です。 若者だけでなく、「学び」に目覚めた全 ての世代に贈られるべき一冊です。 ここではココシャネルの言葉が引用され ています。 「私のような大学も出ていない年をとっ た無知な女でも、まだ道端に咲いている 花の名前を1日に一つくらいは覚えるこ とができる。一つの名前を知れば、世界 の謎が一つ解けたことになる。その分だ け人生と世界は単純になっていく。だか らこそ人生は楽しく、生きることは素晴 らしい」 いつまでも学ぶ姿勢を貫くことは素晴ら しいです。
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どうして勉強をするのか。それは、楽しいから、興味があるから。だと思う。将来のため、スキルのためでもあるがそれは学びの本質ではない。 本に書いてあることをただ鵜呑みにするのではなく、自分ではどう解釈するかを考える。そうすることで、物事を広い視野で捉え、深く学ぶことができる。 時...
どうして勉強をするのか。それは、楽しいから、興味があるから。だと思う。将来のため、スキルのためでもあるがそれは学びの本質ではない。 本に書いてあることをただ鵜呑みにするのではなく、自分ではどう解釈するかを考える。そうすることで、物事を広い視野で捉え、深く学ぶことができる。 時々、今なんのために勉強してるんだろう。と自信がなくなる時がある。そんな時に読み返して、学ぶ意味を再確認するための原点にしたい。 ※池上彰の本はわかりやすくて好きだったが、なぜそんなにわかりやすいのかがこの本を読んでわかった。
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池上さんの優しい語り口調がそのまま文体になった印象です。学ぶこと、学びたいと思うことの素晴らしさを教えてくれます。因数分解のくだりは、なるほどと圧感でした。
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若い人には、是非読んでもらいたい。出口治明さんの一冊の紹介は、見事。戦後すぐの教科書の民主主義という本も読んでみたい。
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学ぶ意欲を掻き立ててくれる本。もともと学んだり本を読むことは嫌いではないけど、受け身なだけで、自分で考えることはあまりなかったと反省。できれば高校生の頃に読みたかったが、今読めて良かった。 第4章の本は、一冊も読んだことがないので読んでみようと思った。
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母親から贈られたので読んでみました。 もともと池上さんの説明はとてもわかりやすくていいなぁと思っていたのですが、それはこどもニュースを経てのことなのだと初めて知りました。 学ぶことに対して苦手意識はそんなになかったのですが、教養のあるなしで英語の会話ができるできないの話はびっくり...
母親から贈られたので読んでみました。 もともと池上さんの説明はとてもわかりやすくていいなぁと思っていたのですが、それはこどもニュースを経てのことなのだと初めて知りました。 学ぶことに対して苦手意識はそんなになかったのですが、教養のあるなしで英語の会話ができるできないの話はびっくりしました。 これからももっと知識を広げたいです。 誰にも盗まれない財産!
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なんのために学ぶのか? →自分や他人の人生を豊かにするため。 14歳で中学校に通えなくなったアフリカの少年が図書館で独学を開始し、自力で風力発電装置を作ることに成功し、さらにはアメリカのダートマス大学への留学を果たした話や、読み書きができないために泥水で作った粉ミルクを赤ちゃん...
なんのために学ぶのか? →自分や他人の人生を豊かにするため。 14歳で中学校に通えなくなったアフリカの少年が図書館で独学を開始し、自力で風力発電装置を作ることに成功し、さらにはアメリカのダートマス大学への留学を果たした話や、読み書きができないために泥水で作った粉ミルクを赤ちゃんに飲ませてしまう女性の話が特に印象に残った。 日本という恵まれた国にいると、多くの人が学ぶことの大切さを見失いがちになる。 そんな時こそ、満足に勉強ができない国や地域でどんなことが起きているのか、そのことに思いを巡らせてみることも必要だという。 そして、人生を豊かにするには教養が必要。 教養とは、「人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを増やすためのツール」 教養を身につけるにはある程度の知識が必要で、その知識を教養レベルに高めるには「自分の頭で考える」ことが大切。 "自分の頭で考える" これはいつも感情で物事を判断してしまう私にとって最も苦手なことなので、日頃から考える癖をつけていきたい。
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