私をくいとめて の商品レビュー
以前に読んだもので、詳しく覚えていないけれど、なにはともあれ整体?に行くシーンが細かく描写されてて、気に入ってそこだけ何度も読んだ覚えがある。
Posted by
たまたまブックカフェにあったので読んでみた。 私には理解しがたい内面との自分との会話、メンタルヘルスのためにすっごいアリ!って思った笑
Posted by
友達でいることに居心地がよく、それ以上発展させようとしない主人公みつ子。周りから見ればどう考えても好きに思えるのに、本人からしたらそこまで好きではないと思い込んで、さらに踏み込もうとしない恋愛。 じれったく思いながらも、みつこの気持ちについつい感情移入してしまう自分もいた。 傷つ...
友達でいることに居心地がよく、それ以上発展させようとしない主人公みつ子。周りから見ればどう考えても好きに思えるのに、本人からしたらそこまで好きではないと思い込んで、さらに踏み込もうとしない恋愛。 じれったく思いながらも、みつこの気持ちについつい感情移入してしまう自分もいた。 傷つくのが怖くて本音が言えない最近の人たちを描いているようだと解説を読んで理解できた。
Posted by
映画の予告を見て気になったので文庫を手に取りました。 1人行動が好きなのでみつ子に共感。会社の同僚も個性的で面白かった。 綿矢りささんの小説は久しぶりに読んだ。解説が金原ひとみさんで嬉しかった!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
脳内会話をしてしまう。わかる。 でも、ここまで自分と切り分けた人物としての会話はないかな。 共感できる部分もあるけれど、私とは違うなと思う。 みつ子のこと、嫌いではないけれど特に好きにもなれない。 Aとの別れは良かったのか? まぁ、自然な流れでそうなるよね、としか。 心に響くわけでも、魅力的なキャラクターがいるわけでもないけど、惹かれる。やっぱり綿矢りさ好きだな、と思う。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
めちゃくちゃ好き〜自尊心×自意識過剰×孤独→生み出されたAという存在。この人自尊心が損なわれる恐れがある行動は別人格でしかできないのよね。自分が起こした行動や思考なのに、「Aはすごいね、わたしにはできない」みたいなこと言ってるの不気味でしかないけど、彼女はそうしないと自分を保っていられないんだ。。恥ずかしい行動もちゃんと傷つくことも全てAに任せて、自分は高みの見物してるつもりになっているのがこわ面白かった。でもAも自分とちゃんと自認している上でのことなので、それもなんだか可愛い。 歯医者とどうにかなれるかも、と考えるところとか、短いスカートでアピールする痛い女を描くところが綿谷さん意地悪ですき。 ラストの海のシーンがとても印象深かった。他者と深く関わるのはおひとり様でいるよりことよりよっぽど怖かっただろうな。みんな心に自分の世界があって、一人の時間が長いほどそこにいる時間が長いんだよね。彼氏ができて、自分と対話するだけの世界から泳いでいくっていう可能性と恐ろしさを併せ持った海なんだろうなー。 映画も観たけど、原作へのリスペクトを感じつつ、皐月とみつこさんの関係性が深掘りされてて良かった。
Posted by
久々に本を読んだ・・・ 本当に、最近全然本を読んでいなかったので、感性がおかしくなっていたかもしれないけどそれでも 「いい本だったな」 と思えた。 少し前だったら、みつ子のこともノゾミさんのことも理解できなかったかもしれないけど、今の私にはものすごく理解できたし共感できた。 私も...
久々に本を読んだ・・・ 本当に、最近全然本を読んでいなかったので、感性がおかしくなっていたかもしれないけどそれでも 「いい本だったな」 と思えた。 少し前だったら、みつ子のこともノゾミさんのことも理解できなかったかもしれないけど、今の私にはものすごく理解できたし共感できた。 私もカーターみたいな人が好きかもなぁ。 やはり私は、綿矢りさと人生を歩みたい。 映画を先に観ていたので、情景がちゃんと映像で脳内再生できたのも良かった。
Posted by
こじらせ女子は、外と内をはっきり線引きしてるところがあるから、どうしても人に介入される状況を拒んでしまう。そんな人間の繊細な心理を描いた作品だと思った。現状のままでいていいはずがないことはわかってるんだけど、なかなか人間は変われない。何がきっかけで自分を出せるようになるのか人それ...
こじらせ女子は、外と内をはっきり線引きしてるところがあるから、どうしても人に介入される状況を拒んでしまう。そんな人間の繊細な心理を描いた作品だと思った。現状のままでいていいはずがないことはわかってるんだけど、なかなか人間は変われない。何がきっかけで自分を出せるようになるのか人それぞれだなぁと感じた。
Posted by
「人と一緒にいるのは楽しい。でも私にとっての自然体は、あくまで独りで行動している時で、なのに孤独に心はゆっくり蝕まれていって、その矛盾がなさけなくて、」 リアル。今の時代、みつ子力の高い人は、きっと溢れてる。登場人物全員が実在しているかのように感じた。 後味が良い。読了後、前向き...
「人と一緒にいるのは楽しい。でも私にとっての自然体は、あくまで独りで行動している時で、なのに孤独に心はゆっくり蝕まれていって、その矛盾がなさけなくて、」 リアル。今の時代、みつ子力の高い人は、きっと溢れてる。登場人物全員が実在しているかのように感じた。 後味が良い。読了後、前向きな気持ちになれた。映画も気になる。
Posted by
単行本の登録がなかったので文庫版で。 みつ子にきょうかんするところは多々あれど 自分が根本的に人を必要としていないことを ショックに思えないあたりに私の敗因があると分析。 映画は番宣くらいしかみなかったけどキャスト 多田君もA(声の出演だけだった?)も良すぎない?
Posted by