今夜、世界からこの恋が消えても の商品レビュー
改めて時間、命、人の大切さを感じた。今まで当たり前に思ってきたものが突然そうではなくなることがあるとも気付かされた。これからの時間をできる限り悔いのないように大切に過ごそうと思わせてくれた。 色々人生について考えさせられる小説。 感動して涙が止まらなかった。小説でこんなにも泣いた...
改めて時間、命、人の大切さを感じた。今まで当たり前に思ってきたものが突然そうではなくなることがあるとも気付かされた。これからの時間をできる限り悔いのないように大切に過ごそうと思わせてくれた。 色々人生について考えさせられる小説。 感動して涙が止まらなかった。小説でこんなにも泣いたのは初めて。
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クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。 そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ 彼女が前向性健忘症であることを知る。日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積...
クラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。 そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ 彼女が前向性健忘症であることを知る。日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。 ------------------- 最初は、ありがちな恋愛小説だと思って読んでいたけど。途中の展開が、衝撃でした。透という、優しく強い彼がこういう結末になるとは最初は思い描けなかった。 映画化にもなったようですが、なるほど。映画にうってつけの話なのかなと思いました。泣ける小説でした。
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映画を見終わった後に買ったので、復習のような感じで読みました。 寝たら記憶がなくなってしまう主人公。それでも恋人や親友との思い出を忘れたくない。そんな気持ちから書き始めている毎日日記。 押しつぶされそうになっても毎日毎日自分に向き合ってる主人公に感銘を受けました。 それに対する親...
映画を見終わった後に買ったので、復習のような感じで読みました。 寝たら記憶がなくなってしまう主人公。それでも恋人や親友との思い出を忘れたくない。そんな気持ちから書き始めている毎日日記。 押しつぶされそうになっても毎日毎日自分に向き合ってる主人公に感銘を受けました。 それに対する親友も優しく、私もこういう親友がいたらな、、と密かに感じました。
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2年前の夏、映画を見たあとすぐに買った小説をやっと読み終えた。映画の内容はもう記憶が薄いから、こういう展開だったなぁと思い出した。それにしても、神谷透くんのような男性が真織の恋人で良かったと思う。神谷透以外の男性だと意味がなかった。記憶障害を知っても一緒に居続けることができるって、やっぱり真織のことが好きだからという気持ち以外にないよね。好きは、感覚に根ざした言葉。意思で支えたり理論付けたりするものじゃない。って文章にあるように、何か理由があって好きっていうのはないんだよね。日野を楽しませてあげたいという透自身の毎日が幸せで溢れるのも素敵だし、真織ももちろん幸せに毎日を過ごせるようになっていってとてもいい関係性の二人だと思った。最後は二人が一緒にいれなくなってしまったけど、それでもこの幸せな思い出はずっと残り続けるだろうし、その思い出・記憶を糧に人生を1つでも2つでもプラスに生きることができると思う。そうであってほしい。
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今生きてるこの時間を大事にしなきゃ、今日この1日を最高の時間にしなきゃと思わせてくれた本。 また大切にしてた人は一瞬でいなくなるから、 会える時間を大切に、幸せを届けたいと思った。 初めて小説を買ったけど、すらすら読めて とても素敵なお話だった。 何度でも読みたい。
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映画が公開されたときに観ていたので、大まかな話の流れなどは、わかっていた上で読んだのですが、恋愛面だけではなく、人が人を大切に思うことの意味を再確認できた、読了後に胸がいっぱいになる素敵な作品でした。
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友達から貰った本で自分では買わないようなジャンルの小説なので読む前は抵抗があった。 しかし、病という誰にもぶつけることができない悔しさとそれを乗り越えようとする登場人物たち、その先に待つ残酷な運命に初めて本を読んで泣いてしまった。
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正直、美しい装丁に釣られて買いました。 友人をいじめから救うため美少女日野真織に告白することになった神谷透。 しかし、真織にはOKされてしまう。戸惑いながら、付き合うことになった2人。しかし、真織には秘密があった。真織は前向性健忘という病気であり、眠ると一日あったことを忘れてしまう。 しかし、真織を本気で好きになった透は、献身的に彼女に尽くすようになる。 真織の友人綿谷泉の協力のもと、彼女に絵を描かせていく…。絵を描く、運転するといった手続き記憶を人を忘れないのだ。必死に何か積み上げるもの無くそうと努力する透。 そんな最中、彼は心臓発作により亡くなってしまう。 透からの遺言により、泉は真織から透と過ごした痕跡を無くそうとする。彼との日記や思い出の品を隠してしまうのだ。真織がこれ以上悲しまないで済むように。 しかし、ある日真織は透を描いたクロッキー帳を自分の部屋からみつけてしまう。 少しづつ記憶を取り戻していく真織。 彼の記憶はちゃんの身体の中にある。思い出すことで、一緒に生き続けることができる。 いつかまたちゃんと自分の幸せに手を伸ばすから、それまではもう少しだけ…。 難病や事故で恋人がなくなってしまうという言ってみればよくある話ですが、とでも丁寧に文書が綴られていること、筆者の真摯な人柄も垣間見えることから、感動的な話になっています。 映画版も見たくなりました。
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なんとなく、目を通していたカドカワの「2024夏休みフェア」小冊子をバラバラめくってたら、「号泣できる本」のところで紹介されてた本。 うーん、ちょっとミステリ要素から離れて、ここは思い切り泣いてみたい!と思い読んでみた。 「博士の愛した数式」(小川洋子著)では、80分しか記憶を保持できない博士が主人公だったが、本作の主人公の日野真織は、一晩寝ると前日の記憶が全て消失する病にかかっていた。そこに登場する彼氏•神谷徹との恋の物語。 二人が知り合って、過ごす毎日は読んでいてなかなか切なくもあり、ウルっとくる場面もあり、いったいどういう結末に向かうのだろうと期待した。 だけど、結局は意外にも男の方が心臓疾患で急死してしまうというオチ。あとのストーリーはなんだか付け足しのようであまり感情移入はできなかった。 結末で彼氏を死なせるのではなく、もっと別の障壁などでふたりは離れ離れになるが、最後に再開して感動のハッピーエンドになる、という結末を期待していたのだが…。泣けずに残念。
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心と記憶は同じようで違う。 心に刻まれていくことって体の感覚的なところに何か残る、と信じたくなった。 忘れるってどんな感じなんだろうか。 そんな中でも人を愛せるってなんだろうか。 やっぱり細胞が覚えているんじゃないかと思いたい。 言葉、仕草、表情、触れた時... 自分の体が感じてそれが刻み込まれていて欲しい、忘れたくないと思った。 高校生の爽やかで可愛らしい恋愛。 たった一つの事柄足すだけでこんなに切なくてツラい現実に変わるのか。 「お、これは私の好きな50 first datesじゃないか」 頭の中でこの2作を比べながら話を読み進めちゃった。 やっぱり絵がキーなのか...! ルーシーもそうだった この絵の男性は誰..?と。
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