パラ・スター〈Side 百花〉 の商品レビュー
先日、清水の舞台から飛び降りてしまったので、暫くはブックオフの100円で食い繋ぎたいところだ。。。 ブックオフを物色していたところ、ひま師匠が登録していた本を見つけた。その時まだ感想を書かれていなかったのだが、ひま師匠が読まれる本を読むというこころに価値がありますからね♪ ...
先日、清水の舞台から飛び降りてしまったので、暫くはブックオフの100円で食い繋ぎたいところだ。。。 ブックオフを物色していたところ、ひま師匠が登録していた本を見つけた。その時まだ感想を書かれていなかったのだが、ひま師匠が読まれる本を読むというこころに価値がありますからね♪ 阿部さんなら私でも読めるんじゃね??と思ったので即購入♪ 100円。ありがたい。゚(゚´ω`゚)゚。 前半はちょっと退屈だった。 事故で不自由になった運動神経の良い友達に、車椅子テニスをすすめ、自身は車椅子を作る会社に就職する。 うーん、イマイチ盛り上がってこないなぁ、、、と思っていたが、後半は盛り上がってきた! 良かったのは、主人公が落ち込んだ時、友達がかけてくれたこの言葉、 『牛丼屋でつゆだく大盛り、温玉と味噌汁、キムチもつけて。 ジムに行って運動。 なるべく身体を、大きく使うのがいい。 ちゃんと始める前と後わったあとのストレッチも忘れない。 運動中は水分ちゃんと取って、アパート帰ってきたら、温めた牛乳をカップ一杯飲む それからお風呂に入る。シャワーだけじゃなく、ちゃんとお湯をためてゆっくり浸かる。 あとは子犬の動画でま見てリラックスして、眠くなってきたら寝る』 あー、これちょっと元気になれそうな呪文だなぁって感じた。 女の子は、生理前とか非常に落ち込む時期がある(-。-; どうしようもなく凹み、イライラし、戻ってこれないことも。理性ではうまく制御出来ない時期がある。 そんな時、この呪文いいなぁって思った。 美味しいもの食べて、運動して、お湯に浸かってよく眠る! これが最強だっ!o(^▽^)o 終盤はスピードアップして一気読み! すぐ忘れちゃうかも知れないが、後味最高、いい気分になった(*^▽^*)
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はい、遅ればせながら阿部暁子さん『パラスター』です 変人しか出てこない 夢を追い、夢に自分の全部をかけられるってちょっとやっぱり変人だとわいは思う だって普通はそんなん出来ないもの ただ目標に向かって一直線!というわけでもない そりゃそうだ そんなわけがない 山あり谷あり...
はい、遅ればせながら阿部暁子さん『パラスター』です 変人しか出てこない 夢を追い、夢に自分の全部をかけられるってちょっとやっぱり変人だとわいは思う だって普通はそんなん出来ないもの ただ目標に向かって一直線!というわけでもない そりゃそうだ そんなわけがない 山あり谷ありクロード・チアリだ 百花と宝良の友情がクロード・チアリを乗り越える力にちゃんとなっていて、百花の周りには道標となってくれる変人たちがちゃんといて そんな素敵な物語でした
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宝良側から読んだので、特にみちるについて答え合わせ的な感じになってしまった。 車椅子メーカーにかなりしっかり取材していると思われ、技術的なことやスポーツ用車椅子の現状などがよく分かる。車椅子を使ったスポーツに興味のある人は読んで損はない。 百花の性格は色々な意味で素直なので、作者...
宝良側から読んだので、特にみちるについて答え合わせ的な感じになってしまった。 車椅子メーカーにかなりしっかり取材していると思われ、技術的なことやスポーツ用車椅子の現状などがよく分かる。車椅子を使ったスポーツに興味のある人は読んで損はない。 百花の性格は色々な意味で素直なので、作者に動かしやすいんだろうな、と宝良編も含めて思った。こういう人が近くにいると、周囲にいい影響出るよなあ
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パリ2024が近づいてきました。オリンピック(7/26〜8/11)、パラリンピック(8/28〜9/8)ともに、日本選手団の活躍を期待したいですね。 さて本作、阿部暁子さんの文庫書き下ろし『パラ・スター』は、<Side百花><Side宝良>の2部構成(2020発刊)で、車いす...
パリ2024が近づいてきました。オリンピック(7/26〜8/11)、パラリンピック(8/28〜9/8)ともに、日本選手団の活躍を期待したいですね。 さて本作、阿部暁子さんの文庫書き下ろし『パラ・スター』は、<Side百花><Side宝良>の2部構成(2020発刊)で、車いすメーカー新米の百花と、親友で車いすテニス選手の宝良の物語です。 <Side百花>の本作は、選手を支えるエンジニア視点で描かれます。メーカーの確固たる理念、技術者の情熱を中心に据え、競技用車いすの知識・理解が深まる内容でもあり、新鮮でした。 百花を魅了する、アスリートの願いとエンジニアの技術が結晶した強靭で美しいマシンの描写、また、百花と宝良の出会い、宝良の事故、絶望や葛藤を乗り越えて2人の新たな夢をもつまでの揺れる心情や覚悟などが、繊細でリアルに描かれます。 宝良が着実にプレイヤーとして飛躍していくうれしさの反面、百花は自分の仕事のステップアップに焦りを感じるのでした。もっとも、モノづくり職人が簡単に一人前になるはずもなく‥。けど、百花の想いは十分過ぎるほど伝わります。ある意味、ちょいポンコツな面と熱い想いのギャップが魅力? 初めて担当したクライアント(バスケ少女)の対応を通じて、百花の芯が定まっていきます。愛想のない宝良だけど、2人の信頼関係バッチリで、百花は友人にも仕事にも恵まれているんだなと感じます。爽やかな読後感でした。 <Side宝良>に続きます。
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親友であり、車いすテニスプレーヤーの宝良のため、最高の車いすを作ろうと決意して、百花は車椅子メーカーに就職した。 いじめられていた自分を助けてくれた宝良は、百花にとり、目標であり憧れであった。 交通事故で車椅子となった宝良が、車椅子テニスで生きる希望を見出したとき、百花は迷わず、...
親友であり、車いすテニスプレーヤーの宝良のため、最高の車いすを作ろうと決意して、百花は車椅子メーカーに就職した。 いじめられていた自分を助けてくれた宝良は、百花にとり、目標であり憧れであった。 交通事故で車椅子となった宝良が、車椅子テニスで生きる希望を見出したとき、百花は迷わず、最高の車椅子を作ると決めたのだ。 事故で障害が生じて、生きる希望を失った人が再生していくというのは、読んでいるこちらが、勇気をもらいますね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
先にSide宝咲を読み「なぜ百花はここまで宝咲を支えてくれるのだろう」と疑問に思っていました。長い友人とはいえ、宝咲の百花への態度はキツすぎないか、、、と。 Side 百花はそうした私のモヤモヤの答え合わせをしてくれるかのように、二人の出会いや宝咲が車椅子テニスを始めたきっかけが描かれていました。 「なんでだよ」と悔しさを感じる境遇がザクザク刺さりながらも、それでもともう一度命を吹き返す宝咲の姿とそれを見守る暖かい想いにもらい泣きしました。 私も入社してもうすぐ一年の新米ですが、「なぜここにいるのか」という初心と誰かを思いやりたい素直な心を大切にしようと思います。
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第71回アワヒニビブリオバトル、第六回ビブリオバトル全国大会inいこま予選会で発表された本です。 2020.12.26
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全力で頑張ってる感じ、とてもイイ!泣き虫でぐずな主人公が全力体当たりでチャレンジしている姿が、とてもいいです。スポーツが得意なのに、いろんな理由で身体の自由を奪われて、それでも顔を上げようとする登場人物たちの姿、そしてその周りで戸惑いながらも応援する人たちの姿、こちらもまたとても...
全力で頑張ってる感じ、とてもイイ!泣き虫でぐずな主人公が全力体当たりでチャレンジしている姿が、とてもいいです。スポーツが得意なのに、いろんな理由で身体の自由を奪われて、それでも顔を上げようとする登場人物たちの姿、そしてその周りで戸惑いながらも応援する人たちの姿、こちらもまたとてもイイ。
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先日読んだ「金環日食」が素晴らしかったので。手にとった3年前の作品。 車椅子メーカーに勤める百花と言う女性の、友情と仕事に向き合う成長の物語。設定や百花の描き方はありふれた感がある。真面目一直線でもドジで泣き虫で、と言う設定。がスポーツ車椅子と言う未知の分野を垣間見せてくださった...
先日読んだ「金環日食」が素晴らしかったので。手にとった3年前の作品。 車椅子メーカーに勤める百花と言う女性の、友情と仕事に向き合う成長の物語。設定や百花の描き方はありふれた感がある。真面目一直線でもドジで泣き虫で、と言う設定。がスポーツ車椅子と言う未知の分野を垣間見せてくださったのは有難い。折しも国枝氏が車椅子テニスで感動を下さったばかり。読んで良かったと思えた。
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これで泣ける? 病院で初対面の母親、なのに、その後家に行ってリフォームに気づくところに違和感。働いているから家で会ってないかもではあるが。
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